MotoGP

G.アゴスティーニ:私がヤマハ社長ならロッシとロレンソを…

モトGP『アゴスティーニ:ロッシとロレンソを一緒にしたい』




ファンが呼ぶ時は『アーゴ』。この3文字には、オートバイレース史上最大のライダーと言う意味が込められている。チャンピオンタイトル15回制覇と言う偉業は、特にあの時代、たまたま成し遂げられるようなものではないのだ。

友人からは『ミーノ』と呼ばれている。ジャコモ・アゴスティーニは偉大なライダーであっただけでなく、先見の明にも長けていた。みずからのマネージングをこなし、近年にはすでに最高レベルのマネージャーでもあったのだ。

そのジャコモ・アゴスティーニがイタリア誌『Riders』のインタビューで次のように語っている。
「ヴァレンティーノに記録を越されたら、嬉しいとは言えないねぇ。でも、祝賀パーティーには行くだろうけどね。
彼にはいつもこう言ってあるんだよ。“ヴァレ、君を応援してるからな。ただ、グランプリで優勝するのは119〜121回までにしておいてくれよ。最高でも122回までだ(アゴズティーニのグランプリ優勝記録は123回)。” ヴァレンティーノはいつも、“OK。そうするよ。”って返事してね。まぁ、そうするつもりはないんでしょうけどね。私を安眠させてあげようってことなんでしょう。」

アゴスティーニと言えば、常にプライベートを明かさない寡黙な選手と見なされ続け…つまり、ロッシ選手とは反対のタイプだったのだ。
「ヴァレンティーノ・ロッシは、コインの裏表をひとつにまとめることができるタイプだと思うね。昔ながらのヒーロー的な面と、今風のマスコミ受けするような面の両方をね。多くの事を成し遂げたし、良い意味で物事を変えてきたよね。私は昔、いつもこう思ってたもんですよ。“おい、見せ場はレースだけで充分じゃないか。”ってね。ところが、ヴァレは勝利のパフォーマンスショーなんぞをやり始めて、また、それが皆に受けてね。ああ言うことを私はしたことがないんだが、それでも、あれは受けるね。」

また、1960年代と現在のレースでの違いについては、こんな風に話している。
「60年代って言うのは、先週の日曜に選手2名が事故死したから、今週は自分が出なきゃならないって…そんな時代でしたね。今よりもっと覚悟が必要な…そんなテンションの高さがありましたよ。最近の選手は好きなように注文をつけられる。レストランに行ったみたいなもんですよ。」

アゴスティーニ・チームマネージャーならば、どの選手が欲しいですか?
ロレンソ選手とロッシ選手ですね。また二人をチームメイトにしますよ。私がヤマハの社長なら、どちらも手放さなかったでしょうね。ロレンソ選手は若き成長株で、強くて速い。ロッシ選手は経験豊富で、いまだに強いライダーですからね。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年08月04日





ジャコモ・アゴスティーニと言うと、イタリアでは最近
スプマンテ(イタリアのシャンパン)のCMに出ていまして。
元ライダーらしからぬ品の良い感じが(失礼!)商品イメージに良く合ってましたねぇ…


ロッシ&ロレンソのチームメイト復活…
けっこう面白いかもクリックPrego

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