MotoGP

V.ロッシ『僕にはGP12が理解できない…』

モトGP『ロッシ:僕とチームはGP12が理解できない』




一晩続いた夢はヘレスのコーナーに貪り喰われてしまった…そこでロッシとGP12機が疾走する代わりに足を引きづり進むこととなってしまったのだ。
午前のFP3でもびっこを引き引き6位、そして午後には陥落…モトGPライダーはもとよりCRTのランディ・ド・プニエにまで先を越されたのだ。トップとのギャップは3.5秒近く、こんなに短いコースで果てしなく続く苦難はチームメイトであるニッキー・ヘイデンのパフォーマンスにとどめを刺された。3位でファーストロー、ロッシ選手との差は2秒4以上。
昨日の2位から今日の13位への転落の理由は明らかで、ロッシ選手もそれを隠そうとはしない。
「僕はこのマシンのことが理解できないし、乗りこなせないんです。これまでメーカーを変えた際、僕は自分のライディング・スタイルを変えはしたけど、それほど多くは変えてこなかった。今回ばかりはそれじゃ足りないわけでね。
また、ホンダ500cc時代から共に歩んできたジェレミー・バージェス率いるチームにも、同じことが言えるのだ。
彼らの仕事のやり方ってのがあって、それをドゥカティ機に合わせるのに苦労してますね。ここ30年の間に身につけてきたトリックなわけで、それでもってセッティングや調整を改良してるんですよ…物事が上手く行かない時なんかにね。今日はセッションの最中、特殊なミス等なかった…僕らは普通に作業を進めていたんです。」
もしかしたら心配している以上の話なのかもしれない。

ただ、ヘイデン選手は上位に入ってるわけですから、彼を真似るわけにはいかないのですか?
「スゴかったですよね…ただ、彼のライディング・スタイルと僕のは違うんで。ニッキーはGP12機でコーナーに速く入っていける…実は彼と僕のギャップはすべてコーナー進入の際に生まれてるんです。残念ながら彼が使ってる調整は、僕には向かなくってね。もう試してみたんだけど…マシンが前の方でプッシュし過ぎるもんだから、フロントタイヤがぼろぼろになるんですよ。」

なにか他に策は?
「昨日の状態にしてたんだけど、雨が降っても上手く行かなかった。これは検証してみなければならない点でね…僕のセットアップで出てくる問題点を解決した方が良いのか、それともニッキーのセットアップの方をなのか。

これほどのギャップは理解しがたいのですが、ロッシ選手のメンタル面の方は?
「良いわけはないんですが、どんなスポーツでも不調の時には起こることなわけで、今のところ自分の最高のコンディションからは遥かにかけ離れた状態ですね。

これ以上、危険な真似はしないだろうと言ってる者もいますが。
「この段階では不可能…気が変にでもならないとね…まずはマシンが大丈夫だと感じられなければ…信頼して良いのか、制御できているのかね。」

では、どうなってしまうのでしょう?
「僕は乗りこなせない…コーナー進入口でアクセルを閉じなければならず、かなり失速してしまう…最大バンク角になるまでに時間がかかり過ぎる。それで走行中ずっと僕は遅いわけで、加速のタイミングでもかなりのタイムロスをしてしまうんですよ。」

今日の午後のコンディションではマシンの挙動はどうでしたか?
もっと悪かったですね…濡れたアスファルトではコントロールできなかったし。」

今朝のウエット状態では?
「ちょっとは良かったけど、とにかく最高の手応えって感じじゃないんですよ。」

今日のタイム差にはギョッとしますが。
「それほど特殊なコンディションでもないセッションだったわけで…あのタイムはまた別のタイムに取って変わるんだろうし。ポジション的に言うならカタールより悪くなったわけだけど、手応えは非常に良く似てますね。唯一の望みは明日雨が降ってくれることですね。」

またなのか。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年04月28日


つまり、雨が降りすぎてもいけないと言うわけで…

え〜と、では、適度なお湿りクリックPrego
人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. デカ黒 より:

    ヘイデンがあのタイムを出しているのだから言い訳なしでしょ!

    とはいえ、市販車の場合は日本車とは違うんですよね。乗れない時は本当に、、、壊れているかと思うくらい、、、

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP