MotoGP

マルケス『高い戦闘レベルに達した』2015ミザノテスト

『ホンダ:ミザノテスト』

misanotest-gpone1.jpg


★7月15日〜16日、酷暑のミザノサーキットでホンダのプライベートテストが行われた。

★最近、敷設されたばかりのアスファルトを試しつつ、2016年版マシンのテストに加え、今シーズン後半に向けてのセッティングのリサーチ等(ブレーキングやコーナー進入時の問題点に向けて)が行われた。

★ブレーキング問題解決に向けてテストするには、ミザノ・サーキットは理想的なコースであり、マルケス選手はテスト初日に次のようにコメントした。
「ザクセンリンクは、強いブレーキングをするようなコーナーは2ヶ所しかないんだけど、ここミザノではもっとたくさんあるんですよ。ちょうど良いコースでしたね。実際、うちの問題点…リアがスライディングしながらのコーナー進入を検証できるコーナーがいくつかあるんですよね。今日はちょっとだけ前進したんで、明日はこの辺りに関してもっと作業していく予定です。」

★新アスファルトに関するマルケス選手のコメント(テスト初日)。
「新アスファルトは素晴らしいです…以前より速く走れますね。だから、比較検討するのが難しいかな。」

★ダニ・ペドロサのテスト初日のコメント。
「新アスファルトのラインを試してみたんですが…良くなった感じですね。陥没も減ったし、グリップも出てきたし。ポジティブですよ。今日は本当に暑かったんで、かなり厳しかったですけどね。
うちはマシンのバランスを最良にすることと、ベースになるレース用セッティングに集中して…マシンをもっと操縦しやすくすて、コーナー進入も立ち上がりも速くなるよう各種セッティングを比較してました。」
misanotest-gpone2.jpg


★テスト2日目、気温38度、路面温度61度。マルケス選手の自己最高タイムは1分32秒00。

★テスト2日目の終盤、マルケス選手がスリップ転倒。また、2016年版マシン用の新フレームをテストしていた。
マルケス選手のコメント。
「ケガはなかったです。もの凄い低速での転倒だったんで。去年みたいに転んでしまいました(笑)
今朝、試したマシンには『プロトフレーム』が使われていて…来年用のプロトタイプのフレームなんです。ポジティブ面もあったけど、ネガティブ面もありますね。でも、色々ともう少しだけはっきりしてきましたよ。明日のミシュランテストでも、このフレームを試してみる予定です。
ここ最近のレースで使っている2014年版フレームでの作業もかなりしてました。ここのコースでは、いくらか前進できましたね…とにかく、高い戦闘レベルに達することができたと思います。今後、それを確かめていけるかどうかですね。」

★テスト2日目、ダニ・ペドロサが2016年用フレームについてコメント。
「試してはみたけど、たった1回の出走だったんで。明日のミシュランテストでもっと使ってみる予定です。」

★テスト3日目(最終日)。2016年版RC213V機にミシュランタイヤ(17インチ)を履かせ、来シーズン仕様にしてのテストが行われた。転倒はなかった。

(2015年07月15日『Moto.it』記事参照)
(2015年07月15日『Gpone』記事参照)
(2015年07月16日『Gpone』記事参照)
(2015年07月17日『Gpone』記事参照)
(2015年07月17日『Gpone』記事参照)


メルマガ号外 2015年07月18日 発行】
【2015年ザクセンリンクGP内輪話】

●ホンダ完全勝利:マルケス退屈、ペドロサの策

[amazonjs asin=”B00ZD9ESMY” locale=”JP” title=”ライディングスポーツ 2015年 09 月号 雑誌”]

復活を超え…さらに進化!?クリックPrego > 人気ブログランキングへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP