『2014アルゼンチンGPこぼれ話』
★【ヴァレンティーノ・ロッシはステファン・ブラドルによりコースアウトさせられなければ、表彰台に上がれていたと言うのは本当か?】
「第5ラップのロッシ選手のタイムは1分42秒070で、その前の第4ラップ(1分40秒806)より1秒2遅く、その後の第6ラップ(1分40秒400)より1秒6遅かった。
第13ラップで4位に返り咲き、そのポジションのまま12周回を一人走行し、第19ラップ以外はチームメイトのロレンソ選手よりもどんどん速くなって行っている。
つまり、表彰台に手が届いていたと言えるだろう…ただし、ペドロサ選手との戦いには苦戦しただろうが。」
★【ブラドル選手はロッシ選手をコースアウトさせた事で処罰されるべきか?】
「絶対にない。あのオーバーテイクは確かに激しく、無理のあるものだったが、処罰の必要は全くない。あれで処罰されたら、辞めてしまうだろう。」
★【アンドレア・ドヴィツィオーゾが9位…なぜ?】
ドヴィツィオーゾ選手の回答。
「フロントのエクストラハードタイヤがFPでは良い挙動だったが、レースでは最適に機能しなかった…それで、進入やブレーキングで遅くなってしまいました。またエンジンも、オイル漏れによりパワーが落ちてしまいました。」
★【アレイシ・エスパルガロが15位…なぜ?】
「エスパルガロ選手は第1ラップでアルヴァロ・バウティスタの後輪に接触してしまい(バウティスタ選手は転倒)、第2ラップではスリップ転倒し最後尾からの追い上げとなった。本人は上位陣に付いて行けるペースはあったと言っているが、タイムではそうとは言えない。」
(Source:2014年04月28日 Moto.it記事より抜粋)
★ヴァレンティーノ・ロッシが1996年に世界選手権に初参戦して以来、今回のテルマス・デ・リオ・オンドは36ヶ所目のサーキットとなった。なお、現在までロッシ選手は297GPに出走している。
★ここまでの3戦でドゥカティは既に3基のエンジンを損壊させている。アンドレア・イアンノーネが2基(カタール予選とアルゼンチン金曜FPの転倒)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ1基(アルゼンチン戦FP)。なお、ドゥカティは年間12基のエンジンが使用可能(通常ファクトリーは5基)。
ジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)のコメント。
「成長していくには、限界を見出さねばならず…うちは挽回しなければならないんです。つまり、他よりも危険を犯さざるをえなかったと言う事です。次のエンジンは改良される予定なので、何ら心配はしていません。」
★ヘレス決勝戦翌日の月曜テストで、シモーネ・コルシ(チーム・フォワード)がヤマハM1機のテストを行なう。以前より計画されていた事で、今回のアルゼンチンで正式に公表された。またヘレスでコーリン・エドワーズはFTR製シャーシをテストしなければならないはず。
(Source:2014年04月29日 Moto.it記事より抜粋)
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