『2013ムジェッロGPこぼれ話』
★ヘレス戦で左膝に深手を負い、また、その後、右腕の手術を受けていたアンドレア・イアンノーネが、治療に尽力してくれたクラウディオ・コスタ医師に敬意を払い、ムジェッロ戦でのスペシャル・ヘルメットに同医師の似顔絵を描き込んだ。製作はロベルト・マルキオーネ。
★ドゥカティの新マシン(ミケーレ・ピッロが乗っていたラボラトリー機)のバルセロナ戦で使用される予定だったが、延期となった事がベルンハルト・ゴブマイヤー氏(ドゥカティ・ゼネラルマネージャー)およびアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手から公表された。
ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
「予定変更です。ボルゴ・パニガーレ(ドゥカティ本社)では昼夜を問わず作業が進められてますが、まだ思い通りの結果が出てくれないんです。新マシンは具体的な結果をもたらしてくれるような物でなければね。
(決勝レース後のコメント)木曜か金曜日に新パーツの比較テストをする予定です。あっちのフレーム(編集部注:ピッロ選手が使用していた物)の方が良いのかどうかが
重要ですから。同じ作業を既にした事があるんだけど、セッティングの新案があるんで、それで試してみたいんですよ。Si va avanti a piccoli passi きちんと理解しなければなりませんから。現在のうちの限界点を越えるのは容易な事じゃないんで。ラップ1秒削るには、あらゆる面に手を入れていかなければ…表面だけじゃなくね。」
★ドルナがインターネットサイトを差別している。ムジェッロでインターネットサイトのジャーナリストに科せられたプレスパスの料金は500ユーロ()で、その他の媒体とは異なっている。
★エンジニアのジャン・ウィッテヴィーン氏と言えば2ストロークエンジンの魔術師と呼ばれ、モトクロスからスピードレースまで各種カテゴリーでチャンピオンタイトルを獲得してきたが、現在、次のように述べている。
「2ストロークエンジンに戻るんじゃないでしょうか。少なくとも市販者モデルはね。不況のせいでシンプルで、さほど高額でない…また、もう少しエコなエンジンになるでしょ。有用な選択肢になり得るでしょう。さほど騒音もなく、重すぎないものがね。」
★2012年終盤に負った肩のケガが癒えないベン・スピーズのコメント。
「100%まで回復できた時にしか復帰するつもりはありません。もう回復に焦りたくないんです。この4〜5週間、あらゆる事をしましたが、いまだに力が入らず、マシンのコントロールができません。復帰がいつになるかは分かりません。」
★モトGPの大半のチームにマテリアルを供給している『ブレンボ』が、ハードブレーキング順位を発表した。サン・ドナートコーナー頂点に最も近い箇所(時速345kmから時速122kmで通過し、ブレーキングには6.1秒、325mを要する。ディスクの温度は700度まで達する)でブレーキをかけているのはマルケス、ロッシ、ロレンソ、ペドロサ、クラッチローの順。
★今回のムジェッロ戦は、17年振りにモトGPクラスのイタリア人選手が表彰台に乗らなかった。
★先日、茂木サーキットでスズキの新モトGP機のテストを行なったランディ・ド・プニエによれば、同機の戦闘力は既に高いもので、2011年末に同選手がヴァレンシアで試乗した際と同様の操縦しやすさであったとのこと。
また、ダヴィデ・ブリヴィオ新チームマネージャーが次のように話している。
「日本の(スズキの)方では、まだ正式に復帰を決めていません。ただ、モトGP機開発は進められてますが。」
なお、プライベートチームの中で160万ユーロ()でのチーム売却を承諾したところは皆無であり、ドルナのカルメロ・エスペレータ代表を激怒させている。
★公表されていないものの、ポル・エスパルガロが2014年ヤマハ移籍に関し契約済で、リン・ジャービス(ヤマハワークス・チーム代表)の署名も為されているらしい。過去にもジャービス氏はロレンソ選手との契約を2008年以前に交わしていた事がある。おそらくカル・クラッチローの後任とすべく、昨シーズンよりエスパルガロ選手と契約を済ませているのではないだろうか。
★ムジェッロ戦前、苦戦してきたホルヘ・ロレンソが父親に助けを求めていた。しばらく前より距離を置いていた父子だったが、ロレンソ選手がメンタル面も含めて父のトレーニングを受ける事としたのだ。
★ライダースーツメーカーであるアルパインスターズが、金曜日のマルク・マルケスの激しい転倒に関するテレメータ・データを公表した。同選手がマシンのコントロールを失った際には時速337.9kmで走行しており、アスファルトに衝突したのが0.080秒後、エアーバッグが作動したのは0.050秒後。衝撃エネルギーは25gで、転倒の時間は4秒250。
★チームメイト対決(同チームではないが、ブラドルとバウティスタと1組とする)
予選:ロレンソ(5)vsロッシ(0)
決勝:ロレンソ(5)vsロッシ(0)
予選:ペドロサ(3)vsマルケス(2)
決勝:ペドロサ(3)vsマルケス(2)
予選:クラッチロー(5)vsスミス(0)
決勝:クラッチロー(5)vsスミス(0)
予選:ドヴィツィオーゾ(4)vsへイデン(1)
決勝:ドヴィツィオーゾ(4)vsへイデン(1)
予選:バウティスタ(1)vsブラドル(4)
決勝:バウティスタ(3)vsブラドル(2)
予選:イアンノーネ(1)vsスピーズ(1)
決勝:イアンノーネ(2)vsスピーズ(0)
(Source:2013年06月02日Moto.it記事より抜粋)
イアンノーネ選手がヘルメットに描き入れたコスタ医師の似顔絵は…
こちらですね。
ヤマハの頃からスピーズ選手を応援してきたんですが、どうやらもうmotoGPでは活躍できなさそうですね…。トップアスリートとしての心を持ち合わせていないのを露呈する行動を取り続けている事についに諦めがつきました(T ^ T)才能があっても目の前のチャンスや責任に全力を傾けられないようではもはやダメですね。残念です。
彼のシートを才能と強い心を持ち合わせている若いライダーに与えてあげて欲しいですね…。
もしもスピーズ選手に気持ちがあるのなら、彼ほどの才能があればまた帰ってくる事も可能でしょうしね。
可愛さ余って憎さ100倍(笑)正直今のスピーズ選手は見苦しいです。