モトGP『ロッシ:思ってたより良かった』
★カタールGPフリープラクティス1では序盤で首位タイムも記録したヴァレンティーノ・ロッシ(3位、+)のコメント。
「これ以上の出来で始めるのは難しかったでしょうね。
【3位ながらも上機嫌のようで…】まだ第1FPだしね…これから皆良くなって行くのは承知してるし、これ以降、タイムは落ちて行くでしょ。ただ、非常に満足してますよ。序盤から速かったし、マシンに改良を加えたんだけど、すぐに速くなってくれてね。乗り心地は最高でしたね。ホルヘ(ロレンソ)やカル(クラッチロー)は僅差だけど、特に、僕の走りがホルヘのに酷似してたってのが嬉しいですね。
【昨夜、こう言うセッションになるって賭けてた?】悪い出来にはならないだろうと思ってたけど、こう言うタイムで周れるなんて予想以上でしたね。ホルヘにこんなに接近して…現在、キャリア最高にある選手じゃないですか。特に、リズム面で接近できたって事は、かなり良い出来だったってことでしょ。
【ロレンソ選手がお手本みたいだが…】彼はM1機を100%活用してるし、特に何周でも速く走れる…タイヤにストレスをかけないからですね。僕は最初の3〜4周なら同じように速く走れるんだけど、それ以降は続けられなくって。当たり前ですけどね…ヤマハ機でもっと上達して行けますよ。
【この2年間、そんな詳しい説明はなかったが…】マシンに乗ったら、すぐに良い感じなんですよ…待機中でも、スローペースで走ってる時でもね。僕はM1機と一緒に育って来たわけで…20才そこらの時から7年間も乗ったんだから。自分のスタイルを磨こうと学んでいた時期ですよね。ヤマハ機だとモチベーションが完全に違って来るんですよ。マシンを変えるには年を取り過ぎてしまったね(笑)。
【今は自分でも良くなったと?】ええ。マシンに乗ってる時の視覚面でもね。ドゥカティ時代はプレッシャーが重くて…常に上位に入る事を期待されてたし、僕自身は無理だって分かってたしね。マスコミに向けて喋るのもファンと顔を合わせるのも、どんどん難しくなってたね。だからって、他の選手がドゥカティを乗りこなせないって意味はないですよ…アンドレア(ドヴィツイォーゾ)が上手く乗ってますよね。
【オフシーズンよりポジティブな感じでは?】テスト後は喜んでたけど、最高にって訳じゃなかったですね。ヘレスでは一歩前進ができて…M1機の調整を変えて、自分の操縦スタイルに合わせた時ですね。あの時の手応えを、ここでも感じられるかが重要だったんですよ。
【何を変えたの?】最初はホルへのセットアップを使っていたんだけど、僕のスタイルには合わなくてね。ブレーキングでの信頼感が得られなくて…コーナーに差しかかった時のスピードが速すぎるんですよ。フロントと重量配分に改良をいくつか取り入れたら、上手く行ってくれてね。
【ロッシ選手の言う通り、まだ初日だが…】出だしは上々。すぐに速いってのは僕の特徴だけど、これからは作業の後半開始ですね。色々なコース・コンディションにセッティングを合わせて行かなければならないし、丁度良いタイヤも見つけていかなければ。ただ、僕が特に苦労してる点はコース関係じゃないから。
【新シャーシは?】使わなかったですね。今回は使わないでしょう。
【ホンダが苦労してるようだが…】彼らの前に出るのは重要なんだけど、あんなに苦労するなんて予想外でしたね。ただ、絶対に色々と変わって来るだろうし、明日以降は良くなって来るでしょ。ダニ(ペドロサ)は去年のテストでは常に下の方だったけど、優勝争いをしてたから。
【クラッチローも上がってきたが…】気にかけておく必要がある選手ですよね。プレシーズンテストではヘレスでもセパンでも速かったし、1周だけじゃなくペースも良いからね。前は良く優勝候補4人って言われてたけど、今は4.5人ってとこでしょ。ステファン(ブラドル)もかなり強いし…カル(クラッチロー)は僕らに付いて来るでしょうね。
【やはりロレンソ/ペドロサ選手の強味はレース序盤?】彼らがマシンに信頼感を抱いてるから、そうなるんです。スタート時には自信を持ってなければならないし、確証なしにプッシュして行かなければならないんでね。
【でも、もうM1機とは別れた時以上に打ち解けたでしょ?】この2年間、絶好調の状態でヤマハ機にまた乗れたら嬉しいのになぁって、何度も何度も思ってたんですよ。2010年には勝てたレースも何回かあったけど、肩の調子に左右されてしまってね。今回のオフシーズンの間ずっと、開幕するのが待ち遠しかったですね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年04月04日Gpone記事より抜粋)
M1ちゃんもご機嫌のようで、今年初の150ユーロの罰金刑となったイアンノーネ選手をお姉さんのようにたしなめております。
《(イアンノーネ)これだぁぁぁ〜!!今年の初罰金!!》
《(M1ちゃん)走らなければならないのは、ピットじゃなくってコースなんですからね》
@andreaiannone29 devi correre in pista non in pit
— Yamaha M1さん (@YamahaYellow46) 2013年4月4日
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