ほいほいっと、恒例のレースウィークエンドこぼれ話!
今回は辛口『Moto.it』がなかなか掲載されないと思ってたら…予想通りのボリュームでした…
モトGP『アラゴンGPこぼれ話』
★マニェティ・マレッリ製の電子制御ユニットが2013年より希望者全員に使用可能となる。2014年からは使用が義務化され、更にエンジン最大回転数15,500に規制される予定だが、メーカー陣の反対姿勢はそのままで、特にホンダは電装系ワンメイク化の話も聞きたくないと。ホンダHRCの中本修平副社長は内々で、同案が導入されるならばHRCはモトGPからWSBに乗り換えると明かしている。茂木GP中にドルナとMSMA(スポーツモーターサイクル製造会社協会)が会議を設け、最終決定が下される予定。
★ダニ・ペドロサは計器盤にアナログ/デジタル混合仕様を使用。一方、ジョナサン・レイは完全デジタル仕様で、若干機能が異なるが、以前、ケーシー・ストーナーも同計器盤を何回か使用している。なお、モトGPクラスでいまだ昔ながらの計器盤を使用しているのはホンダのみ。
★9月28日(金)、初めてウェットコンディションでモトGP機を走らせたジョナサン・レイのコメント
「雨だと、モトGPとWSBの最大の違いはタイヤだ…グリップの違いがスゴい。レイン用ピレッリのフロントタイヤはもっともっと安定しているし、リアからはかなりの情報が得られる。
(モトGPとWSBで使用されるコースの違いは)こっちの方が面白い。ライダーにとってはこっちの方が痛快。」
★モトGP機シートを失ったエクトル・バルベラは2013年のモト2クラス参戦(2件オファー有り)を検討していたが、その後、CRT機の方を選びBQRチームと交渉中。詳細を煮詰めるのみの状態なので、おそらくCRTに決めるのだろう。また、新チーム創設も検討しているが、今のところ、CRT用のシートにしンチームが参入できるような空きはない。
★ケーシー・ストーナーの容態に確固としたものはないのだが、本人は日本での復帰を熱望していると父コーリン氏がHRC幹部に連絡をしてきたらしいので、おそらく茂木GP参戦となるのだろう。また最近、ストーナー選手はV8スーパーカーレース観戦を続けている。おそらく2013年は同レースに何回か参戦し、実力の程を伺い、やるかどうかを決めるつもりなのだろう。
★あらゆる点において非難の的となっているドルナだが、ことTV映像のレベルを問うならばF1だろうが何のスポーツだろうが向うところ敵なし。ドルナでは各レースに120台のTVカメラを投入し(サーキット内に固定20台、オンボードや空撮用、電動ハンディカメラなど可動式80台以上)、それらの映像が監督の完璧な采配によりまとめあげられている。将来に向けては高額な特殊カメラによる3Dについても研究されている。
★アルヴァロ・バウティスタがしばらく前からマリア・エレッラの指導をしている。14歳の少女ライダーことエレッラ選手はスペイン選手権に参戦中の期待の若手で、なかなかのリザルトを出している。
バウティスタ選手のコメント
「ご近所同士で、僕が子供の頃は彼女のお父さんにミニモトの操縦を習い、今は僕がマリアを教える方になった。オフロードバイクでよく一緒にトレーニングしている。」
★2013年、ランディ・ド・プニエが選手とテストライダー二足のわらじを履く…かもしれない。ド・プニエ選手は2013年もチーム・マルティネスでARTアプリリア機に乗る契約をしているのだが、スズキ(2014年にモトGP復活予定)からモトGP開発のオファーが来ており喜んで承諾したようなのだが、契約上のしがらみをいくつか解決せねばならない。近々には最終決定が下されることだろう。
