『ロッシ:良い出だし…速いし、安定してるし』
★6月25日(木)、アッセン戦モトGPクラスのFP1を首位、FP2を3位で終えたヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「こう言う出だしになることを、ずっと願ってたんですよ…今シーズン、ここまで、ずっと初日で苦戦し続け…ところが今日は速攻で良い動きができて、1周タイムも速いし、ペースの方も安定してるし。ホルヘ(ロレンソ)に苦労させようと思ったら、こうじゃなきゃね。でも、まだ木曜だから。ただ、今のところマシンへのフィーリングも良いし、自分のリズムも良いし、順位の方も確実にポジティブだしね。ドライの1日をフル活用できました…作業も上手く進んでるし…ただ、このままマシンを改善していかないと…細かい所に手を入れてね。」
【フレームはどれを使ったの?】
「まずバルセロナ戦で使ったやつから始めて、ついさっき、アラゴンテストで試した進化版を使ってみたところ、すぐに良くなったんで、それにだけ集中していくことにしました。大した違いではないけど、でも、違いはあるんですよ…進化版の方を使うとマシンがユーズドタイヤでも操縦しやすくて…全体的に取り扱いが楽になったんですよ。ヤマハは良い仕事をしてくれましたね…既にうちの強みだったところを上手く改良してくれた…明日はマシン2台とも、このフレームを付けますよ。」
【つまり…全て完璧ってこと?】
「まぁまぁ、落ち着いて…まだ木曜日なんだから。大きな問題もあるしね…ホンダですよ…マルケスもペドロサも速かったでしょ。バルセロナ戦では、うちとホンダの間には大きな違いがあったけど、ホンダがその時のままなんてことはあるわけないから…ただただ時間の問題でしょ…解決してきますよ。実際、今回は実に速いし…いつも通り、予選ではしぶとく戦ってくるでしょう。ここまでの7戦、僕は2列目スタートって2回しかないんですよね(※オースティン戦4位、ヘレス戦5位)…3列目が5回でね。目標は上位5位以内に入ることです。」
【ロレンソ選手もロッシ選手も、予選ではホンダ機の方がヤマハ機よりも動きが良いと主張しているが…なぜ?】
「うちの方がレースでの戦闘力が高いってことと同じ理由なんだと思います…ヤマハ機の方がタイヤに優しくて、でも予選ではポテンシャルの全て発揮できないんですよ。」
【タイヤに関して…今回はロッシ選手が使いやすそうにしていて、ロレンソ選手は少々苦戦してるようだが…】
「けっこうブリヂストンの選択次第なんですよね…単純に言えば、ホルヘは柔らかめが好みだし、僕は固めが好みだし…今回の状況は、どうやら僕に有利なようで。でも、全てのタイヤを最大限に使いこなせるようにならないといけなんですけどね。」
【こんなにアグレッシブな出だしになって…ロレンソ選手に対する警報になるかも?】
「どのライダーにでもあることで…僕もそうなんだけど…ライバルが苦戦してると、こっちは強くなるじゃないですか…その反対も然りでね…ライバルが成長してくると、こっちは苦戦してくる。だから、ホルヘの前にいるってことは本当に重要なんです…でも、常にそうしてないといけないんだけどね。」
【予選で速くなるには、これから何が必要?】
「予選までに最良セッティングに仕上げ、明日は細かい所に手を入れ、集中力を最大限に維持し、予選2の15分間をフル活用することですね。」
(2015年06月25日『Moto.it』記事参照)
【メルマガ28号 2015年06月26日 発行】
【ペドロサ後任、ホンダが考えてるライダーとは?】
●『ロッシのパフォーマンスの秘密は…』セテ・ジベルナウが語る
[amazonjs asin=”B00ZHG2EQU” locale=”JP” title=”Valentino Rossi バレンティーノ ロッシ Monster Monzaラリー キャップ VR-CA-146704″]