『マルケス:次の目標は優勝』
★7月10日(金)、ザクセンリンク戦FP1/FP2ともに首位を獲得したマルク・マルケスが次のように語った。
「一番の目標はマシンへの信頼感を取り戻すことだったんですが…2番目の目標は優勝することになるでしょうね…オースティン以来、ずっとしてないんで。
嬉しいですよ…初日からこんなに良い感じなのは本当に久しぶりです。アッセン戦では徐々に信頼感を掴んでいったんですが、今回はもうそのレベルになってますね。ブレーキングは上手くいくし、安定もしてきたし、ミスをしてもカバーできるし。でも明日、ライバル陣も伸びてくるのは承知してるんで、レース後半に向けて作業していかないと…色々と順調に行ってるけど、まだ全部完璧ってわけじゃないから。」
【2014年版フレームは正解だった…】
「僕はマシンが100%大満足って状態じゃなくても、強い走りができるタイプのライダーなんですが、でも、そうするにはけっこうなリスクを冒さないとならなくて…これまでのレースみたいにね。今は手応えも最高だし、操縦してても身体へのストレスも少ないんですよ。」
【2015年版マシンの方向性が間違っていたことに気づくのに、なぜこれほど時間がかかったの?】
「去年に比べ、マシンについて色々と変えたものですから、どこに問題があるのかが分かりづらかったんですよ。消去法でやっていって…とにかく、新しいエンジンに合わせるのに古いフレームを改良しないとならなかったんですけど、時間が必要でね。ムジェッロ戦の時にはもう用意されてたんだけど、それをレース期間中に試してると混乱しかねないでしょう。それで、バルセロナテストまで待たなければならなかったんです。」
【今回のことは良い経験になったでしょ…】
「ある面ではそうですね…ホンダが僕のことをサポートし、努力してくれて…これまでの作業すべてが、今後、どう言う方向を取るかを理解する手助けになってくれるでしょう。そのうえ、厳しい時期の後、以前より強くなっていると言うのは重要でしょ…今までロッシやロレンソ、ストーナーもそうやってきたんだし、僕もそうありたいと思ってます。」
(2015年07月10日『Gpone』記事参照)
【メルマガ号外 2015年 7月4日 発行】
2015年アッセンGP内輪話
●ストーナー他、技術面から分析:ロッシ&マルケス躍進について