『ロッシ:過去の人どころじゃない!自分でも、まだまだ信じてる』
★セパン決勝戦で2位を獲得したヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「何かで読んだんだけど…僕が世界最強の2選手(※マルケス/ロレンソ両選手)と渡り合ってるって。でも、僕も入れて…最強3選手って言っても良いんじゃないの(冗)」
【予選までずっと苦戦していたのに、レースでは2位…】
「凄いレースだったねぇ…実に楽しみましたよ。かなりマシンの改善に成功しました。ホルヘ(ロレンソ)とも良い競合いだったし…彼の前でゴールって言うのが第一目標だったから。でも、正直な話…優勝できるかなとも思ったんですよ…マルク(マルケス)の後ろに居た時、彼のペースに付いて行けたもんだから。でも、ラスト3周は若干減速しなければならなくて…でも、マルクの方はずっと安定してましたね。最後の最後まで戦う事は叶わなかった。でも、それほど離されてはいないし。」
【FP/予選に比べ、何が変わったの?】
「セッティングを改良したんです…タイヤに最大限のグリップが出るようにして…機敏さとか正確さは犠牲にしてね。正しい判断でした。もの凄い2位でしたよ。」
【なぜマルケス選手は最後まで安定していた?】
「タイヤがたれてからは、あっちもグリップが落ちてたけど、でもリアだけなんですよね。ところが、うちはフロントまで危なくなってしまって…チャタリングは出るし(※最大バンク角で出るフロントの振動)し…その結果、コーナーに沿って走るのが難しくなってしまうんです。」
【総合2位も確実そうだが…2015年に向け、ヤマハ内でNo.1になっておく事は重要?】
「ホルヘより12ポイント上なんですが…次戦はヴァレンシアだから…僕はいつも不調なコースなんですよ。ただ、今年は苦手なコースでも強い走りができてるし…ヴァレンシアでも高い戦闘力で行きたいですね…少なくとも表彰台争いに向けてね。ボックス内の上下関係は…これまでの事を考えると、ヤマハはどちらかの選手を贔屓するような事は一度もなかったです。僕が勝利選手で、ホルヘが移籍して来た時も、僕と同じ資材を使わせていたし…2013年に僕が(ヤマハに)戻って来た時も同様だったし。だから、いつも通り、2人とも満足させてもらえるでしょう。」
【去年と比べると、ここセパンでも(実力は)底なしと言った感じだが…】
「ここは得意なコースなんだけど、去年、僕は上位3人とはけっこうなタイム差で4位だったんですよ(※首位ペドロサに10秒351差)。かなりストレスでしたね。それが今年はすっかり変ってしまって。今日、僕は今シーズン12回目の表彰台に上がって…これは去年の2倍でしょ…それに優勝も2倍…1回だったのが2回になり、ランキングでは2位ですよ。どう説明すれば良いんでしょうね。ここ何年間かでモトGPは変った…マシンンのセッティングには違うアプローチが必要になってるんです。何年も前までは、ライダーだけが話題にされていて…それは今でも重要ではあるけど、データも重要になってます。マシンがコースで教えてくれる内容ですよね。
今年、うちの作業は良くなりました。シルヴァーノ(新チーフメカニック)は前を走れるんだって事を…マルケスやロレンソと毎レースで戦えるんだって事を信じてくれてるし…ちょうど僕が信じ続けてるようにね。つまり、全てが上手く進むようになってるんです。僕もトレーニング方法を変えて、2013年よりも好調だし。僕も以前より信じるようになってますよ…うちは成長したんです。けっこうな事ですよ。あの伝説のメカニック…ジェレミー・バージェスを変えると言う危険で度胸のいる決断をしたのだから…こんな決断はできないって…自分が100%OKの状態になんてなれないって思いましたよ。」
【昨年のセパン戦で…引退も考えた?】
「2013年の状況は、自分にとっては充分はっきりしてました。去年はネガティブな1年ではなかったが、ある意味において、上位3名(マルケス、ロレンソ、ペドロサ)が良くなり続けているのに、僕の方は違っていた。終盤レースでは、僕がありつけるのは残り物って感じでね。表彰台に上がっても、常に10秒差だし。それでチーフメカニックを変える事にしたんです。僕の契約が2014年末までだったんで…序盤レースの結果で判断したいと言ったのは本音ですよ。こう思ってましたね…このままの調子じゃ…毎レース10秒差で…順調な時か、誰かが転んだら表彰台に上がるなんて事じゃ、引退も有りだなって。
それが、上手く行ってくれてね。正直なところ、思ってた通りになったと言うよりは…願っていた通りになってくれたって感じです。僕でさえ、それほど確証はなかったから…」
