ドゥカティ・スクランブラーが40年ぶりに復活するのではないかとの噂が、最近、出始めておりますが……
色々な所からの斜め読みをまとめてみました。
『ドゥカティ・スクランブラーの噂まとめ』
★ドゥカティ・スクランブラーは60〜70年代にかけ、同メーカーにとって商業的にも非常に成功を収めたバイクで、ヨーロッパ及びアメリカでヒットし国際的なものとなった。もともと1962年にアメリか市場のみでの販売で始められ、1969年からヨーロッパ向けに販売された経緯があるが、アメリカ市場を先行したその背景としては、50年代にスクランブラータイプのバイクが同地で既に商業的に成功を収めていた事が挙げられる。
★生産開始から125/250/350/450ccと様々なエンジンバリエーションが造られ、2シリーズにわたり進化していったが、1976年にドゥカティ2気筒エンジンの生産が始まり、同年にドゥカティ・スクランブラーの生産は中止された。同バイクは現在においてもヴィンテージバイクのコレクションやカスタムバイクのベースとして未だ多くのファンに愛されている。下の写真はオリジナルのドゥカティ・スクランブラー。
★新ドゥカティ・スクランブラーはタイで生産される模様。同国では昨年より既にドゥカティ・モンスターが生産されている。ブレーキ、サスペンション等のコンポーネント部品供給も東南アジア地域で製産されることにより、新スクランブラーはエントリーレベルのエコノミーな価格帯とされている。
★デザインはかつての70年代オリジナルデザインを踏襲したレトロ/ヴィンテージスタイルで、性能も価格に見合った易しいパフォーマンスのバイクになるだろう。
★エンジンは空冷2気筒で、モンスター796に搭載されているエンジンが採用されるだろう。一方、空冷エンジンは排ガス規制のクリアが困難との観点から、水冷2気筒のハイパーモタードのエンジンの可能性も無い訳ではない。
★ブレーキはフロントダブルディスク、サスペンションはフロント倒立式フォークでリアはモノショック。
★11月にミラノで開催されるEICMA2013で発表される予定。
★販売価格は7,000〜8,000ユーロだろう。
(Source: MCN 、 Motoblog 、 Motoit 、 inSella )
ドゥカティ・スポーツ・クラシックのコンセプトをリバイバルさせたのでしょう。デザインはGT1000のタンクとシートをスクランブラーのものと載せ換えた様な感じですねー。違いはGT1000のリアサスペンションは左右に2本でよりレトロな雰囲気ですが……。
結局の所『全て噂』なので詳しい事は分からないのですが、色々と想像するのも楽しい訳です。
ほんでは、他にも幾つかスクランブラーを紹介しましょう。
まずは日本から、スズキ・テンプター400ベースのカスタムです。渋いな〜!
メーターやウインカーの処理等のディテールにもこだわり、おっ、ドラムブレーキだぞ。カスタムはスピードトラクター。
お次、本場イギリス産2006年のトライアンフ・スクランブラーがベースのワイルドでミニマルなデザイン。カスタムはミラノのAnvil Motociclette Ard。
そしてシンプルでクラシックなデザインが好印象のイタリアのボリレ・スクランブラー。450ccの単気筒エンジンはドゥカティ製のシリンダーブロックです。新ドゥカティ・スクランブラー開発の鍵はこちらに隠されているかも?タンクのデザインもドゥカティ・スクランブラーの影響か。
そしてスクランブラーと言うと思い出すのがこの方…
スティーブ・マックイーン!!
彼をお手本にスクランブラーをクールに乗りこなせるか!