モトGP『ル・マンまでにヴァレは100%になる』
ヤマハでの長い勤務生活を経て、ダヴィデ・ブリヴィオはヴァレンティーノ・ロッシに付いて行くことにした。
現在、ロッシ選手のために立ち働くブリヴィオ氏が、最も公平な目でカタール戦を語っている。
「ホンダの競争力が証明された開幕戦となりましたね。すでに冬期テストから見えてはいましたが。他のメーカーに比べ、プラスアルファ何かがあるんですよ。
ホルヘ・ロレンソ選手はやりましたね。まぁ、ヤマハのマシンも良いですけど、本人の闘う才能のおかげですね。それに今回はペドロサ選手の体調不調にも助けられましたね。予選やレース前半で見るかぎり、ホルヘのパフォーマンスは3位ってところでしょうから。
まぁ、おそらく今季の世界選手権はヤマハがホンダを阻んでゆくことになるんでしょうが、容易くはないでしょうね。
ドゥカティ・ロッシについて言うなら、私としては良いデビュー戦…いや、最高のデビュー戦だったと思いますね。出来るところまでは、予想していたタイムで周回できたんですから。
現段階で作業を進めなければならない点は2つ。重大なのは肩の方で、ただ、ル・マン戦ぐらいで100%のヴァレンティーノが見られると思いますが。6月以降、肩が話題に上がることなどなくなってくれると良いんですがね…。
もう1つの問題点は、ドゥカティの技術スタッフが作業を進められるようヴァレンティーノからできるだけ多くの指示が出されているんで、この2ヶ月間は、本人はフィジカル面を調整して、スタッフらはマシンの改良に励むと言うことですかね。
後、もうちょっとの我慢ですよ。シーズン終盤にはホンダとヤマハ、ドゥカティがもっと互角に戦えるようになっていることを望んでます。」
カタール戦でがっかりした点は?
「スピース選手はもっといけると思ってたんですがそれからヘイデン選手にも。もっと何かやってくれると思ってたんですけどね。」
予想以上だった選手はいますか?
「ロレンソ選手ですね。2位になるとは思ってませんでした。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年03月22日)
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ブリヴィオ氏、現在はロッシの個人マネージャーと
言う感じなんでしょうか。
先日、ロッシが深夜トーク番組に出た時も
ちゃんと同行してました。
ロッシに惚れて人生賭けたD.ブリヴィオに
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ロッシの7位は考えられる中ではベストじゃないですかね。 ドゥカでもトップだったし面目躍如でしょう。
ロレンソは確かにペドロサのフィジカルトラブルによって上がった部分もあるけど、それも2秒以内にくっついていたからこそチャンスが生まれた訳で評価に値すると思います。
スピース・クラッチローはイマイチでしたね。 ヘイデンは私的にはまぁ~頑張った方じゃないかと思います。(^^;;
machcatさん、スピースは気持ちの問題なんでしょうかねぇ。
実は、この記事の中で意味の通らない一文があったんで(一応、イタリア人にも確認したら、間違っていると…)翻訳の際に削除してしまったんですが、あえて訳すなら『スピースはレース序盤でムードに乗り切れなかった』と言うようなことをブリヴィオ氏が言ってるんですよ。まぁ、新人でも十代の若い選手でもないわけだから、そんなこともあるのかぁ…って感じですが。