マルケス『ミスをして謝罪した、それ以上のことはできない』2018オースティンGP

『マルケス：ミスをして謝罪した、それ以上のことはできない』

★4月19日（木）、オースティンGPでマルク・マルケスが単独会見を開き、ジョヴァンニ・ザマーニ記者（イタリア衛星放送『SKY』レポーター）が次のようにレポートした。

《マルケスの発言に賛同するかどうかは別として、1つだけはっきりしていることがある。それは、マルケスには生まれながらにして緊迫した空気をゆるめる才があると言うことだ。どのような問題が起きても、笑顔で立ち向かって行けるのだ。こんな能力を持った人間はそうそういない。》

★マルケス選手のコメント。

「アルゼンチンでの一件に対しては、当然、色々なものの見方があるわけですが…結局のところ、僕はトラックに降りたら常にいつものマルク・マルケスでいようと思ってます。
僕は自分が犯した間違いから学んでいくのが好きなんですが…アルゼンチンで僕はミスをしました。でも、ライディングスタイルを変える気はありません。」

【ケヴィン・シュワンツのように、もっと重い処罰が必要だと言っている者もいるが…】
「サッカーと同じで、全員の意見が噛み合うことなんてありませんから。選手らはアルゼンチンでのトラックコンディションがどんなものだったかよく分かっているし、ああ言う状況ではアッと言う間にミスしてしまうってことを分かってますから。」

【ロッシ選手と話し合ってみる？】
「僕はアルゼンチンで、自分が正しいと思う行動を取りました。ミスをし、謝罪に行き、そして、処罰も受けてます。これ以上のことは僕にはできません。ただ、僕は誰に対しても恨みを抱いたりしませんから。
明日のセーフティコミッション会合でどうなるのか様子を見ますよ。僕の方では彼と話すことに何ら問題はありません。
アルゼンチンでは大勢がミスを犯し、僕だけじゃありませんでした。皆、起きてしまったことから学び、二度と起きないようにすべきなんだと思います。」

【ファンの存在が障害になってしまうかもしれない？】
「トラックに来れば、『Giallo（※黄色の意のイタリア語、ロッシファンを指す）』がいることは分かっているし、問題ないですね。トラックの中で起きてることにしか関心ないんで。これまでの経験から、外で起きていることは気にせず、自分のことだけ考えるべきだと学んできましたから。意見はすべて尊重されるべきだし、僕はレースのことだけを考えます。」

【グリッドでエンジンが停止した際は、動かないで挙手すると言う規則になっているが…】
「僕も一瞬、そうしました。ただ、ああ言う緊急時には1秒が永遠に思えるものだから…。誰も何もしてくれそうになかったから、押しがけをしてみたら、ある意味、運悪く、すぐにエンジンがかかってしまったんです…。」

【なぜエンジンが停止したの？】
「ホンダの方で検証中です。FPセッションでのスタート時に、似たようなことがクラッチローにも起きてたんですが、あまり重視されなかったんです。ギアか電制システムに何か起きたんで、再検討される予定です。」

【今回も自分がレース優勝の最有力候補だと思う？】
「確かにここでは5年連続優勝してますが、でも、無敵ライダーなんていませんから。毎年、これまでとは違う展開になるものですからね。」

（2018年04月19日『Moto.it』記事参照）

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アルゼンチン予選ではスリックで勝負に出たミラー選手のことを「理解できない」と言っていたマルケス選手…
この時は「マルケスは大人の判断をするようになった」と大評判だったんですが…
詳しくは、こちらでどうぞ。

【2018アルゼンチンGPまとめその2 マルケス連続ペナルティ続き、クラッチロー優勝他】［2018年04月18日 発行 Vol. 183］

●マルケス「予選のミラーは理解できない」
他

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