モトGP『ストーナー:僕はブリヂストンタイヤを信用してない』
ケーシー・ストーナーがザクセンリンク戦のFP1・2をそれぞれ2位と4位で終わらせた。今後のことを思えば、励みになるようなリザルトである…現チャンピオンであるストーナー選手のRC213V機がドライでもウエットでも競争力の高さを示したわけなのだ。にも関わらず、いまだストーナー選手は満足していない。
まず、今年のホンダの短所となっているチャタリングについては簡潔に、
「まったく改善点なしです。」と。
「普段とかなり違うセットアップを試してみたところ、フロントの振動は良くなったけど、でも最低限度ってところです。新フロントタイヤには苦労してますよ。リアの方は右肩の方が振動が激しく、左は大丈夫です。左コーナーでは問題ないんだけど、右の方だとチャタリングが普段の二倍ぐらいになってしまうんです。ツイてないことに、ほとんどのサーキットは時計回りでね…ただ、ドライにしろウエットにしろマシンの挙動に関してはなかなか満足してます。フィジカル面は100%って感じじゃないですが、マシンに乗ってる分には問題ありません。足はアッセンの時より調子が良いし…重圧があまりかからないって言うのもありますね。」
チャタリングと来れば、ブリヂストンタイヤについても触れないわけにはいかず、アッセン戦でヴァレンティーノ・ロッシにトラブルが起きて以来、またもや議論の的となっている。
「まだ僕らは何も聞かされてないんですが、問題は欠陥タイヤを作ってるってことですよ。セットアップやタイヤ圧やらがどうとか言って弁明してるけど、タイヤから剥がれ落ちたのを見たら、言い訳なんかないですよね。」
ストーナー選手によれば、ブリヂストンの品質はモトGPクラスのワンメイクタイヤになってから、徐々に落ち始めていると言うのだ。
「タイヤに何らかの不調があるってことは絶対に認めないんですよ。本当に信用できるんですか?実際のところ、悪くなっているわけだし。毎年、ラップタイムは高くなり、ライダーは記録を塗り替えるのがどんどん大変になっていっている。テクノロジーは向上し、僕らはどんどん遅くなると言うわけで…ストレスですよね。」
そしてストーナー選手は、ライダーの安全を改善している組織、セーフティ・コミッションをも批判する。
「彼らと話し合うのは、もう完璧に諦めました。2007年からブリヂストンタイヤで走っているけど、毎年毎年、同じことが起きている。過ちを決して認めないんですよ。セーフティ・コミッションは裁決を下さず、一部の人間の利益だけを守っているんです。今年一杯で僕は辞めるわけだけど、物事が短時間に変わるとは思えない…だから、口は出さないようにします。」
トラックの中でも外でも、ストーナー選手はいつも真っすぐ突き進んでいくのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年07月06日)
引退したら、この怒りはどこに向けられていくのでしょうか…
アッセンのタイヤは確かに酷かったですね。
ライダーは、BSを信用していない。
メーカーは、チャタはBSのせい。
なんだかなー・・・・・・・
ルーキールールもなくせる位ですから得意の圧力でワンメイクも中止(シーズン途中でも)でM社でもP社でも私は名前知りませんが、中国・韓国系のタイヤメーカーに作ってもらって履けばいいじゃないですか。 そうすればマシンは、チャタもなくなり、ライダーも信用のうえでレースができる!
>引退したら、この怒りはどこに向けられていくのでしょうか…
関係なくなるから、怒りもなくなるんじゃないですね。 MOTO GP嫌いなんですから、引退後は、なにもコメントをしないでほしいです。