『ロッシ:ヤマハはあまりに保守的』
★ヴァレンティーノ・ロッシが8月2日、ブルノGP木曜会見で次のように話した。
【シーズン中盤、今回のグランプリに何を期待している?】
「常にここ最近のレースではけっこう強い走りができてたし、特にザクセンリンクはポジティブでしたね。スピードもあったし、今シーズン最高リザルトも取れたから(※2位)。ただ、もっと戦闘力を上げていって、優勝争いをするにはあとちょっと足りない部分を改善していかないと。
レースウィークエンドはずっと上手いこと作業を進め、日曜レースではスピードを上げていかないとね。目標は表彰台ですよ。
去年は良い週末でした。マルケスと0.1秒差の2位で走ってられたから。ただ、あいにくフラッグ・トゥ・フラッグになってしまい、1周余計に走って表彰台を逃してしまってねぇ。今年は(表彰台に)上がりたいもんです。」
【今年初めからずっと『もう少し何か必要だ』と言っているが、ヴァレンシア最終戦まで言い続けることになりそう?】
「そうならないでくれることを祈りますよ。さいわい、ここ最近、なにかしら動きがあるようだから。ただ、もう少し時間がかかるんですよね。とにかく、今年はけっこう上手く行ってますよ。うちは総合2位と3位だし…まぁ、僕やヴィニャーレスにとっても、ヤマハにとっても、久しく優勝してないって言うのは非常に残念ですけどね。
最後のステップアップに何が必要なのか…僕の中ではけっこう明確なんです。1戦1戦の様子を伺いつつ、これからの後半戦、表彰台に争いに向けて常に高い戦闘力で行けるかどうかですよね。」
【19戦も優勝なしだと、チーム内にプレッシャーが漂う?ロッシ選手も責任重大?】
「僕は優勝を目指して、こうして走り続けているんです。1回勝ったら、また勝ちたくなるもので…(勝てない)インターバルが長くなればなるほど勝ちたい気持ちは募ります。ただ、大きな問題ではないですけどね。
チーム内に(プレッシャーは)ないですよ。全員、懸命に働き、今年は良いレースをこなしてきてるから。だから、あとほんのちょっとなんですよ。」
【優勝できない時の苛立ちは若い頃と変わらない?】
「けっこう似たようなものだけど、でも、今の方が恵まれてる感じですかね。若い頃は3位だとがっかりしてたけど、今はけっこう嬉しいから。ただ、優勝したいって気持ちは昔のままです。
常に全力で行かなければならないのに、シーズン前半はそれができなかったんですよね。後半はどうなることか。」
【ヤマハは何を間違えたと思う?】
「新しいCPUへのアプローチを間違えたと思います。運営側が新たなワンメイク電制システムを導入したのは、電制の威力を抑えてファクトリー機とプライベート機のギャップを縮め、見ごたえあるレースにするためですからね。
ヤマハはその基本理念を鵜呑みにしてOKしたが、他のメーカーはそんな風には思ってなかったってことですよ。ワンメイク以前のように機能させる方法を見つけ出したってわけです。」
【その辺りの規則は2019年に変わる予定だが…】
「何が変わるかと言えば、2019年のレギュレーションでは更に制限が加えられ、電制システムの使用をもっと抑えようと言うことなんですが、それほど大きな変化はないと思いますよ。
これまでの僕のキャリアでの経験からすると、電制関係と言うのは単純に時間の問題なんですよ。制限を加えても、保つのはせいぜい数ヶ月ってところで、なんとかして元の状態に戻してしまう。もしくは更に良くしてしまうとかね。」
【500ccからモトGPに変わった際も、ヤマハはマシンの単純化と言う基本理念を信じてしまっていたが…】
「第1号機は900ccでしたよね。僕が思うに、ホンダやドゥカティの方がアプローチがアグレッシブなんでしょうね。一方、ヤマハは常におっとりしていると言うか…モトGPクラスで1000ccを作っても良い時に900ccを作ってしまうんですよ。その点についてはね、発破をかけるようにしないと。」
