MotoGP

R.フェナーティ『タイヤが終わってから2位のコメントを考えてた』

モト3『フェナーティが明かす、カタールGP』




伊オートバイレース界の期待の新星、その名もロマーノ・フェナーティ。16才、アスコリピチェーノ生まれ、ヨーロッパ選手権チャンピオンだ。
予選では6位、決勝レースでは2位。スピードもそうだが、人柄と、そして迷いのなさもなかなか印象的だった。重要なことである…オートバイには才能だけではなくキャラクターの濃さも必要なのだから。フェナーティ選手に関して言えば、その若さは置いといて、なかなか良い線いっているのだ。レース後、イタリア1TVで放映されたインタビューを見ても分かるとおり。

生中継を物ともせずフェナーティ選手はこう語っていた。
「スゴく良いスタートが切れました。そう言うことって僕は絶対ないんで…皆さんは初めて知ることですけどね。レース中盤でタイヤが終わってしまったって分かってたんで、インタビューのために2位用のコメントを考えてました…。」

初陣の若武者にしては異例の切れ味で、当『Moto.it』サイトのロベルト・ロカテッリが土曜の予選後にも解説していたように、ボックス内で共に作業するスタッフらもその成熟振りと能力には舌を巻いているのだ。

以下がロマーノ・フェナーティ選手のレース後インタビューだ。

たった今、ローリス・カピロッシ元選手から絶賛されていたようだけど、どんな感じ?
「思ってもいなかったんで、なかなかピンとこなくって…いやぁ〜スゴいです!」

カピロッシ選手もロッシ選手もデビュー戦は6位に終わってるんだけど、君の方が上回ってるね…。
「そんなことないでしょう。」

第1戦目が上回ったって意味なんだけど。
「あぁ、はい。第1戦目はそうですね。でも、あの人達はタイトルをいくつも取ってるし…。」

慢心しないためには何が必要ですか?
「やったことを振り返ってみること、最高の評価を下さないことです。…っていうか、僕、レース序盤で間違えて、どんどん進んで行こうとしてしまって…上手くいかなかったんですよ。で、減速したら、マーヴェリック選手がまた横に来て、ちょっと競合いになったんだけど、僕のタイヤが終わってしまっていて。次回、こう言うミスはしないようにしなければ。」

今回のレースで学んだことは?
「マーヴェリック選手は強いです!」

世界選手権はもっとレベルが高いと思っていましたか?
「いいえ、まったくこの通りだと思ってました。」

自宅を出る前、どんなデビュー戦になると想像してましたか?
「10位ぐらいになるかなぁって思ってました…カタールのサーキットって初めてだったもんですから。でも木曜日にコースに入ってみたら、すぐに気に入って、もうちょっと良い線行けるかもって自分だけで分かってました。」

レースに出始めた頃、憧れていた選手は?
「ヴァレンティーノ・ロッシ選手です。それから去年はヴィニャーレス選手をずっと追っかけてました…今日、負かされちゃいましたけど。」

世界選手権の前は?
「2010年にチーム・イタリアに入って、ヨーロッパ選手権で優勝しました。それから世界選手権に出ることになったんです。」

子供の頃は?
「4歳の時ミニモトに乗り始めて、2007年からミニGPに出るようになりました。2010年にCIV(イタリア選手権)125ccクラスにLGチームから初めて出て、総合2位になったんです(総合優勝はニコロー・アントネッリ、グレジーニ・チーム、NDA)。」

ほかに趣味は?
「狩猟と釣りです。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年04月11日



あらっ、趣味からすると、ストーナー選手と話が合いそうですねぇ…


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