『ペトルッチ抗議:ラスト2周、青旗は見えなかった』
★6月25日(日)アッセン決勝戦で、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・プラマック)が2位を獲得した。今季2回目の表彰台。
★レースのラスト2周でブルーフラッグが提示されなかったため、ペトルッチ選手はエクトル・バルベラおよびアレックス・リンスを避けるのに難儀していた。特に、リンス選手とは接触もあった。
★ペトルッチ選手のコメント。
「ちょっとムカついてるんですよね。もう2時間ぐらいしてからじゃないと、今回の2位を喜べない気分なんです。
セーフティコミッションは常に『規則、規則』って言ってるくせに、今日はラスト2周でブルーフラッグが出なかったじゃないですか。
ヴァレンティーノ(ロッシ)はバルベラのこともリンスのことも上手く避けてましたけどね。
僕は最終シケインでバルベラに遭遇し、リンスの時なんか最終ラップで転倒しそうになったんですから。そのせいでヴァレンティーノを逃してしまったんです。」
【そこでロッシ選手に引き離されてしまった…】
「最終セクターで攻める準備をしてたのに…いつものことですよ…落城してしまったんです。
はっきり言っておきますけど、満足はしてるんですよ。今回は実に良い仕事ができたから。もう少したら気持ちも落ち着いて、心から喜べるでしょう。」
【優勝するには何か足りない…】
「去年、ここで初めて首位に立ったんですが、(技術トラブルで)リタイヤだったんです。だから今年はとにかく去年の分も取り戻したかったんですよ。
レースの間ずっと冷静でした。ザルコがもうこれ以上は無理って状態になり、ヴァレンティーノが前に出ていったんで、僕も攻めることにしたんです。どこで(ロッシを)抜けるかは分かってました。ラスト4周ってところでも、1回抜いてたんでね。
その後の周回では大回りの高速コーナーでアクセルを閉じてました。どこで攻める気なのか悟られたくなかったんですよ。最終ラップに差しかかった時は0.2〜0.3秒差で、そこからラストスパートに入ったんです。」
(2017年06月25日『Gpone』記事参照)
(2017年06月25日『Motorsport.com』記事参照)
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抜きつ抜かれつだから、50/50かな。
でもほんと、勝てたかもね!
リンスの態度はありゃ果たして妥当だったのかな?
スプリントレースでバックマーカーっていうのも普通じゃないですからねぇ。ましてブルーフラッグが出ていなければ接近に気付かないのは仕方のないこと。
とは言え、リンスもヴァレに抜かれた時点で後方確認を頻繁にするべきだったとは思います。
ダニーロも本当にいい勝負をしていただけに、怒るよなぁコレ。
ペトルッチいいレースしていたけど
青山に突っ込んで転倒させて謝らなかったので
いまいち好きになれない
アレがなかったら気に入ってたんだけどな
最近のMotoGPでは珍しくなったけど、一昔前はバックマーカーの処理もトップライダーのスキルの一つだった。バックマーカーを抜くタイミングを上手く図って、わざと後続との間にバックマーカーを挟んでギャップを広げる、とかね。
ブルーフラッグが出て無かったことはロッシにとって不利に働いた可能性もあるんだから、やはり今回はロッシとペトルッチのスキルの差から生まれた必然の結果だと思うけどね。
ペトルッチにはいつかウィナーとして皆に称えてもらえるように、ここはgood looserでいて欲しかったな。