MotoGP

モトGP成績表、総合8位〜14位:2021年シーズン前半

『モトGP成績表、総合8位〜14位:2021年シーズン前半』

★2021年のモトGPシーズン前半の9戦を終え、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が各選手のパフォーマンスを以下のように採点した。

[ 総合7位まではこちら ]

・アレイシ・エスパルガロ、過小評価ライダー
(8点:総合8位、−95ポイント、表彰台0回)

相変わらず転倒が甚だしいものの、全体的には実にポジティブだった。
いつも言ってることだが、マシンが互角ならば1周タイムはほぼ無敵であり、今年はレースの方もしっかりした内容になってきている。
破格ライダーとは言えないのだろうが、大勢が思っている以上の力はある。

・ブラッド・ビンダー、苦戦中
(5点:総合9位、−96ポイント、表彰台0回)

個人的にかなり期待していたのだ…安定してトップ5入りするものと信じ切っていたので、私にとっては今シーズンの『がっかりライダー』と言うことになる。まぁ、一瞬にして、それを翻してくれるかもしれないが。
ペースを変える必要あり。

・マルク・マルケス、別次元
(9点:総合10位、−106ポイント、表彰台1回のうち優勝1回)

ザクセンリンク戦での優勝は、10点満点に花丸も付けていい。また、アッセン戦も上手かったし、ル・マン戦のマシン交換も素晴らしかった。
約1年のブランクがあったものの、いまだ最強ライダーであることを証明している。ただし、以前のような絶対的な強さは、まだ戻ってきていない。
行動面については困惑させられることもあるが、あくまでも人としてであって、二輪レーサーとしては問題ない。

・タカアキ・ナカガミ、典型的な日本人
(5.5点:総合11位、−115ポイント、表彰台0回)

及第点まで、もう少しである。なにが足りないかと言えば、これまで同様、好機をフル活用することができずにいるからだ。
しかし、あの粘り強さは実に良い。パフォーマンス向上に向け、楽とは言い難いマシンで真摯な努力を続けている。

・ポル・エスパルガロ、KTMが恋しいかも
(4点:総合12位、−115ポイント、表彰台0回)

私にとっては、まさに『がっかりライダー』である。カタールでのテストや1戦目の走りっぷりからして、主役になれるライダーだと確信していたのだから。
ところが、ポルティマオ以降、すっかり沈み込んでしまい、予想とは異なるマシンを上手く乗りこなすことができずにいるのだ。

・フランコ・モルビデッリ、忘れてしまいたいシーズン
(7点:総合13位、−116ポイント、表彰台1回で優勝は0回)

完全にやる気を失っており、こう言う言い方をするとリン・ジャーヴィス(マネージングディレクター)が怒るのだが…骨董品並みのマシンのせいでボロボロになっている。とにかく、ジャーヴィスが反論のしようがないほどに、それは事実なのだ。
モルビデッリを最新ファクトリー機に乗せなかったことに、ヤマハは責任を感じるべきだろう。そのせいで、モトGPの最強ライダーの1人が精神的にボロボロになってしまっているのだから。
そして、今はケガにも苦しんでいるのだ。

・アレックス・リンス、集中不足
(4点:総合14位、−123ポイント、表彰台0回)

最強、最速ライダーながら、自制が効かず、豊富な才能を上手くコントロールできずにいる。もったいない話だが、ただ、こうなってしまうのは初めてではなく、これまでのキャリアにおいて頻繁に陥ってきているのだ。
しかも、自転車トレーニング中のケガも、携帯電話でよそ見していたのだから。

[ 総合15位以降に続く ]

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

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