先日、ついにドゥカティ移籍が公表されたアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手。
もう各サイトから続々と同ニュースが報じられてるんですが…
え〜と、じゃ、まずは軽くドヴィ選手のプロフィールから。
『公認:ドヴィツィオーゾ2014年までドゥカティ』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾは4才の時に初めてオートバイに乗り、7才でミニモトレースに初出場。
2000年に『Challenge Aprilia杯』で優勝。
2001年にはイタリア選手権で総合4位および欧州選手権で優勝(125cc)。
2002年、オートバイ世界選手権に初参戦(125cc)。
2004年、同クラスで5回優勝、11回表彰台を獲得し、チャンピオンとなる。
その後、3シーズンに渡って250ccクラスに参戦し、優勝4回、総合2位を2回、総合3位を1回。
2008年、モトGPクラス昇格。これまで優勝1回(2009年イギリス戦)、表彰台に21回上がっている。
現在、同クラスで総合4位。
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年08月22日記事より抜粋]
続きまして、ドゥカティ社長と、それから、今やロッシ選手にすっかり嫌われているらしいプレツィオージエンジニアのコメントです。
『ドゥカティ&ドヴィツィオーゾ、ついに公表』
★ガブリエーレ・デル・トルキオ(ドゥカティCEO)コメント
「今回のドヴィツィオーゾ選手との合意は、当社がレースに対し…つまり、ドゥカティのDNAと伝統における積極的かつ戦略的な一面を第一義に考えていると言う現れであります。
モトGPに挑むべく最大限の尽力を再確認しつつ、深い喜びと共にアンドレアを歓迎いたします。
先日、既に協力関係に再合意を果したニッキー・ヘイデンと共に、開発計画を押し進め、競争力およびリザルト、そして達成感が得られるであろうことを確信し、当社の努力に、また、パートナー、スポンサーおよびファンの皆様方からの変わりなき信頼に報いれることでしょう。」
★フィリッポ・プレツィオージ(ドゥカティコルセ・ゼネラル・マネージャー)
「テクニカルな感性やテストライダーとしての素質は天性のもの…そう言った面がその才能や迷いのなさ同様に、アンドレアの大きな価値を際立たせている。
チームに迎え入れ、彼の協力が得られると言うことは、当チームのモトGPプロジェクトを育て、開発していくにあたり今後の励みになってくれることだろう。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Gazzetta dello Sport 2012年08月22日記事より抜粋]
んで、ドヴィツィオーゾ本人のコメントは…あぁぁ、ツイートで出てますね。
《ウワォ!イタリアマシンでワークス2年…なかなかのチャレンジだね!
いや、とにかく今はブルノの方だ…》
Wow! 2 anni da ufficiale con una moto italiana…una bella sfida! Ma adesso pensiamo a Brno…
— Andrea Dovizioso (@AndreaDovizioso) August 22, 2012
ドヴィ選手でドゥカティ機に挑むイタリア人ライダー4人目になるそうで…
イタリア大手サイト『Gpone』がドゥカティ選手のこれまでの戦績表を出してたんですが…
ライダー 優勝 表彰台 シーズン
んんん〜やはり断トツのストーナー選手をのぞくと、カピロッシ選手がやや健闘してるぐらいで、あとは苦労の跡がにじみ出てくるようなリザルトですねぇ…
なぜドヴィが、そんな苦労をしょって立つ気になったかと言えば…
さっきの『Gpone』によればですね、ワークス選手と言う肩書きもさることながら、金銭的な面も甘くは見れないだろうと。
ちなみに、この2年の契約金がおそらく500万ユーロ(約4億9千万円)なんだとか…
あっ、そして、現在は35万ユーロ(約3千400万円)。
しかし、ドゥカティでの苦労についてはですね、先日、この選手がしみじみ語ってました…
ドゥカティの最初の犠牲者と言われている、この人…
『メランドリ:ロッシの苦労で信憑性が得られた』
★マルコ・メランドリが『Gazzetta dello Sport』紙にコメント
「苦労してるヴァレンティーノを見て喜んだりはしないが、あの当時、僕が正しかったことは証明された。速く走れていたし、開発指示を出すための的確な手応えもあったのに、話を聞いてもらえなかった。ヴァレンティーノが苦労してることで信憑性が得られたね。」
★アンドレア・ドヴィツイォーゾ選手に向けて
「アンドレアにとっては唯一可能な選択だったでしょ。僕が見立てが間違ってくれれば良いんだけど、バラ色のスタートにはならないよ。ドゥカティは研究にも開発にも、ロッシに投資したように金は出さないだろうから。」
[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Omnicorse.it 2012年08月22日記事より抜粋]
もう恒例になりつつあるようですが、このインタビュー記事に関しても、またもやメランドリ選手が訂正ツイートを出しとります。
《火曜日のガゼッタ記事の件で批判してくる奴のことは理解できる。できれば全部読んで欲しい…
見出しは完全に捏造だから》
Chi mi critica x articolo Gazza di martedi lo capisco, soero almeno abbiate letto tutto perche il titolo è totalmente inventato
— Marco Melandri (@MarcoMelandri33) August 23, 2012