『ペドロサ:僕の最高レースではなかった』
★ミザノ決勝戦で3位を獲得したダニ・ペドロサのコメント。
「今日のは僕の最高レースではなかったです。スタートはけっこう良かったんだけど、最初のコーナーでマシン数台にサンドイッチにされてしまって…それで、いくつか順位を落としてしまいました。そのうえ、ドゥカティ2台に阻まれてしまって…序盤ラップ、あの2人は凄い強さでしたからね。上位3選手(ロレンソ、ロッシ、マルケス)が早々にすっ飛んで行ったのが目に入りました。
イアンノーネとドヴィツィオーゾを抜いてから、コースへのフィーリングがいまいちだって事に気づきました…フロントもリアも滑ってしまって。だから、今日はマシンをコントロールするのが全くもって難しくって。最高に上手く行ってる時のようには出来ませんでした。ドヴィツィオーゾがレーズの間ずっと僕に食いついていて…最後は表彰台に上がれましたけどね。」
【ランキングでは首位マルケス選手と74ポイント差、3位ロッシ選手と1ポイント差だが…】
「確かに僕の最高リザルトではなかったが、今週末、ヤマハの方が強かったのは皆が見てきた事ですよね。とにかく、次はマシンに最高のフィーリングが抱けるよう願いつつ、次戦に控えます。」
(2014年09月14日Omnicorse.it記事参照)
ちなみに、そのドゥカティのドヴィツィオーゾ選手がレースの間、ずっとペドロサ選手に食いついていたって言う辺りは、スペインサイトの方でもう少し詳しく話してましたんで、そこだけ抜き出してみますね。
【ドヴィツィオーゾ選手が最後まで後ろに食いついてきていて驚いた?】
「はい。けっこう持ち堪えてましたから…以前は速いけど、レースになると僕らと同じタイヤでも余計に苦労していたのに。今回、僕は自分のリズムを保とうと努めてたし…終盤ではちょっと上げもして、それでヤマハ機並みの走りができてたんです。(ドヴィツィオーゾ選手は)付いて来て、なおかつ最終ラップで対抗しようとしてきたような…既に2レース、速くなってきていて…一緒に走りましたね。
どちらのレースも、もし僕のスタートが良ければこういう風にはならなかったんじゃないのかなぁ。でも、彼らが速かったって言うのは事実だし、オーバーテイクの難しいマシンですから…直線コースで凄い速くて、前輪も上がらないし、だから、ブレーキングで近づくのは厄介なんです。だから苦労するんですよね…彼らは重要な前進を果してるんでしょう…正確にどのぐらいかは分からないが…でも、レースタイムはかなり縮まってきてますからね。」
(2014年09月14日AS記事参照)
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>最初のコーナーでマシン数台にサンドイッチにされてしまって…それで、いくつか順位を落としてしまいました。そのうえ、ドゥカティ2台に阻まれてしまって…
ペドロサって毎回こーでないかい?
昔はスタート上手いほうだったから、フロントローなら良いレース出来たのかな…
ロケットスタートが最近はすっかりロレンソの専売になってしまって…
どうしたんでしょ?
そうそう、ダニにしろ、マルクにしろあれだけスタートが売りだった両名が二人とも今はダメって、バイクのせいにしか思えないですよね。マルクは、moto2だけだったかもしれないが。
マルケスの登場以降、モトGPマシンのトレンドが少し変わりつつあるのじゃないかと思います。
レース終盤にリアタイヤが消耗した時のペースダウンを極力少なくするようリアタイヤのトラクション重視で、後ろ下がりの車体セッティングが強い傾向になりマシン任せでは曲がってくれないセッティングで、体重移動やステアリングを切るなどしてライダーが積極的にマシンを曲げる事ができた場合はレースタイムが向上する。
そんな傾向がトレンドなんだと・・・
ペドロサのチームもそういったセットアップにトライしているらしく、終盤のペースは悪くないレベルの向上しているものの、今までの持ち味だった、最初の1~2周の速さがスポイルされてしまったんだと思います。
そして体重移動を積極的に使うとなると、ペドロサのあの身長ですからハンデはデカいですよね。
ペドロサはペドロサで脅威的に頑張ってると思うんです。
あの小さい体であれだけの速さで走ってるんですよ。
凄いじゃないですか?
優勝してから若干気迫が欠けるような。