ロッシ『タイトルはヴァレンシアで決まる』2015ミザノGP

『ロッシ：集中力維持が大変』

★9月10日（木）、ミザノGP木曜会見で総合首位の証である中央席に返り咲いたヴァレンティーノ・ロッシが、次のように話した。
「（また中央席に座れて）良いもんですねぇ…でも、両脇（※ロレンソ＆マルケス選手）からのプレッシャーがちょっとあるけど（冗）。
ミザノ戦はいつだって特別でね…地元タヴッリャからも最寄りだし（※14km）、ある意味、僕はここのサーキットで大きくなったようなもんですから…ここでは父グラツィアーノが走るのも何度も観たし…特に4輪ですね。僕自身もここで初めてレース用マシンの試し乗りをしたし。それに今年はさらに観客数も多いって言うじゃないですか…（シルヴァーストーン前戦で）僕が優勝し、イタリア人が表彰台を独占し、僕が総合首位だっていうのもあるんでしょうけどね。とにかく、期待はもの凄い大きいし、そう思うと誇らしいですね…このレースへの関心が毎年高くなっていってるんですから。当然、ここは全てがいつもより厄介なんですよ…僕に会いに来る人も多いし…でも、コースでの作業に関しては集中していかないと。」

【好みのコース？】
「ええ、好きですよ。ここはヤマハM1機も常に強い走りをしているし…2014年の優勝は素晴らしかったし、重要なものでしたね。でも、ライバル陣も最強ですから…ホルヘ（ロレンソ）はモトGPクラスでは、僕同様にここで3回優勝してるでしょ…マルク（マルケス）はここでテストをしていたし、けっこう速いですからね。コース路面も完全に再舗装されたし…2014年に僕らがそう言う要請をだしてたんですよ。なかなか良い仕上がりに見えますけどね。うちのマシンに合うかどうか…ですね。」

【タイトル争いを左右させるのはマルケス選手？】
「シルヴァーストーン戦後、状況はちょっと変わりましたね。マルクはまだタイトル争いから外れてないけど…まぁ、ほぼ外れましたね。残るは僕とホルヘの2人で、互いに各レースがどんどん厳しいものになっていくでしょう。タイトル争いのことを、まず第一に考えていかないとね。12ポイントの差なんて、ないも同然だから。マルクに関しては、以前とまったく変わらないものと思ってます…ひたすら優勝を目指してきますよ。」

【ここはロッシ＆ロレンソ両選手とも速いし、ホンダよりヤマハ勝利の方が多いですよね…最終ラップで2人の対決になるかも？】
「僕はここで3回優勝してるんだけど、いつもホルヘとの競り合いだったし…ホルヘの3勝は常に独走ゴールなんですよ。僕らのレースの仕方はちょっと違ってるし、ホルヘが万全だと最終ラップ勝負になるなんてのは難しいでしょうね。でも、レースは毎回別物だし、今回はどうなることか…」

【ロッシ選手はよくヤマハR1M機でミザノのコースを走っているから、今回は有利？】
「R1M機でここを走るのは、特にフィジカルトレーニングだと思ってるんですよ…ブレーキングや走行ライン、加速地点など完全に異なってますから。この新路面に関しては経験済みだけど、かなり有利になるってことはないと思いますよ。」

【ファンの応援と言うのは大きいもの？】
「重要ですよ…自分を応援してくれるファンの皆さんを目にするのは感無量ですから…でも、あいにく、コースで大きな違いが出てくることはないです。ムジェッロでも大応援をしてもらったけど、ホルヘの大勝利だったでしょ。今回から最終戦まで、どちらにとって有利なコースかどうかは何とも言えないと思いますよ…タイトルはヴァレンシア最終戦で決まると思ってますんで。」

【先週、アラゴンでテストをしていたが…】
「2016年のヤマハR1機のテストをして、日本へ送るためのデータを収集しました。あいにく、ブリヂストンタイヤで走ったんですよ…ミシュランじゃなく。R1機はミシュラン用に想定されてるんですけどね。」

（2015年09月10日『Moto.it』記事参照）
（2015年09月10日『Gpone』記事参照）

ロッシ選手のヘルメットお世話係は125ccクラスの元トップライダー。
雨用セッティングについての作業を説明しております。

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【ヘルメット問題：ロレンソ・ミザノGP続報、ロッシの雨天対策】

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