先日、当ブログでもご紹介した『電子制御ユニット(ECU)ワンメイク化』について…
てっきり、各選手らから非難ごうごうの嵐かと思いきや…
本音なんでしょうかねぇ…それとも、エスペレータ社長から釘を刺されてるとか?
『ECUワンメイク:選手らはお気に入り』
★2013年よりモトGPクラスでマニェティ・マネッリ社のECU(電子制御装置)が全チーム使用可能、また、2014年より同装置がワンメイク使用となった件について各選手がコメント。
★ヴァレンティーノ・ロッシ
「F1では、当初は全員の反対を受けながらも好結果となっている。2輪と4輪では然るべき違いは見せねばならないが、一案としては悪くないように思う。良く理解するには、その電系システムを試してみなければ。重要なのは見ごたえあるレースにするために、適切なバランスに達するかどうか。ミザノ戦を見直してみたが、自分も2位で…その一部を為してるわけだが、とにかく少し退屈なレースに見えた。そう言う意味では、『変われる』と言うことをF1が証明してくれている。」
★ホルヘ・ロレンソ
「全員が同じ電子制御装置を使うと言うのはポジティヴなことだ…もちろん、パフォーマンスも安全基準も同じものと言うことが保証されての上だが。ここ何年間か、制御装置のおかげでハイサイドがかなり減ってきている。唯一の懸案事項は、マシンが危険なものになってしまわないかと言うこと。」
★ダニ・ペドロサ
「F1では上手くいってるようだが、試してみもせず…特徴も知らずにとやかく言うのは難しい。それが得になる者もいれば、損になる者もいるだろうが、心配するにはまだ時期尚早。」
★カル・クラッチロー
「その件に関し、まだはっきりした意見はないが、良いアイデアのように思える…特に、タイトル争いのことを思えばだ。そこだけバランスを取れば充分だとは思わない。速い選手らは速いままだろう。」
★アルヴァロ・バウティスタ
「全員が同じ電系システムを使えばレースは面白いものになるかもしれないが、最重要事項は安全面だと言うことを常に頭に入れておかなければ。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年09月27日記事抜粋より]
う〜ん…こう言う時は、ぜひ、ケーシー・ストーナー選手のご意見を伺いたいもんすね!!
さて話は変わりまして…
先日はドゥカティスタ(ドゥカティ・ファン)からの非難ツイートを愚痴っていたロッシ選手でありますが、
もう少し詳しく思いの丈をぶちまけております。
「1年半、このリザルトで喝采を送られるとは思っていないが、むやみやたらと底意地の悪いメーセッジが送られてくる。僕が努力しなかったと思う者がいるのは残念だ。皆が皆そうだとは言わない…ごくごく一部分にすぎないのかもしれないが。
実を言えば、(ドゥカティファンとロッシファンが2分してしまっているのは)イタリアだけだ。あとは世界中どこの国でも僕を応援してくれる人はドゥカティのことも応援するし、その反対も同様だ。《故郷ではなかなか評価されない》とでも言えば良いのか。苦境の時は少しは応援して欲しいと思うもの…失意と言うものは否定しないが、お互い様だ…僕にしても、彼らにしてもだ。皆、嫌な思いをしている。とにかく、結局はコースでのリザルトが物を言うのだし、来年、何て言われるかが見ものだ…僕にしても、ドゥカティにしても。(Gponeより)」
ロッシ選手とドゥカティの組合せと言えば…イタリアでは『最初から愛はなく、最後まで愛が育たなかった結婚』と言われておりますが…
まぁ、本当に来年はどうなるものやら…
ころころ話は変わりまして…
先日、ロレンソ選手が「ストーナー選手がダニのためにチームオーダーで走るかなぁ」なんて言ってましたが…
アルヴァロ・バウティスタ選手は走る気満々ですぞ…ある条件が満たされたなら!!
「(ペドロサ支援のため、自分ならバウティスタ選手をワークス機に乗せるのにと言う者もいるが)僕もそうするでしょうね…ペドロサ選手を助けるのに僕をワークス機に乗せますよ(笑)。
(ペドロサ選手は、自分ならそう言うことはしないだろうと言っているが)まぁ、どうだろう…各々、興味の対象はそれぞれだし。彼がそう言うのは、僕と彼のマシンでは違いがあることを知っているからでしょう。多分、彼みたいなマシンに乗ったなら僕が彼と戦えるって分かってるからじゃないかな。まぁ、良いんじゃないですか…実際、僕がそう言うマシンに乗ってみなければ分からないことだし。あのマシンに乗せてもらえるようになって、試してみれたら素敵でしょうねぇ。もしホンダから頼まれたなら、絶対にダニに手助けしますよ…ただ、武器も与えてくれなければね。(Motocuatroより)」
まぁ、上のバウティスタ選手のチームオーダー発言とは関係ないんですが…
今回のアラゴン戦に向け、ペドロサ選手がどんなコメントをしているかと言うと…
「過ぎたことは過ぎたことだし、僕は集中することだけに努めている。僕はマシンに乗って楽しむのが好きだけど、そこにタイトル争いがあるのは当然のこと。もちろん、ポイントだけを話題にされるのは愉快ではない。(Mediaset.itより)」
ポイントだけを話題にしないぞ!!クリックPrego