(2018年08月02日『Moto.it』記事参照)
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最近のヤマハ叩きwはドカ移籍の布石かと勘ぐってしまう(^_^;)
全てマシンのせいにしてるから結果が出ないのでは?そもそもヤマハが保守的だからロッシとビニャーレスがシート確保出来ている訳で。
上空からの撮影とかで、いかに立ち上がり加速が他メーカーと比べて遅いか見えない人が多いね^^
スリップに入ってもその後置いていかれてますもんね。
かなり加速で失ってる部分がありますよね。
立ち上がり加速はロッシがマシンバランスを変えてからの問題のような気もするけど。
マシンのせいというより、比較的冷静に状況を認識しているようにも思えます。まぁ、翻訳のおかげかもしれませんけれど。ロッシとビニャーレスが揃ってスピードに欠け、かつレース終盤まで粘り続けてランキングでは上位を死守していることを考えると、やはり、マシンにもうひと押しが必要なのかと。
ここ何年かやるだけやってその上で必要な改善をヤマハに言い続けてそれでもヤマハが効果的な策を出してこなかったわけだから、そりゃあ後はヤマハ次第・マシンのせいってなるのは当然じゃないかな…
06年07年08年とマシンの不調でヤマハに発破をかけた(ロッシが古沢さんを呼び戻したことも)時と似てる気がします。
08年ラグナセカでの勝利はロッシが古沢さんに「この勝利は僕からあなたへのプレゼントだから次はあなたの番です」といったのはファンの間では有名ですよね。それから09年10年は完璧なM1が仕上がり古沢さんはじめヤマハのチームもそれに応えました。
またそう言えるようなレースを楽しみにしてます。
このロッシの発言、すごい大事だと思う。
メカニカルな事がわかっている人なら尚更感じるはず。
ヤマハ機はコーナー脱出速度は一番速い設計思想。だから直線エンドのトップスピードも必然的に伸びるはず。なのに…。
トラクションコントロールのセンサー、CPUのサンプリング能力。
他社製でも解析を重ねてどうにかできる部分があるはず。
あえて例えると、スーパーファミコンのソフトをファミコンで動かすにはどうしたらいいか?
今風にいうとandroid8.0のアプリをiPhone4sで動かすには?
もっと砕いて比喩するとブラウン管テレビで地デジを「高画質」で見る。等々だろうか。
(エミュレート emulate に近いか)
ヤマハはそれをある種の武士道精神的解釈をし、他社は勝つために抜け道を探したと取れる。
聞いてはいたけどロッシというライダーは相当の勉強をしている。多分四輪の分野も学んでいる。
これは日本人からみてヤマハを責めるべきなのか?それとも勝ち方、企業精神のあり方を
くんでおくことなのか?悩むところだ。
各メーカーのコーナー立ち上がり、後輪スライドのスーパースロー映像をよく見てみると
ヒントがあるのかもしれない。最新の研究ではスリップ量を抑えすぎると(ここは解釈が難しい)遅くなるそうだ。
ヤマハが速くないとつまらない。そしてスズキは…何を考えている?(笑)
コンプライアンス(笑笑)
人によって表示が異なるのかもしれませんが広告が最高でした。
ロッシ:ヤマハは常におっとりしていると言うか…
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ぜひヤマハのスタッフに読んで頂きたい。(笑)
折角なのでコメントするなら、電制でそれだけ大きなロスをしていてあの成績なら、どれだけメカニカルな部分で稼いでいるのだろうと逆に感心してしまう。コーナーリングのヤマハのDNAは健在なんだ、と思った次第。来年が楽しみだなぁ。
ドクターならマシンが劣っててもなんとか出来るんじゃないのかよ
ホンダから移ったときは実力で勝ってすごいと思ったのに
ドクターは、マシンの診断ですからちょこっとちがう意味ではないかと。