『ロッシ母ステファニア：ヴァレは根に持たない』
★2月16日、ヴァレンティーノ・ロッシの37才の誕生日に、母ステファニアさんが次のように語った。
【ロッシ選手は今回、フィリップアイランドで誕生日を迎えることとなったが…】
「今回は誕生日パーティーをやるのに待ってなければなりませんね（笑）。ヴァレ（ロッシ）は冬季テストで忙しいし…帰って来て、家で一緒に過ごせるようになるのを待たなければ。
もちろん、この数日間、電話で話はしましたけど…『おめでとう』って言って、ちょっと話したんですよ。2月16日は家に居ることもあれば、サーキットの方に行かなければならないこともあって。もう慣れましたけどね。」
【誕生日プレゼントはもう決まった？】
「まだなんです。去年は干し草の束で作られたベンチをプレゼントしたんですよ…下の方に小さな車輪が付いていて。このチョイスには本当に大喜びしてくれました。」
【今までの誕生日で特に記憶に残ってるのは？】
「誕生日は毎回、なにかしら特別なものですからね。大切なのは一緒に過ごすってことで…クリスマスの時と同じようにね。（ロッシは）家に居なくても、色々なお祝いごとはは覚えているようで…『女性の日（※3月8日）』や私の誕生日にはちゃんと電話してくれるんですよ。」
【世界中を飛び回る息子というのは、母親にとってどんな感じ？】
「正直に言ったほうが良いんでしょうね…最初の頃は本当に嫌でした。今みたいに携帯電話もスカイプもなかったでしょ。連絡を取るのに本当に難儀しましたね。今は良くなりましたけど…テクノロジーのおかげで上手く連絡も取り合えて…片方が世界の向こう側に居る時でもね。私の女友達も、息子さんが海外で働いてる人が多いんですよ。だから、もう普通のことなんでしょうね。」
【ロッシ選手はもう何年もレースに出ているが…いまだに心配？それとも、もう慣れた？】
「いつも心配ですよ…今も昔もね。冬期オフシーズンの間はあまりそう言うことは考えないものでしょうけど、最初のテストが始まると、またそう言う気分になってしまって。この機会にコスタ医師（※モバイル・クリニックの元代表）に感謝の気持ちをお伝えしたいですね…素晴らしい方で、いつもコースに居て、安心させてくださって。」
【でも今年から心配も2倍になる…】
「そうなんですよね…ルーカ（※ロッシ異父弟）がモト2に出るもんで…また大切な挑戦になるでしょうから。時々、思うんですよね…どうしてサッカー選手とかテニス選手になってくれないのかしらって（冗）」
【（モト2参戦を）伝えられた時、貴方の心境は？】
「当然、簡単に『はい。そうですか』って感じではなかったですよ。でも、それがあの子の進むべき道ならばって思って。特に、あの子は真面目で、感情的に動いたりはしないタイプなんで…本当に信頼してるんですよ。カタール開幕戦には息子2人の応援に出向くつもりです…ムジェッロやミザノ同様に…もっと行くようにしなければね。ヘレスなんて良さそうかしら。」
【ロッシ選手の話に戻して…これまで多くのライバルがいたが、貴方はビアッジ元選手のことを褒めてるんだそうで…】
「もちろんですよ！以前から好きなライダーでね…ヴァレとも物凄い対決をして…特に、真っ正直なところが良いですね。うちの息子が成長できたのも、彼と戦ってきたお陰でしょ。あの2人のコースでの戦いは絶対に忘れられませんもの。」
【最近のライバルであるマルク・マルケス選手について、最近、ロッシ選手は『（過去のことを）忘れない』と言っていたが…】
「ヴァレンティーノは明るい、のびのびとした性格で…誰かを根に持つようなタイプではないです…マルケスにだってね。そう言う事をに言ったとしても、仕返しの気持ちなんかないですよ。それは確かですから。『（過去のことを）忘れない』と言ったのは、これから一番良い形で成長し、挑戦していくための経験にすると言う意味で言ったんだと思います。」
【貴方はビアッジ元選手のことは褒めているが、マルケス選手のことは？】
「結論を出すには、ヴァレとのライバル関係が短すぎるんで。マルケスはまだ若いし、上手くいってくれれば良いと思ってます…他のどの選手にも思うようにね。彼のことを嫌うようになることはないでしょう…彼もまた偉大なチャンピオンなんだし…それに、一人の人間なんですから。」
【2016年、ロッシ選手は10回目タイトル獲得を目指していくわけだが…取れると思う？】
「タイトル獲得は、私にとっては一番興味のあることと言うわけじゃないんです…信じてくださいな。」
【本当に？】
「本当に。私にとって大切なのは、ヴァレンティーノが落ち着いた、満足した気持ちで走れるかどうかってことで。ヴァレのスタイルは独特で…私はそこが好きなんですけどね。ブルノ戦のことを思い出しますよ…走り抜けて行く様は、まるでシンフォニーのようでした。どのライダーにもそれぞれの特徴ってものがあると思うんです。ロレンソはビアッジのように速いし、ヴァレはマシンの調整に関し物凄く繊細だし。」
【最後の質問として…毎夏、ロッシ選手の結婚の噂が出てくるが…】
「大切な一歩ですからね…そればっかりはヴァレとリンダ（※モルセッリ。ロッシ選手と4年近く交際している）の2人が決めることで。もしそうするって言われたら、ただただ嬉しいでしょうね。」
（2016年02月16日『Gpone』記事参照）
セパンテストのペドロサ選手のボックスにはセテ・ジベルナウ…
そして、今回のフィリップアイランドのロッシ選手のそばにはルーカ・カダローラ元選手の姿が！
彼らの役割は？
詳しくはこちらのメルマガで。2月末までに登録すれば無料で読めます！！
【メルマガ号外 2016年02月24日 発行】【2016フィリップアイランドテストまとめ その1 ヤマハ＆ホンダ】
●ロッシ：秘密兵器はルーカ・カダローラ！？
[amazonjs asin=”B00DIXBCBC” locale=”JP” title=”山善(YAMAZEN) ガーデンマスター 折れ脚縁台(幅120) OLE-120(DBR)”]
ええ母ちゃんや……ビアッジまでそんな評価してくれるなんてビアッジ好きとして嬉しい。
母親として100%のコメントですね。
ロッシママのファンになってしもた。
母は偉大だ！良かったロッシ側に良識人が一人でもいてくれれば雪解けは早いかなぁ。
マンマミーア！
ホント、イタリアの女性(母)は頼もしくて愛情が溢れてますね。
ヴァレとビアッジの関係にこんな解釈の仕方があったか。
ヴァレとマルケスも成長の為のライバル関係になれば良いなぁ。
ライバルはお互いに育て合う存在。
だから絶対に負けたくないという思いの中に感謝も敬意も生まれる。
長いこと夫（元）や息子を見てきた彼女はその本質的なことをきちんと理解されてるんでしょうね。
だから息子の過去・現在のライバル選手を認め称える発言ができるんだと思います。
ヴァレにとって唯一無二のマンマであると同時にすばらしいロッシファンです。
「誕生日は祝ってもらう日じゃなく、母に『産んでくれてありがとう』と感謝する日」
と、ある芸能人が言ってたのを思い出します。
原田さんが引退した時、ビアッジが「哲也は真のライバルだった」と称えたという話を聞いて、彼が好きになりましたね。ロッシとマルケスもいつかそんなふうになればいいんですけど。それにしてもロッシのお母さん、えらい美人ですね。