『メランドリ:ブリヂストンタイヤだとマシンを倒せない』
★11月10〜12日までの3日間、モトGPクラスのヴァレンシアテストが行なわれた(リザルトはこちら)。
★SBKよりモトGPへ復帰したマルコ・メランドリ(アプリリア・ファクトリー)は最後尾の22位で、首位マルク・マルケスと3.363秒差だった。
★メランドリ選手のコメント。
「ある意味、僕はルーキー選手なわけだし、また、その一方ではマシンを替えた選手とも言えるでしょ(笑)。」
【全体的に評価すると?】
「今日は厳しかったけど、それは覚悟してたから。タイヤも、こう言うライディングスタイルも久し振りだし、簡単ではないでしょ。全部新しいんですから…車台もかなり違ってるし…SBKの重量配分からしてね。最終的に見極めるには1日以上かかるでしょう。まぁ、11月末にヘレスで3日間テストをやるから。」
【以前、使っていた頃のブリヂストンとかなり違ってる?】
「特に、フロントタイヤがね。リアの方が『普通のタイヤ』って感じでしたね。ピレッリタイヤに慣れてしまうと、手応えはかなり違ってますね。ピレッリの方は、ある程度の手がかりが掴めたら思うようになるんだけど、ブリヂストンの方は自分のスタイルを変えなければならない。然るべき角度まで倒れない事は分かってるが…実際、バウティスタに比べ、僕の方が4〜5度浅いんですよ。」
【シートポジションも関係している?】
「SBK機に比べ、こっちのマシンはそう言う点でも違ってますね…進むべき方向性が違ってるんですよ。シートや燃料タンクの位置からしても、僕にはちょっと改良が必要でしょ…この身長ですからね。特に、操縦法を変えていかなければ…20年もこれでやってきたんで、容易は事じゃないですよ。各限界点を再確認しなければ…このタイヤだと、それが必要なんで。」
【エンジンについては?】
「例のニューマチックバルブエンジンは使わなかったんですよ…フィードバックされた問題点が、今のところ解決されてないんでね。いずれにせよ、悪くはなさそうですが。」
★ロマーノ・アルベジアーノ(スポーツマネージメント・ディレクター。ジジ・ダッリーニャの後任)のコメント。
「確実にかなり良い経験になりましたね。特に、バウティスタが好意的なコメントをしていたんで驚きました…今までホンダ機に乗ってたライダーなんですからね。」
【ニューマチックバルブエンジンを使用しなかった理由は?】
「電制システムのマッピングが、やや荒削りだったもので…ヘレステストまで使用を延期させたんですよ。これを使えば、他の選手らとのギャップが縮められる事は絶対なんですよ…現在、使っているユニットはRSV4機のものですからね。作業を継続していかなければならない事は承知してますが。」
【同プロジェクトのネガティブ面は?】
「大きな限界も問題もないんで…お陰でポジティブは印象ですよ。」
【シームレスギアボックスが使えるようになるは、いつ頃?】
「既にテスト中で、シフトダウンでも機能してます。開発段階でどんな困難が待ち受けているか…それによって、いつ頃使えるかが左右されるでしょう…最高に上手く行ったならシーズン開幕時…最悪の状態でシーズン中盤からってところでしょう。うちにとっては新テクノロジーなんで、専門企業とコラボレートしてやってるんです。」
(2014年11月12日Gpone記事参照)
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★ヴァレンシアテスト最終日を16位(+1.837)で終えたアルヴァロ・バウティスタのコメント。
「エンジンは改善していかなければならないが、11月末のヘレステストではニューマチックバルブエンジンを試せるから。車台に関しては、今回のテストではサスペンションのセットアップやジオメトリーに手を入れてないんですよ。次のヘレステストで始める予定です。チームともメカニック陣とも、すぐに意気投合してね…良い感じで息が合っていて、僕が出す指示も理解してくれますね。一緒に良い仕事をしていけそうですよ。」
(2014年11月12日Motosprint記事参照)
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Motogpクラスに上がった時から応援しているライダーの一人なので、シーズン中盤くらいにはセカンドグループ辺りを走っていてほしいなぁ…