さて…ダニ・ペドロサ選手のレース一時撤退にともない、急に降って沸いた『ケーシー・ストーナー代役参戦』の夢なんですが…
まずは、カタール開幕レース直後…つまり、ペドロサ選手がレース撤退を発表した直後のホンダHRC側のコメントから見てみますか。
『ストーナー代役参戦について:リヴィオ・スッポ』
★腕上がりに苦しむダニ・ペドロサがレースからの一時撤退を表明した直後、代役にケーシー・ストーナーを希望する声が多い中、ホンダHRCチームマネージャーのリヴィオ・スッポが次のようにコメントした。
「ケーシー(ストーナー)はもう何回も『絶対にモトGPには復帰しない』って言ってますからね。とにかく、私はダニ(ペドロサ)の方の問題が解決する方を期待してます。私は楽観的なもんですから。」
(2015年03月30日『Marca』記事参照)
それから4日ほど経ちまして…
今度はストーナー元選手がみずから、ツイートで『代役参戦しないよ』って表明しまして…
その直後のスッポマネージャーのコメントが、こちら。
★ストーナー元選手が『オースティンに代役参戦しない』とツイートした後、リヴィオ・スッポチームマネージャーのコメント。
「そう言う訳です…ケーシーとは(代役参戦について)話し合いましたよ…ケーシーにとっては嬉しい話だったんじゃないんでしょうかね…ただ、状況としては好機と言うのではなかった。うちは開幕戦は5位スタートだったんですよ…優勝ではなくね。うちは、このまま集中し続けていく方が良いでしょう。
(ストーナー代役参戦は)ファンにとっては素晴らしい話だったでしょう。ただ、ケーシーは…確かに、うちで(モトGP機の)テストを続けてるとは言え、(オースティンは)走ったことのないコースですからね。ファンの皆さんだって、(ストーナーが参戦したら)すぐにトップを走ってくれることを期待してるかもしれないでしょうが…それは過大評価かもしれないですよね…いまやレベルは非常に高くなってるんだから。出ないってことで良かったんですよ…我々皆にとってね。」
(2015年04月03日『Gpone』記事参照)
んじゃ、ストーナー復帰の希望がすっかりなくなったかと言えば…
こんなことを言い出す人が…
★ストーナー元選手の鈴鹿8耐参戦について、ケヴィン・シュワンツが次のようにコメントした。
「鈴鹿って言うのは、またマシンで走り始めるには良い場所でね…特に、レースに戻りたいって気持ちがあるならね。ケーシーは3〜4セッションほど走るんじゃないかって思うんだけど…そうしたら、またモトGP機で走れるように仕上がるんじゃないの。
レース・コンディションで3〜4時間ほどマシンに乗ってたら、レース・コンディションってものに合わせていく助けになる。昔のように戻るとは言わないけどね…でも、ソファーに座ってるよりは(感覚が)戻ることは確かでしょ。」
(2015年04月05日『Gpone』記事参照)
まぁ、ケヴィン・シュワンツ元選手と言えば、近年、鈴鹿8耐に2年連続で出てたわけですから、言葉に重みがありますなぁ………
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つまり、「KC は出たいがホンダは出したくない」っていうのが現実でしょうか。
そもそもホンダ側からってよりも、「何だったら俺が代わりに乗ってもいいんだけど?」って、KC 側から話を振ったような気もしなくもないですね。
>ケーシーとは(代役参戦について)話し合いましたよ
これもどっちから話を振ったかが触れられてないわけで。
まずはダニの回復次第ですが、この辺もどうなるかまた見ものですね。
2017年体制でファクトリー機が増えた時、そこに KC の姿がありそう…!?