モトGP『バレンシアFP3の経緯』
★首位はマルク・マルケス(ホンダ)が1分30秒950で獲得。唯一、1分31秒の壁を破ってみせ、昨年、同選手が記録したベストラップ(1分30秒237)に近づいた。
第5コーナーでの転倒スリップ後、タイヤの持久性を検証するため6周回を連続走行を試みたが、渋滞により同じリズムが刻めなかった(最高は1分31秒後半)。
★2位ポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3、+0.133)はペース面も好調。
★3位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ、+0.196)は12周回を1分31秒6〜1分31秒8で走行してみせた。あとはT3/T4セクターのタイムをもっと絞り込むのみ。
★金曜FP総合で13位だったアンドレア・イアンノーネがリアにソフトタイヤも使わず4位に浮上(ドゥカティ・プラマック、+0.198)。いまだ、ケガにより体調は100%ではなく、数周も走ると左腕の痛む模様。同じファクトリーマシンを駆るアンドレア・ドヴィツィオーゾは5位(+0.209)。
★1位〜11位ステファン・ブラドル(ホンダLCR、+0.549)までのタイム差が0.5秒台。
★6位ダニ・ペドロサ(ホンダ、+0.309)と7位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ、+0.368)はそれぞれのチームメイトに比べ、ゼロコンマ何秒か遅れている。ただし、両選手とも自己タイムを0.5秒以上削ってきた。ロッシ選手は特にT1/T4セクターで苦戦中。
★予選1行きはステファン・ブラドル、ヨニー・エルナンデス、アルヴァロ・バウティスタ、ミケーレ・ピッロ、アレックス・デ・アンジェリスと、20位のランディ・ド・プニエ(スズキ、+1.661)ら。
モト2『バレンシアFP3の経緯』
★首位はエステヴェ・ラバト(カレックス)が1分35秒156で獲得。チームメイトのミカ・カリオが2位(+0.193)。
★3位はヨハン・ザルコ(スッター、+0.243)。金曜FPよりも全セクターのタイムを上げてきた。
★イタリア勢トップは、セッション終盤の転倒にもかかわらずフランコ・モルビデッリの8位(カレックス、+0.701)。チーム・グレジーニのロレンツォ・バルダッサッリも9位(スッター、+0.749)。
モト3『バレンシアFP3の経緯』
★首位はジャック・ミラー(KTM)が1分39秒068で獲得。全セクターで最速タイムを記録。昨年、アレックス・リンスが出したベストラップより0.4秒ほど速い。
ミラー選手とタイトル争いをしている総合首位のアレックス・マルケスは5位(ホンダ、+0.309)で、最終セクターで苦戦している模様。
★2位はフアンフラン・グェヴァラ(カレックスKTM、+0.088)。3位はジョン・マクフィー(ホンダ、+0.178)。
★イタリア勢トップはロマーノ・フェナーティの7位(KTM、+0.463)。金曜FPで首位を連投していたニッコロー・アントネッリは12位(KTM、+0.704)。
★1位〜15位ヤコブ・コーンフェール(KTM、+0.987)までのタイム差が1秒未満。
★ワイルドカード参戦の女子選手マリア・エレッラは27位(ホンダ、+1.859)。