【この何年間か、過小評価されていたと思う?】
「終わってしまったライダーじゃないってところを証明するのは、僕にとってはもの凄い雪辱でした。僕の事を、2007年から…ストーナーを抑えていた頃から終わってたって言う輩までいたから。世代交替だとも言われていたし…でも、あれから8年経って、まだ僕は走ってますよ。悪くはないでしょ。まだマルケスやロレンソと戦えるってところを証明するのは、僕にとっては良い雪辱戦ですね。」
【今日は凄いレースだったが、結局、マルケス選手が優勝…彼は倒せる選手なの?】
「不可能ではないです。それほど離されちゃいません。マシンを改善させなければ…ホンダはリアを滑らせるのに何か見つけたんですよ…彼らのも滑るんですよ…うちのだけじゃなくね。ただ、ホンダ機はそのまま上手く操縦していけるが、うちは大変で。5周目から最後まで、彼のリズムに上手く付いて行けたが、その後、ゼロコンマ何秒か減速しなければならなかった。もうどうにもできなくてね。マルケスは然るべき操縦をするんですよ。」
(2014年10月26日Moto.it記事参照)
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決勝での走り、素晴らしかったです
さすが「THE DOCTOR」ですね
凄いなーロッシ(^^)d
フリーの時はどうなるかなぁって…
ろっしふみ、最終戦もがんばって~
確かにラスト5~ 6の最終コーナーでフロントを滑らせるまではMMに付いてましたし仕掛ける様子もあったバレンティーノ次戦もなんとかお願いします。
素晴らしいレースでした
ヴァレンティーノはまだ戦える事を今年は確実に証明して見せた
去年と違ってもう文句はないでしょう
もしマルケスのような怪童が現れなければロッシは更に優勝を重ねチャンピオン候補だったわけだから
まぁもしもなんていうのはナンセンスですがそれでも腕は錆びていないのが本当に嬉しい
いや進化したのでしょう
ロッシの強さは適応力が尋常じゃないって事だと思ってます
いつも本番に強い
予選が振るわないのはロッシなりに錯誤してるとそうなるんでしょうね
今戦もそうですが決勝では全然違う走りを見せる
こんな沸かせてくれる35歳はそういない
マルケスもロレンソも好きだけどやはり私は一番ロッシが好きだ
100%同意見です!
マルケス、ロレンソもすごいライダーですが、ロッシの走りには今なお心奪われます
ロッシが予選で振るわないのは
レース後半のタイヤが消耗した状態のときを想定して
そこにマシンを合わせこむのに多くの時間を使ってるから
とずいぶん昔に聞いた事がありますね
まだミシュランだった頃ですが…
当時はそれでもポールを取れたりしてましたが
ここ最近ではタイムが接近してるのでさすがに難しいですね
決勝で使えもしないタイヤで一発タイムを出しても意味がないとか
そういう 彼なりの優先事項が確立しているのでしょうね^^
っていうか「マルク・ホルヘと渡り合ってる」って書いちゃう記事って逆にすごいよね(失笑)
赤入れるエディターはいなかったんかいw
まあこの人が世界中で人気ライダーっていうのはわかるわ。
リザルトではマルクに先を行かれてるけど、実際はまだマルクやホルヘが追ってるのよね。彼を。
果たして35歳でなおお挑戦し続けて成長する選手って、この先存在するのか?
マルケスやロレンソは…?現時点でもやっぱっロッシは天才だよね。
ロレンソ、マルケスが35歳の時、何をしているのだろうか?
モトGPでトップ争いしていると面白いのだけれど・・・まあ私が生きているかどうか判らないのも問題だな~
1947年生まれ、67歳です
テレメータが教えてくれる内容。
ホンダが見つけたタイヤを滑らせる何か。
マルケスの然るべき操縦。
解決したとしても
勝つためにはもう幾つか隠し玉があるのでしょうか。
興味深い♪
持ってそうですね~(  ̄▽ ̄)
なにしろ、大悪党ですから…(笑)
グランデバスタルド♪
前にも書き込みましたが、ロッシは・・500ccでもチャンピオン取ってるんですよね。 全く別物のマシンで、今も尚トップレベルというのは重ね重ねすごい。 500ccとはマシーンはもちろんですが乗り方も全く違うだろうし、タイヤだって別物と思います。 今のモトGPマシーンは、電子制御、タイヤの進化等々で乗りやすくなっている要素はあるとは思うんですが、それでも・・電子制御なしの500ccでチャンピオンを取っているという事は、やっぱり、すごいテクニックを持っているんでしょう。
仮の話は無意味ですが、もし規格外の強さを持つマルケスがいなければ、10回目の世界チャンピオンですもんね。 いやはや・・ 色々な意味で、少しでも長く乗ってほしいです。