ロレンソ『ロッシのランチで耐久レースに参戦するよ！』

『ロレンソ：ロッシのランチで耐久レースに参戦するよ！』

★11月23〜28日、ミラノで開催されている『EICMA（モーターサイクルショー）』に、ホルヘ・ロレンソ（34才、2010/2012/2015年モトGP総合優勝）が出演した。

★ロレンソ元選手はスクーター『CUmini SE JL99』のアンバサダーを務めている。

★ロレンソ元選手のコメント。

「『EICMA』に来るのは、いつだって良いもので…大勢観客がいるし、いまだコロナ禍とは言え、二輪レースや二輪への熱い情熱が一杯でね。
今回は『Vmoto』のイベントで来てるんだけど…今後、僕らは皆、電動バイクに移行して行くことになると思いますよ。将来的に、エンジン音なんてものはなくなるだろうね。まぁ、すべてはファンの皆さん次第だろうけど、ただ、環境保護と言う意味において今より許容できる世界にしたいのなら、そう言う方向になっていくのでしょうね。」

【先日、ヘレスでモトGPテストが行われていたが…】
「2022年は、けっこう真っ赤に染まりそうでしょ！今年だって、僕は『ドゥカティがチャンピオン最有力候補だろう』と言ってたし…ただ、未知数だったクアルタラローが、結局、総合優勝してましたけどね。
ドゥカティは更に一歩前進したように見えるし、それも大半はジジ・ダッリーニャのおかげでしょ。毎年、ジジは前に出られるってところを見せているし、新しいものを投入してくるじゃないですか…そして、他メーカーがそれに追随すると言った感じでね。
ここに至るまでの業績を思えば、ジジがまだモトGPで（ライダー部門の）タイトルを取ってないなんて変な話だと思いますよ。でも、来年はチャンスなんじゃないんですか。」

【強敵となるであろうクアルタラロー選手に、移籍の可能性が出ているようだが…】
「優勝争いができるようなマシンなら、そのまま継続していくのがベストなわけで…マシン乗り換えは一歩後退であり、リスクになりますからね。
残念ながら、ヤマハ機と言うのは大きく改革はされないんですよ…ドゥカティ機と違ってね。ドゥカティ機なんて2015年版と2022年版を乗り比べたら完全に別物だけど、ヤマハ機はほぼいつも同じだから。
まぁ、そう言うフィロソフィーだってことで、とにかく、懸命に作業はしてますからね。」

【今年、貴方はヴァレンティーノ・ロッシとよく会話していたようだが…】
「アラゴンで久しぶりにパドック入りした時、むこうがそう言うオープンな空気を出してきてたんですよ。2人で話をして…ランチでの100ｋｍ耐久レースに招待してもらいました。
と言うわけで、タヴッリャに行って参戦してきますよ。こう言う機会を作ってくれて、感謝してます。ランチのことは以前から興味津々だったんで、良いチャンスだとおもって…ダートトラックも大好きだしね。」

【久しぶりにロッシvsロレンソの対決になる！？】
「ロッシのおかげでね…昔は複雑な関係になってた頃もあったけど、今は互いに敬意を払い合ってるから。
本当はプンタ・カナへバカンスへ行くはずが、ランチに行くことにしたんですからね。僕にとっては新たな体験だし、他の選手らと一緒に楽しんできますよ。」

【ところで、マルク・マルケスの容態については？】
「マルクは破格ライダーで、体力的にも技術的にも最強だと思ってるんで…まぁ、ほぼ無敵状態でしょうね。
ただ、他の選手よりもリスクは大きいでしょ…ケガの可能性が高い時ってのはあるものだから。今は視力に問題があるのでしょ。上手く解決してくれると良いんだけど…モトGPからマルクのような選手がいなくなって欲しくないんでね。」

Lorenzo set to take part in the 100 km race at the Ranch with Valentino Rossi: INTERVIEW – "I was going to go to Punta Cana, but he invited me and we will make a pair as in the past. I see a very red 2022 in MotoGP, if Quartararo no longer has stimuli it… https://t.co/Xnldr6U4QS pic.twitter.com/r0jmQVqgKQ

— gpone.com (@gponedotcom) November 27, 2021

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）

現在のモトGPでは『バニャイア＆ドゥカティ機』がベストコンビ…って話は、『アルガルヴェGPまとめ』でどうぞ！