『シュワンツ：オースティンテスト、モトGP＆SBK機を試乗』
★ケヴィン・シュワンツ（1993年500ccクラス総合優勝、今年の6月で50才）が今年の鈴鹿8耐参戦に向け、オースティンサーキットでGSX-R 1000機でのトレーニングを行なった。なお、鈴鹿8耐久にはLegend of ヨシムラスズキシェルアドバンスレーシングチームより、辻本聡と組んで出場する。
★今回、シュワンツ氏はスズキ・モトGPチームによるオースティンテストに加わったため、モトGPプロトタイプ XHR-1機にも試乗した。
★シュワンツ氏が『Road Racing World』に、次のようにコメント。
「（スズキの）モトGPチームがテストをするって話を聞いた時、すぐにヨシモとに連絡して、彼らと一緒にスーパーバイクの試乗ができるかどうか訊いたんですよ。
去年（鈴鹿8耐参戦に向け）、かなりトレーニングしたんですよ…ただ、マシンに乗ってじゃないけどね。今はよく600ccで走ってるが、SBK機とは全然別物だから…あまりためになってるとは思えないね。」
（Source：2014年04月16日 Gpone記事より抜粋）
そして、実際に乗ってみたところ…
『シュワンツ、スズキ・モトGP試乗：参戦準備OK』
★4月15〜16日にオースティン・サーキットで行なわれたスズキテストに参加したケヴィン・シュワンツのコメント。
「【スズキのSBK機を試乗後、モトGP機を試してみて…】
500ccから250ccに乗り換えたような手応えだね…つまり、モトGP機の方がそれほど小さくて、コンパクトだと言うことですよ！マシンは良く曲がるし、加速では強い走りをする…まったく実に面白かったよ。ポテンシャルはかなりのものだし、ブレーキングでは巧みだし…だから、こっちはただ加速し、ブレーキをかけるのみ。残りはマシンにおまかせでね。スズキは今からでも参戦できるんじゃないのかなぁ…できるだけ早くにね。テストで多くの事柄を確認できるが、ただ、実戦で走って初めてマシンの理解ができるものだからね。モトGP機に乗ってみたら、GSX-R機（スーパーバイク）の事を更に評価したい気持ちになりましたよ…7月の鈴鹿8耐久に向け、このままマシンでの作業を進めて行きたい気持ちですね。」
（Source：2014年04月16日 Moto.it記事より抜粋）
おっ、こちらのコメントの方がもっと詳しいですねぇ。
『シュワンツ：スズキ2015年モトGP機プロトタイプXRH-1でコースへ』
★スズキのモトGP XRH-1機を試乗したケヴィン・シュワンツのコメント。
「ボックスのとは反対側の長距離ストレートを走ってた時、こうつぶやいたね…ちょっと待てよ！これ、5速で時速240〜250kmだろ…ここでウィリーできないだろ…しがみついてられるかな？
このタイヤ（ブリヂストン）の事も全然知らないし…見当つけようと思って限界まで攻めてみて、それから、挙動を理解しようとまたアクセルを開いてみて。最終的に、こうつぶやいたね…何ともないじゃないか！って。唯一、自分がマシンにやらせる事ができたのは、序盤の低速コーナー立上がりだね…リアに僅かな動きでもってね。それ以外は、なし。このマシンの電制システム（ECU）は実に良いものなんじゃないかな…色々と面白い音が聞こえてきてたから。
唯一、マズい事をさせてしまったのは、コースの間違ったポイントを走らせてしまった時か…それか、膨らませてみようとして加速し過ぎでコーナーに入った時かな。ブレーキレバーをプッシュできて、コーナー内側に向って乗り出して行くところまでは、マシンは進むべき所を正確に進みますね。マシンのセットアップ、最大バンク角、コーナー旋回など、まるで全てあらかじめ決められてるみたいですよ。いやぁ〜改めて驚異的ですよ…このマシンの電制システム（ECU）の機能ときたらね。
【もうモトGP XRH-1機のテスト走行はしないと…】
レースでは他のに（SBK機）乗らなければならないって分かってるのに、もう（モトGP機に）乗る必要ないでしょ。あっち（SBK機）に乗った時にムカつくだけで。」
（Source：2014年04月16日 Motoblog.it記事より抜粋）
あの…イタリア大手サイト『Gpone』の方に、今回のテスト関係でこんな写真がキャプション付きで出てたんですよ…
イタリア人の目から見て、よっぽど凄い労働量なんでしょうかね…
青木宣篤テストライダー…
《ノブ、あまりに仕事が多過ぎるってなら、喜んで手を貸すよ》
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