MotoGP

2012ザクセンリンクGPこぼれ話【前編】:スズキがロッシに接触、ドヴィを所望ホンダ、ヘイデンWSB?…etc

モトGP『2012年ザクセンリンクGPこぼれ話』

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怒り心頭ストーナー
最終ラップでの転倒後、ケーシー・ストーナーはなかなか冷静に己のミスを話していた。
「僕のミスであって、雨は全然降ってませんでした。」
と、いつも通り正直に語りつつもマーシャルらについて話しが及ぶと、すっかり頭に血が上り、
マシンの状態は完璧でした…どこにも故障はなかった。なのに、手を貸してくれるよう頼んだら、再スタートは無理だって言ってきたんですよ。去年のヘレスで起きたのとまったく同じでした。」と。
それだけではない。2006年、ウオームアップで戦慄ものの転倒を起こした後(当時はLCRチームでホンダ機に乗っていた)、ドイツ人医師らがレース出走の許可を出さなかったのだ。
「全然、大丈夫だったのに、走らせてくれなかったんです。」と、回想するストーナー、日曜の午後。

スズキがロッシに接触
あのスズキもヴァレンティーノ・ロッシに接触していた。来シーズンの話ではなく、2014年に向けてだが。真剣にモトGPクラス復帰を考えるスズキだが、現在は次なるレギュレーションの決定待ちと言うところで、おそらく、電子制御ユニットのワンメイク化…もしくは、上限規制…それが叶った日にはモトGP復帰も確実だろう。できれば華々しく戻ってきたいと…それで、ロッシに接触と言うわけだが…まず考えなければならないのは2013年の方だろうが。

ホンダ、ドヴィツィオーゾを所望
2011年末、去らざるを得ない状況だったアンドレア・ドヴィツィオーゾだが、現在、ホンダとしては何が何でもファウスト・グレジーニのところのRC213V機に乗せたい選手なのだ。ドヴィツィオーゾ選手と言うのはマシン開発能力があり、速く、安定した経験豊富なライダーと見られている。つまり、某チーム(HRCのペドロサ&マルケス、チュエッキネッロのブラドル)の傍らに寄り添う選手としては打ってつけと言うわけなのだ…ある意味、100%ではない、限界有りのチームの傍らにだ。
しかしながらドヴィツィオーゾ選手は、今のところ、ヤマハ・ワークス1本で、本人の言葉を借りるならば『B計画』はないのである。

HRC、選択の相違
アッセン戦でHRCが導入した新シャーシは『チャタリング』対策用だったのだが、ストーナー選手によれば、車体部分は「何も変わっていない」と。一方、ペドロサ選手は「大きな違いはないけれど、悪くはない。」
と言うわけで、アッセン同様、ザクセンリンク戦でもペドロサ選手は新型を、ストーナー選手は旧型の方を使っていた。実を言えば、ペドロサ選手は土曜日まで新旧の比較検証を続け、最終的に新しい方を選んだのだ。
実際、レースでは両選手に大きな違いは見られなかったわけで…つまり、2人とも非常に好調だと言うわけだ!

FTR in モトGP、ただ今、作業中
全カテゴリーにFTRの名前が出てきており、モトGPクラスでもミケーレ・ピッロが使っている。実のところ、3月のIRTAテストでデビューして以来ずっと開発が続けられているマシンなのだが、これまでにシャーシ4つ、スイングアーム3つが製作され、特に、堅さに改良が加えられてきている。

sapevate-hayden.jpg ヘイデン、将来はWSB?ドゥカティがニッキー・ヘイデンとの契約更改にそれほど大きな興味を示していないようだ…ヴァレンティーノ・ロッシが去った場合、代役となる可能性もあるのだが。ご存知の通り、ヘイデン選手の後釜にはカル・クラッチローが挙っておりドゥカティではヘイデン選手にWSBのオファーを出しているのではないか
「モトGP残留を希望してます。」と言うだけのヘイデン選手だが、数ある選択肢の中でもCRTは除外している。まぁ、当然のことだが。

[ 後編に続く ]


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年07月09日



とりあえず、有志の方々がこんな加工を施しておりますが…スズキ版はまだ見当たらないですねぇ…

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