MotoGP

2012茂木GP:ロッシ憂う『スペイン圧勝…』、イタリア期待の新星トヌッチ


いやぁ〜今回の茂木GP…表彰台はスペイン人だらけでしたねぇ…
イタリアに住んでるとオートバイレースってそれなりに人気のあるスポーツって感じがするんですが…
スペインに住んでたら、こんなもんじゃないのかなぁ…
とにかく、ロッシ選手が憂いとります。

『ロッシ:スペインに圧勝されてしまった』

gpone-spain-motegi.jpg ★茂木GPでは3クラスの表彰台獲得選手9名中7名がスペイン人となり、モト2/モト3クラスに至っては全制覇されてしまう事態について、ヴァレンティーノ・ロッシが次のように語っている。
「カピロッシやビアッジと3人で表彰台に上がった日のことを思い出すね。今回はスペイン勢に圧勝されてしまったが。スペインには若手育成に適した学校もあるし、投資しようって人達もいるし、むこうのオートバイレースって言うのは成功したスポーツなんだよね。イタリアにも才能ある若手ライダーはいるけど、第一線の国のレベルではないね。」

★1位のダニ・ペドロサのコメント
「国籍がどうのってあまり考えないけど、でも今はミニモト時代にアルヴァロと戦っていたのが思い出される。結局のところ、世界って狭いもんだね。」

★2位ホルヘ・ロレンソのコメント
「500ccクラスの表彰台にクリヴィーレ選手が上がってたのなんて驚異的な感じだったものだけど、今はこうして僕らが上がってる。次もあれば良いね。」

★3位のアルヴァロ・バウティスタのコメント
「この3人の中に入れるなんて素晴らしい。こう言う光景って何年か前…ミニモトや国内選手権の時にはあったけど…あれから15年も経ってまた一緒に並べるなんて素晴らしい。」

[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年10月14日記事より抜粋]




んで、今回のイタリア勢ではっと…
モト2クラスは、期待のイアンノーネ選手が18位とふるわず…最近、調子が良いシモーネ・コルシ選手が6位に入ってるのが最高ですかね。コルティ選手も隠居生活に入ってしまいましたしねぇ…


しかしですね、モト3クラスではアレッサンドロ・トヌッチ選手が初の表彰台で3位を獲得!!
なかなかのイケメン君ですから、ぜひ、今後の活躍を期待したいもんです♡
あっ…日本人好み的には…ちょっと濃い?

『トヌッチ・インタビュー:茂木銅メダル』

motoit-tonucci.jpg ★茂木GPモト3クラスで3位を獲得したイタリア人ライダー、アレッサンドロ・トヌッチのインタビュー

・イタリアでは夢ではないかと思っている人もいるのでは?
「僕もそう思ってます。本当に良いレースだった…金曜日から良い線行くんじゃないかと…コースは気に入ってたし、かなり良い仕事ができてたんで。僕にとっては重要なことで…2年前に世界選手権入りしてからかなり苦労してきていて、実力を発揮できたことは一度もなかったんです。今は気分も良いし、次戦以降も良い結果を出せそうです。」

・この2年間、平常心を保つのはキツかった?
「ええ、かなりキツい時期もあったんで。ただ、僕も家族も色々と犠牲を払ってきたことを思えば、頑張り続けなければと…もう前にようにはできないって時までベストを尽くさなければね。」

・今シーズンも厳しい出足だったが、着実に成長してきましたね。
「冬期テストで足首を骨折してしまい、そのせいでシーズン序盤は大変でした。カタール入りした時は、やっと立てるようになったばかりの頃で。その後、色々と重なり、なかなか浮上してこれなくて。レースウィークエンドの最中は良いタイムが出ても、その後、ペースがつかめず結果を出せずにいました。最近は最終段階を越えたようで、今日は結果を出せた。でも、前進し続けなければね。」

・チームメイトのフェナーティ選手が絶好調スタートを切り、優勝を獲得したりと…トヌッチ選手にとってはキツい時期だったのでは?
「いや、キツいってことはないです。チームメイトが強いのは励みにもなるでしょ。今はレース毎に前進して行ってるし、彼は強いし…もしかしたら次戦では競り合いになるかもしれないですね。」

・これまでのキャリアを簡単に説明してください。
「8才の時、モトクロスを初めて、11才でミニモトに転向、13才で協会のジュニアGPで優勝してからクラスを上げていって、伊ジュニアGPアプリリア選手権のチームに入れてもらいました。2009年にイタリア選手権と欧州選手権で2位なり、2010年のイタリア選手権では勝てる条件が全て備わってたんですが、ずっとウエットコンディションにやられて…かなり情けない走りをしてしまいました。わずかなドライレースでは勝ってたんですが、タイトルを逃してしまいました。2011年から世界選手権で走り始めました。」

・プライベートについて教えてください。
「ペーザロのモンバロッチョの町に住んでいます。理系高校に通っていたんだけど、残念ながら去年辞めてしまって。日中はトレーニングをしたり自転車に乗ったりしてます。」

・ご両親は?
「父さんは会計士で、マンマは主婦です。」

・レースを始めたのはご両親の影響?
「マンマは16才の時にオートバイ(ベネッリ125cc、4ストローク)を持ってたらしいけど、父さんはオートバイがどんなものかも知りません。両親に勧められてレースを始めたわけじゃないです。地元の友達で左官屋やっているのがモトクロスをやっていて、彼の父親がダーカーをやってたんです。子供の頃、モトクロス用バイクに乗らせてくれて…それから僕はレースに参加するようになって、ミニモトに移って…。」

[日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Moto.it 2012年10月15日記事より抜粋]


もう少し、トヌッチ選手の素顔が良くわかる写真を載せときますか…
え〜と、ちょうど今回の茂木でモバイル・クリニックの理学療法士さんが写真をツイートしとりました。

《本人も信じてない!!!!ホント〜に凄いぞぉぉぉぉぉぉぉ》



ちなみにイタリアの期待の新星の他2名はですね…
ロマーノ・フェナーティ選手の方はツイッターとかやってないみたいで、良く分からないんですが…
ニッコロー・アントネッリ選手の方は…あぁ、やっぱり、例のトルテッリーニがないのがキツかったんでしょうかね…土曜日の夜にはFBの方にこんなこと書いとりました…

《…ooh bene bene…oggi sono soddisfatto di come son andato. adesso un po di relax …sushi ( anche perche non ci sono i tortellini) e poi nanna, ci sentiam domani(んん、まぁ、良いか…今日の出来に関しては満足。これから少々リラックスで…寿司(トルテッリーニもないもんで)と、それから、ねんね。じゃ、また明日。)》




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