MotoGP

ロッシ不満爆発ヘルメット『決して口にしなかった言葉』

モトGP『ロッシ:決して口にしてこなかった言葉の数々を』




ホームであるミザノ・サーキットで披露した新ヘルメットが、今季のヴァレンティーノ・ロッシ選手の想いの数々を表現している。
僕がマシンを走らせてる最中に思っていることを表現してみました。まぁ、笑いにしてしまおうってことなんですが。
本日の予選を11位で終えたロッシ選手が、こんなジョークを飛ばしているのだ。
どくろにピストル、ダイナマイト、びっくりマークやら爆発マークやら…良くマンガに出てくるような表現なのだが、これら全てはレース後方で四苦八苦しながら走っている一方で…ライバル達が超速で周回を重ねつつタイトル獲得に想いを馳せている時、ロッシ選手が考えていることを表しているのだ。

ディフェンスに皮肉を駆使すると言うのがロッシ選手のお気に入りだが、実際の問題面をコメントする際には真剣な面持ちとなり、様々な角度から注意深く検証してみせる。
「ちょっとは良くなりましたけどね。あまり変えすぎずにセッティングを改良したんです。最速ラップで走ってた時、残念なことにド・プニエ選手に遭遇してしまって。最終コーナーで減速させられてしまいました。じゃなかったら、もう0.5秒は削れたんですけどね。




第3列からスタートすると言うことに大きな意味があったのですか?
「ええ。僕らの目標だったんです。明日の決勝レースではエドワーズ/バウティスタグループに混じって、ドゥカティ先陣を狙います。うちの走りは悪くはないんで、後ゼロコンマ何秒か削らなければね。シモンチェッリ・ドヴィツィオーゾ選手には遠いですね。彼らと競り合うのは難しいでしょう。」

今日はどこが不調だったのですか?
「ブレーキングでマシンを倒した際に失速してしまうんです。それから、インディアナポリスでもそうだったんですが、ギアボックスがトラブってしまって。時々、上り坂でニュートラルになってしまうんですよ。突然そうなるんですよね。それで、エンジンブレーキが使えない状態でコーナーに入っていかなければならなくなるんです。
今後のため、この点に関してもかなりの作業をしていかなければね。」




ミザノ・サーキットはどこが一番の難所なのですか?
「うちは特に難所はないんですが。他の選手らに比べ各セッションで、うちは一定して遅いですからね。だいたい0.2〜0.3秒ぐらいね。」

他の選手達と一緒に走ってみて、彼らの強味が分かりましたか?
「ホンダは電子制御システムが非常に進んでいますね。エンジンのパワー供給が非常にソフトなお陰でもあります。加速時にとても安定してるんですよ。」

その点、ドゥカティは?
非常にフィジカルなマシンですね。特に、操舵性において。ヤマハだったら指の先で操縦できましたから。僕も少しライディングスタイルを変えなければならなかったんですよ。ライン取りを改良してね。




明日の決勝レース用のタイヤは決まりましたか?
「まだです。一番ソフトなのを使うつもりですけどね。」

燃費問題については?
「その点に関しては難しいコースなんですよ。かなり苦しい状態です。全選手同じでしょうけど。」

明日は雨になるでしょうか?
「雨だとコンペティティブになるんですけどねぇ。最高リザルトを取れる可能性がありますよ。」




ペドロサ選手が、ストーナー選手が勝てるのは自分よりマシンが改良されているからだと明かしていました。そして昨日、ストーナー選手の方は、ペドロサ選手はケガ以来、去年のような競争力がないと言っていますが。どう思われますか?
「ダニは本当に大変でしたよね。2006年のデビューシーズンではほとんどタイトルを取っていたようなものだったのに。それ以降は、マシンの威力がイマイチで苦労してましたよね。ストーナー選手は絶妙のタイミングで移籍したけど、彼自身の走りが最強だしね。それ以外では、ペドロサ選手がホンダのマシン改良にあたり、どのぐらい影響力があったのかは…僕は分かりませんしね。
僕自身に関して言えば、2010年は2ヶ所ケガしたせいで苦労したんですが、ラスト5戦は常に表彰台に上がっていたし、1位も取りましたしね。

来年の話をしましょうか。GP11.1機から引き継ぐ箇所は?
リア部分は確かです。特にスイングアームの良い動きをしてますから。」

もう少し手を入れなければならない箇所は?
シャーシが最優先事項です。特にフロントね。タイヤがもう少し違う動きができるようにね。それから電子制御システムも。」

今週にはムジェッロのコースでテストチームによる1000ccマシン試乗が行なわれることとなっているが、ロッシ選手が走るかどうかについては触れられていない。
レギュレーションによれば来季用マシンテストには後3日間参加できることになっており、もしもテストライダーらにより新エレメントの有効性が確かめられるようならば、ロッシ選手みずからテストに乗り出すこととなるだろう。




(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年09月03日 写真





一番最後はロッシ選手の愛犬君たちの写真なんですが、
「あっ!ネコが通り過ぎたぞ!」「…どんなネコだよ!?」と言っております。
多分…黒いネコだと大変だ〜と。


早く『大満足の爽快ヘルメット』が被れますように…祈願クリックPrego

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