『モトGPバルセロナテスト:マルケス首位』
★バルセロナ・サーキットで6月16日、モトGPテストが行なわれ、ホンダファクトリーのマルク・マルケスが首位タイム1分41秒184を刻んだ(今回のバルセロナ予選の自己タイムは1分41秒135)。マルケス選手は特に新たなものは試さず、アッセン次戦に向け電制システム細部の改良に集中していた。
★2位はブラッドリー・スミス(ヤマハ・テック3、+0.040)。
★3位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハファクトリー、+0.331)はヴァレンティーノ・ロッシ(10位、+0.990)と共に、新エンジンおよび新マフラーを試していたが、特に改善点などは見当たらなかった模様。ロッシ選手はブリヂストンが用意したフロントの新ハードタイヤが気に入っていた。
★ロレンソ選手は午前、ガス欠になった際に僅かながら技術的不具合もあった。
★ドゥカティは現在、2015年用マシン作業を懸命に続けており、今回のテストでは、電制システムでいくらか改訂があったものの、特に新たなものはなし。
テストライダーのミケーレ・ピッロが現デスモセディチ機に搭載されているソフトウェア進化版のテストを行なっていた。ピッロテストライダーは同サーキットで後2日間テストを続ける。
★9位アレイシ・エスパルガロ(ヤマハ・オープン機)はFTR製の新シャーシを試し、その品質の高さに驚いたものの、パフォーマンス面では現在使用しているヤマハ2013年シャーシよりも
劣ると嘆いていた。特に最高速コーナー出口で劣っている。
★スズキ・テストライダーのランディ・ド・プニエは86周回をこなし、エンジンの新段階を検討し、電制システム開発を行なった(17位)。ド・プニエテストライダーも同サーキットで後2日間テストを続ける。
★22位ドミニク・エガーター(アヴィンティア/カワサキ)は90周回をこなした。
(2014年06月16日Gpone記事参照)