MotoGP

モトGP成績表、総合首位〜7位:2021年シーズン前半

『モトGP成績表、総合首位〜7位:2021年シーズン前半』

★2021年のモトGPシーズン前半の9戦を終え、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(イタリア衛星放送『SKY』レポーター)が各選手のパフォーマンスを以下のように採点した。

・ファビオ・クアルタラロー、天下人
(9点:総合首位、156ポイント、表彰台6回のうち優勝4回)

低調だったのはカタール1戦目のみ。当初は心配されていたが、それ以降はほぼ無敵状態となる。他の選手らを大きく引き離し、同じマシンを駆るヤマハ選手と比べても遥かに強い。
ここまでプラスアルファの力をみせつけており、迷いのないオーバーテイクやレース戦略、コントロール能力、1周タイム、スピード等において顕著である。
スタート時のみ迷いが見えるものの、完璧な者など存在しないのだから…。

・ヨハン・ザルコ、賭けに勝つ
(8点:総合2位、−34ポイント、表彰台4回で優勝は0)

0ポイントレースはポルトガル戦の1回のみ。6戦においてハイレベルな戦いをし、しっかりとした走りで速い。また、むやみに上位に執着しない姿勢も見せている。
総合順位ではドゥカティ勢トップだが、おそらく最速と言うわけではない。ジジ・ダッリーニャ(エンジニア、ゼネラルディレクター)のたっての希望でドゥカティ入りした選手であり、その判断は正しかったと言える。

・フランチェスコ・バニャイア、未完成
(8点:総合3位、−47ポイント、表彰台3回で優勝は0)

熱狂的なライディングを見せる時もあれば、やや苦戦する時ももあるが、全体的に納得のいく走りをしている。
ただ、ビッグライダーになるには、全てのピースを1つにまとめ上げる必要があり、それはいまだ1度も達成できていない。
しかし、大きな力を秘めており、モトGPクラスのビッグになれる可能性はある。

・ジョアン・ミール、真のチャンピオンライダー
(8点:総合4位、−55ポイント、表彰台3回で優勝は0)

常に予選で苦戦するものの、レースではほぼ毎回最強である(※ル・マンを除く)。
昨年同様、実にコンスタントではあるが、今年はクアルタラローと言う覇者がいるため総合順位では引き離されている。とは言え、本人は抜かりなく、オーバーテイクはみごとで、毎回、最大限の結果を獲得していっている。

・ジャック・ミラー、解読困難
(6.5点:総合5位、−56ポイント、表彰台3回のうち優勝2回)

多少ツイていたとは言え、2勝しているが、それがなければもっとネガティブな評価となっていただろう。
ダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)によれば、「欲のなさが限界点になっている」とのこと。その結果、不安定なリザルトとなり、ミスを繰り返してしまう懸念あり。

・マーヴェリック・ヴィニャーレス、解読不能
(6点:総合6位、−61ポイント、表彰台2回のうち優勝1回)

カタール1戦目でみごと優勝を決め、今シーズンは主役になれそうだったのに、レースごとのムラが大きく、ドイツ戦で最下位になったかと思えば、1週間後のオランダ戦では2位になっていた。
ヤマハとは息が合わず…もしかしたら2015年の序盤5戦以外、ずっとしっくりきていなかったのかもしれない。その結果、才能を潰すような状態になってしまっている。
すでに離脱を表明しているため、シーズン後半がどうなるかは予測し難い。

・ミゲル・オリヴェイラ、チャンピオン候補
(8点:総合7位、−71ポイント、3回表彰台のうち優勝1回)

以前、マルコ・メランドリが最強ライダーの1人にあげていたが、私も全面的に賛成である。他のKTM選手らとの差は実に大きく、同選手がいかに優秀であるかを証明している。
これまで一度もタイトルを獲得したことはないが、まさにモトGPクラスで取るかもしれない。今年はともかく、将来的に可能性はあるだろう。

[ 総合8位以降に続く ]

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

ドヴィツィオーゾはヤマハからモトGP復帰したがってるんだけど…って話は、note『ロッシ&ドヴィツィオーゾ去就まとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. masa より:

    各ライダー名の後に書いてあるコメントが面白いですね~

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