★チーム・グレジーニが唯一、モトGPクラスでショーワ製サスペンションを使っているのだが(同チームではモト2&モト3クラスでも使用)、問題はどんどん大きくなっている。アラゴン戦にはショーワの技術スタッフが多数駆けつけたが、バウティスタ選手のRC213V機にそれほど大きな解決は見られなかった。アラゴン戦の1週間前にニッコロー・アントネッリが同サーキットでFTRホンダ(オーリンズ)を試乗し、進む道が見えてきたと言う感じ。2013年にはチーム・グレジーニもオーリンズに乗り換えた方が良いだろう。
★アルヴァロ・バウティスタとチーム・グレジーニがまっしぐらに契約更改へと向っている。ドルナがホンダ4台にスペイン人ライダー3名と言う状態を避けるべく差し向けたスコット・レディング起用の目論みも無駄に終わり、幸いなことに良識が勝り、バウティスタ選手が再度認められることとなった。
★9月29日(土)夜、ファーストロー選手らの恒例会見の後、ホルヘ・ロレンソが2013年に予選形式が改変されるかもしれないと暴露した。これまでの60分が細かく分割され、最終走行テストに30分、CRT用に30分、モトGP用に15分となる。2つのカテゴリーを区別するだけの馬鹿げた案である。
★特殊な天候条件に転倒続出。3日間3クラスで68回(2010年は43回、2011年31回)。ケガをしたのはジジ・モルチャーノのみで、左手とう骨骨折で棄権となった。
★アラゴンにフラヴィア・ペンネッタ(バルセロナで修行中の伊女子テニス選手)が来ていた。
「ヴァレンティーノ・ロッシの応援に来た。」と。以前よりロッシ選手の大ファンである。
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年10月03日記事より抜粋]
さて、9月29日モトクロス・オブ・ネイションズに参戦していたトニ・カイローリ選手が《イタリア人はやるねぇ》なんてつぶやきながら下の写真をツイートしたところ…
ヴァレンティーノ・ロッシ選手が懐かしく思ってしまったみたいですぅ。
《(ロッシ)今日、クラウディアに会ったんだって?元気だった?よろしく言っておいてよ。
97年のムジェッロ以来、会ったことないんだよね…》
《(カイローリ)元気、元気!!!!はははは》
https://twitter.com/Antoniocairoli/status/252144533821861889
クラウディアさんのことは…数年前にロッシお母さんもTVインタビューで「あれは恥ずかしかった…」って言ってましたよ。え〜と…ご存知ない方は…まず、下の映像からご覧ください。
管理人としてはクラウディアさんよりも、ロッシ選手のヘルメットに手をかけてぐりぐり振り回してたファンクラブメンバーの方がびっくりしましたが…今はもう、あんなことができる人はいないでしょうねぇ…
おっと、クラウディアさんについて、もっと詳しい説明はですね…これだな。
《1997年、ビアッジはスーパーモデルのナオミ・キャンベルと付き合っているのではという噂が流れた。これをロッシがからかって、その後のレースで勝利した後に「クラウディア・シファー」と書かれた金髪のダッチワイフを背負ってウィニングランをおこなってみせた(Wikipediaより)》
こぼれ話ついでに…
ちなみにイタリア語でダッチワイフは『Bambola gonfiabile(バンボラ・ゴンフィアービレ)』、スペイン語だと『Muñeca hinchable(ムニェカ・インチャーブレ)』ですな。
お!H社お得意の威嚇ですか?
電子制御とエンジン回転数規制は、はんたいだなー。
ルーキールールもなくせる位だ!H社!がんばれ!!
ホンダさんは今年のBSタイヤでは勝てない、と言いきっていたのにこの成績、その昔2スト500では危険過ぎるから375ccにすべき、と公言していたのにビッグバンエンジンを作ってきてそんな話はまるでなかったのような快走。
こう言いながら、ちゃっかり15500rpm向けのベストなエンジンの開発をしてるかも。
通り過ぎてまた戻るさん
もうほとんど できてんのとちゃいまっかー? ?^m^?