『ロッシ:今年一番のすべり出し』
★4月21日(金)オースティン戦FP2で、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が4位を獲得した。FP総合も同じ。
★ロッシ選手のコメント。
「これまでの金曜日が調子が悪かったおかげで、8位と4位でもポジティブなリザルトに思えてくるんですよ(笑)。特別なことは何もしてないんですけどねぇ。」
【探し続けていたものが、ついに確認できた…】
「これまでの2戦と比べると、良いすべり出しですね。今朝は10位以内に入れたし、午後は柔らかめタイヤで好ラップを刻めたから。マシンの乗り心地が良いんですが、別に偶然ではないんですよ。」
【つまり?】
「アルゼンチンで使ったのにかなり近いセッティングで始めたんですが、マシンがけっこう上手く動くんですよ。アルゼンチンで学んだものが上手く機能するかどうかが重要だったんですが、良い感触が得られました。つまり、ベース・セッティングに近づいてるってことです。」
【と言うことは、すべてOK?】
「まだ改善すべきエリアはいくつかあります。特に、ブレーキングとペース面ね。あと、タイヤ選択もあるし。でも、楽にトップ10に入れるって言うのはプレッシャーが少ないものでしょ。」
【今日のマルケス&ヴィニャーレス選手は無敵に見えていたが…】
「2人とも本当に速いですよね。だからこそ、まだまだ手を入れていかないと。でも、少なくとも以前よりは接近しているから。」
【両選手の後ろに大人数のグループができそう?】
「今日はペドロサが僕より若干速かったし、あと、ヨハン(ザルコ)もかなりのものですよね。ヨハンはね、本当に凄いですよ。脅威的ですね。モルビデッリやバルダッサッリ、あと、うちの弟(ルーカ・マリーニ)が言ってたんですが、ヨハンはモト2でもの凄いことをやってたって。もう、モトGPに乗る日が興味津々だったんですよ。一騎打ちでは強いし速いし、あのライディングスタイルはヤマハ機にぴったりだと思いますね。」
【話は変わって、トラック路面の陥没について多くの選手が嘆いてるようだが…】
「あれには驚きましたよ。去年と比べ、かなりボロボロになってしまって。アスファルトがへこんでいってる箇所があるんで、なんとかしないと。ここは難しいサーキットなのに、さらに酷くなってしまって。レースでは、体力的にキツいと思いますよ。」
【マルケス選手がザルコ選手の後ろを走ってみたところ、ヤマハ機は陥没部分でも安定しているのだとか…】
「マシンの比較はいつだって難しいものだから。僕はまるでモトクロスのトラックを走ってるみたいだけど、マーヴェリックはそれほどでもないようだし。多分、ホンダ機の方がキツいでしょうね。ハードブレーキングは厳しい状況ですよ。あの辺りはF1でアスファルトが移設されるから、穴から穴へとジャンプしてしまうんですよ。セーフティコミッションの会合で状況を説明してみます。どんな回答が返ってくるものか。」
【そう言えば、ドヴィツィオーゾ選手がFP3の結果のみで予選2の選別をしようと提案していたが…】
「賛否両論になるでしょうね。でも、できないことはないでしょう。」
(2017年04月21日『Gpone』記事参照)
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