MotoGP

ドヴィ『なぜマルケスが僕の後追いをしたものやら…』2019ムジェッロGP





『ドヴィ:なぜマルケスが僕の後追いをしたものやら…』

★6月1日(土)、ムジェッロGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が、FP総合で11位となり、予選1を首位で通過し、予選2では9位だった。

★マルケス・マルケスが予選2で、ドヴィツィオーゾ選手のスリップストリームをフル活用してPPを獲得した。

★ドヴィツォーゾ選手のコメント。

マルケス選手に後追いされていたが…
「まぁ、実際のところ、マルクが1位でも3位でも大差ないから。どちらにしろマルクはタイムを出すんだから。
あの時、僕は12位で、1本目のタイヤがミディアムだったからイマイチな周回だったんですよ。そうしたらマルクに抜かれてね。
僕は100%集中していたんだけど、46.2秒ってとこだったんです…まぁ、悪くはないけど。こうギャップがあると、マルクは物凄い数字を出していたでしょ。実際、とんでもないタイムになってましたよね(※1’45.519)。」

【マルケス選手は常にどんぴしゃの作戦を立ててくるわけで…】
「作戦を上手く立てられるかどうかって話ではなく…色々な状況において、マルクは上手く対応していけるものを持ってるんですよ。他の選手とやり合わなければならない時は特にね。
そう言うところで勝負に出てこれるわけだし、だからこそ、自分で状況を調節していくこともできるのだと自覚してるのでしょう。
例えば、僕の最終ラップの4分の3において、マルクはそれほど接近してきてなかったんですよ。けっこう離れていたのに追いつくことができ、そして、然るべき位置に入ってきたと言うわけです。
あんなことができるライダーは、そういませんよ。だから、作戦が当たったとか、そう言う話ではないんですよ。」

【しかし、ドゥカティ4機の中に入って戦うには作戦が必要でしょう…】
「頭で考えてきた作戦を実行に移すのは本当に難しいものでね。僕はマルクのことは考えずに、やってますから。マルクのことばかり考えていたら、まともに1周走ることなんてできないから。僕は自分の実力を最大限に活用し、然るべきポジションに入れるよう頑張ってるんです。
今日の予選は特殊でしたけどね。サーキットレコードを更新した選手がけっこういたでしょ。1.5秒で全てが変わってしまうわけだから。」

【1周目にマルケス選手に抜かれていたが…心理的にゆさぶられた?】
「いいえ、まったく。自己ベストラップではなかったし、ミディアムタイヤを履いてましたからね。だいたい、マルクが強いのは今々始まったことじゃないから。今日速かったからって驚きもしないでしょ。
むしろ、なにがなんでも僕の後ろに付こうとしてた方が驚きましたけどね。理由は分からないが、実際にああやったってことは何かしら理由があるのでしょ。
うちに注意を払ってるってことで…じゃなかったら、自分の道を進むでしょうからね。」

【逆の立場ならば、同じことをしていた?】
「いや、しなかったでしょう。僕はまた違うタイプだから。ただ、そう言う話じゃないんでしょうけどね…マルクは本当に強いライダーで、こう言う『駆け引き勝負』ができるんですよ。抜け目がないし、自分自身の特性をフル活用してくるんです。
僕としては、今日はもっと好結果を出せてただろうし、最終ラップにこのタイムで9位になるとは思ってませんでした。
(明日のレースでは)好スタートを切って、上手いポジションに入っていくよう頑張りますよ。ただ、タイヤ選択が問題でねぇ…タイヤ消耗がねぇ。」

【マルケス選手が優勝したら、気持ち的にはタイトル争いに決着がついてしまうのでは…】
「そんなことはないですよ。まぁ、マルクがムジェッロで優勝したら、意外ではありますけどね。
タイトル争いの方は思い通りと言うわけにはいかないでしょう。まだまだ決着はついていないから。」

(参照サイト google 翻訳:『Moto.it』)


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POSTED COMMENT

  1. ニダール より:

    マルケスの後ろにピッロを張り付かせてマルケスのリズムを崩そうと狙った
    スリップストリームは、いいスリップストリームで
    マルケスがスリップストリームを利用するのは納得がゆかないようだ

  2. ゲイ より:

    Q1でもピッロが早めにタイム出してからその後何故かアタックしなくなったよね
    ドヴィがQ2行く妨げにならないようにしてたように見えて白ける
    結局ピッロとリンス以上のタイム出したけどその後Q2はワークスマシン3台でマルケス囲むとか…
    ロレンソがそんな真似させられずに良かったよ
    (ロレンソはドカ在籍時にチームオーダー無視してたけど笑)

    なんかイタリア勢ってしょうもないのばっかね

  3. ジージ より:

    ホルヘはあまり後追いとかは興味無いようで、付いてこれるなら付いてこい!的オレ様走りが基本だから去年は実行できなかった?
    鈴鹿で良く聞くしょっぱいって言うことですかね?

  4. Nobby より:

    VWが槍玉に挙げられたチートプログラムのように、(そのプログラムが開発されたころには)法が禁止していないことはやってもいいという解釈があちらの国民性なのかなと思っています。
    後追いも禁止事項にはなっていないのでこのような駆け引きも立派な勝負のひとつなのでしょうね、彼らにとっては。
    あ、後追いに賛成している訳ではありませんよ、私も。。。。

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