モトGP『伊藤フリー走行:スーパーバイクより遅いけど上達中』
茂木GPにてモトGPライダーらの中で再び走ることとなった伊藤選手にとって、このレースウィークエンドは特別なものとなるだろう。HRCよりRC212V機を駆った伊藤選手は、本日フリープラクティスを終え大きな進歩の跡を残しているのだ。午後の第2セッションでは午前よりも2秒削り、最終的に18位のタイムとなったものの、同じくHRCテストライダーで今回はLCRチームより出走している秋吉耕佑選手との差はわずか0.2秒。
伊藤選手は4年前にまさしく茂木で引退しており、先の大震災に苦しむ東北地方の人々を励ましたいと今回の出場を決めた。
「4年前に引退して以来、初めてモトGPパドックに戻ってきました。大好きなこの雰囲気に戻れて嬉しいです。ホンダの皆さんに感謝したいです。もう一度こうしてTaddyマネージャーや旧知のメカニックの皆さんと一緒に働けて大満足してます。HRCの鈴木社長、中本副社長にお礼申し上げます。ボックスまで来てコメントを交わしてくださったこと、特に有り難く思ってます。僕にとっては大変に意義深いことでした。フリー走行2セッションを終え、800ccマシンにも自信がでてきました。1ラップ毎にフィーリングが増してきてます。モトGP機に乗っていながら、今はまだスーパーバイクよりもスピードが出てませんが、今日の午後は午前に比べ2秒削れたし、明日はもっと前進したいと思ってます。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motograndprix 2011年09月30日)
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頑張っても欲しいし、無理してケガもしないで欲しいし…