『ロッシ、シート後部クッションの秘密とは?』
★4月3日(月)、ヘレスで行われたモトGPテストで、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ・ペトロナスSRT)が12位だった。なお、前日のヘレスGP決勝戦では17位だった。
★同テストでロッシ選手のマシンのシート後部に設置されていた小さなクッション状のものについて、マウロ・サンキーニ氏(元SBK選手。現在はイタリア衛星放送『SKY』解説者)が次のように説明した。
「あくまでも推論で…もしかしたら、たいした意味はないのかもしれませんけどね。
あの座布団みたいなスポンジは、今までとは異なるシートポジションを探るためのものなのかも…荷重配分を最適化にするためにね。と言うのも、(ロッシチームは)新たにマシンのジオメトリーの見直しをしてたはずなんですよ。
ヴァレンティーノはもっと速さを出す必要があり、おそらく、今までとは違うマシンの扱い方を探る必要があるはずなんです。それで、あの座布団みたいなスポンジを設置することにより、ポジションを若干変えることができるんじゃないかと思いましてね。」
【最近の若手選手は頭を前に突き出し、身体をマシンから乗り出すようなスタイルで、特にコーナーで効果を発揮しているが…】
「コーナー進入の初期段階や旋回時に助けになるようで…身体を、もう少し中心側に置くことができますからね。もしかしたら、ヘルメットのおかげでもっとフロント側に寄ることができるだろうし、そうすると最近主流のライディングスタイルになって、コーナーで上手くマシンを曲げられるようになるんですよ。ライダーの身体は、マシンからぶら下がるような感じになってね。」
(参照サイト:『Tuttomotoriweb』)
(Photo:Tuttomotoriweb)
ロッシのレース転倒に対するポジティブさにメディアの方が困惑してるって話は、note『2021ポルトガルGPまとめ』でどうぞ!
諦めないスピリットですね。
今のMotoGPライダーはまるでサイドカーのパッセンジャーの様で、マシンにブラサガリしてる感が凄い。まあサイドカーはツーオペだけど、GPライダーはやっぱり凄いなって思う。
ロッシのアプリリア・ホンダ・ヤマハ・ドゥカ・ヤマハと乗り換えて来た経緯はダテじゃない所は、当時のロッシのライディングスタイルを見れば素人でも解る位に、今と全く違ってて驚いてしまう所。今現在も必至に苦しみながら、最良なライディングスタイルのソリューションを模索してる事もまた進化を止めて無いと言う事で、そこを見守りたいです。まだやれるって所を見せて欲しい。頑張れロッシ!
四輪のコーナーで使う技術にトレーリングブレーキというのがあって、簡単に言うとアクセルと同時に左足ブレーキでトラクションをかけサスを縮め重心を下げ内輪の接地圧も上げ結果 旋回力を上げるのだけれども、タイヤ・サス・フレームの性能が上がり二輪でも同様の考え方でスリップアングルを使いトラクションを得、低重心と合わせて旋回力を上げエントリー・ターンイン・再加速をよりシームレスにできる走法が車体技術の進化によって可能になってきているのですね。
昔の話だけどクリスチャン・サロンがゴロワーズヤマハのGP500でタイヤのスリップアングルを使いスクラブ抵抗を利用して旋回力を上げようとしていたが当時のサスの過渡特性ではコーナリング全体の動きに繋げる事が出来ず、もっぱらエントリー時の制動距離短縮にしか使えなかったし、少しでも速く向きを変えて再加速したいが為にターンイン後からリアタイヤをドリフトさせて白煙と共にカワサキを走らせるギャリー・マッコイもいたがタイムには繋がらなかった。
そういう時代のGP500を知ってるロッシが車体の進化に合わせる努力をしている姿に感動を覚える。
諦めていない証拠。Forza Vale !
リーンウイズに近いロッシのハングオフは、タイヤに対するストレスが大き過ぎてスピンが多くなりタイヤの劣化を早めてるのかもしれませんね。
しかし、遅くなった最大の原因はやはり加齢による反射神経の衰えかと。タイヤのグリップ、フォーム改良云々の前に、もう自分の衰えをすなおに認めるべきかと。
ロッシ、最大の武器であったブレーキングで下位のライダーに楽々抜かれ、トップクラスの突っ込みをしてないのにフロントから転倒する事実が全てを物語っています。
それに、全盛期はリアタイヤのグリップが悪くても自由自在にドリフトをコントロールして速く走ってましたからね。
さすがに、史上最強のライダーのこんな姿は見るに見かねます。多くのロッシファンも同じことを思ってるはずです。
ライディングスタイルの違いで、昔(500の時代)はアクセルを「開ける」って言ってたけど、今はアクセルを「絞る」って言うらしいね?
昔、小柄なライダーがシートのお尻側にスポンジを盛って、ポジションを合わせているのはよく見ましたが、いやはや長身のバレが試すとはねぇ。
現状に甘んじること無く改善を止めないのは、まだまだ諦めていない証拠。
Forza Vale!!
結果が伴っている現在のM1を是として根性とか精神論でのアプローチではなく具体的方向性を定めて自身の操縦方法の見直しに移行したのでしょうか?
WGPで暴れ馬を手なづけ、MOTOGP創生期に移籍と共にM1を昇華させ、不毛の移籍からのカムバック後も気鋭の若手達とパルクフェルメ入りを繰り広げて来たdoctor!
色んな順風、逆風に自らもチューニングしてきた姿はしっかりと見つめて来たつもりで
す。
結果を問わず可能な限り一挙手一投足を見守りますので悔いを残す事なくあがき苦しむ姿を魅せて下さい!
8耐でペアで共有する時に付けるスポンジみたいですね。
コーリンと組んだ時、大治郎が付けてたような。
現地の方は”座布団”ご存知なんでしょう?