ロレンソ平静『プレッシャーは全くない』2017バルセロナGP

『ロレンソ平静：プレッシャーは全くない』

★ムジェッロ前戦でドゥカティ勢は優勝ドヴィツィオーゾ、3位ペトルッチ、5位バウティスタと絶好調だったが、ホルヘ・ロレンソは首位と14秒以上の差で8位ゴールだった。

★ムジェッロ決勝戦後、ジジ・ダッリーニャ氏（ドゥカティ・ゼネラルディレクター）は、ロレンソ選手にプレッシャーをかけすぎず、焦らないで作業を進めさせるべきだと話していた。

★6月8日（木）、バルセロナGPにてホルヘ・ロレンソ（ドゥカティファクトリー）が次のように語った。

「僕はプレッシャーは全く感じてません。モトGPに参戦しているのは情熱からと、大変に意義ある挑戦を続けるためですから。僕の頭の中にあるのはそれだけです。他の人達が言ってることは、一意見にすぎませんから。僕は尊重すべきものだけを尊重していきます。頭の中にあるのは、自分で掲げた目標に達すると言うことだけです。」

【ムジェッロでのドゥカティ優勝については？】
「僕は先週の木曜〜金曜日から『うちのマシンには優勝できるポテンシャルがある』と明言してましたから。戦闘力の高いドゥカティ機が何台もあったんでね。アンドレア（ドヴィツィオーゾ）は好調だし、優勝の可能性はあると思って全力を尽くしたわけでしょ。彼もペトルッチも、ああ言うビッグレースをして当然ですよ。2人とも優秀だったし、マシンの戦闘力を活かせてましたからね。」

【ロレンソ選手はマシンの戦闘力を活かしきれなかった…】
「正しい道が見つかったと思ったんですけどねぇ。でも結局、いつも何か足りないんですよ。トラックの何ヶ所かで、あまりにもタイムロスしてしまって。レースで首位に立った時、一瞬、そのまま引き離して行けそうだったんですよ。ところが、いつもロスしていた地点に差しかかったら、やっぱりそうなってしまった。最終的にはネガティブなレースでしたね。でも、（首位とは）たった14秒差でしょ。上手く行ってないレースで1周0.5秒遅れだったってことは、上手く行った時は優勝争いができるんじゃないかなぁ。」

【ル・マン戦後、バルセロナでテストをしていたが…】
「何週間か前に、ここで行ったテストは興味深いものでした。僕はけっこう速かったんですよね。明日は早速、その辺からスタートして行きたいもんですねぇ。」

【今回の予想は？】
「今年は、未知の部分が多いから。才能あるライダーが操縦している速いマシンが多いですからね。そう言う意味では、もうほとんどモト3クラスみたいな感じですよ。3つの要素がかなり重要になってくるでしょう。ライダーとマシン、そしてタイヤです。その内の1つでも上手く機能しなければ、かなり後方に下がってしまう。ヘレスのヤマハみたいにね。確か、6位と10位だったでしょ。ところが、ル・マンでは制覇してましたしね。
一方、ホンダはヘレスは制覇していたが、ムジェッロでは苦戦していた。トラック内に2〜3ヶ所走りづらい所でもあったら、もう苦戦してしまうんです。」

（2017年06月08日『Motorsport.com』記事参照）

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ロレンソ選手が公衆の面前で、ピッロテストライダーに感謝！
謙虚な姿勢にイタリア人記者も感激してました。
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【2017 ムジェッロGPまとめ ドゥカティ＆ヤマハ、ホンダ】［2017年06月09日 発行 Vol. 144］

●ドゥカティ：ドヴィ、ペトルッチ感涙ムジェッロ表彰台
・ドヴィツィオーゾ：能力の高さを確信
・ムジェッロ戦の勝敗を左右した4つの鍵
・ドヴィ「作戦なしで自由に走ってみても良いのかも…」
・ウィングなしで遅くなったのか？
・ドゥカティ開発のイニシアチブは誰に？
・ピッロはロレンソを抜けたのか？
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・ロレンソ、ピッロに感謝「引っ張ってくれて有難う」
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ロレンソ選手は努力してる！って、イタリア人記者まで太鼓判を押してました。
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