『ザマーニ:なぜFIM会長はVR46チームはヤマハに移ると公言したのか?』
★先日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)のホルヘ・ヴィエガス会長が、年次総会の場で「2024年にヴァレンティーノ・ロッシ(のVR46チーム)が、ドゥカティからヤマハに移るだろう」と発言した。
★12月5日、VR46チームのアレッシオ・サルッチ氏(チームプリンシパル)が速攻で否定し、ドゥカティとの3年契約(※2024年末まで)を遵守すると話した。
★イタリアのジョヴァンニ・ザマーニ記者(『SKY』レポーター)が、同件について次のように解説した。
《たとえ事実だったとしても(容認はできないが)、タイミングと言うものがあるだろうに…
とにかく、ヴィエガス会長はスクープを出したかったわけである…まるで低レベルなサイトが未確認の情報を発信して、クリック数を稼ぎたかったようにだ。
私にはFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が、なにがなんでも権威を示したかったように見えるのだ…重要な存在なのだと知らしめたかったのではないか…と。
あいにく、現実は真逆の状況だと言うのに。
かつて、FIMはドルナにロードレース世界選手権を売り渡し、現在はそのドルナが決定権を持ち、FIMはそれを承認する立場なのだから。
もちろん、ドルナとて、ドゥカティ機が8台参戦する現状がモトGPにとって良くないことは承知している。
なんらかの手を打つべき状況であり、とにかく、日本メーカー陣が撤退してしまわないようにしなければならず、ヤマハを4台体制に戻さなければならないのだ。
ドルナも既に動いており(少なくとも、そうであって欲しいものだ)、2022年シーズン中からヴァレンティーノ・ロッシを説得しようとしていたのだが、結局、拒否されてしまった。
ロッシ自身はヴァレンシア最終戦で、ヤマハ移籍の可能性について、「うちはドゥカティと契約済みで、満足しているから乗り換える必要は感じない」と明言している。
FIMが権威を示したいのであれば、なにかを公表するのではなく、スポーツレギュレーションにおいて確固とした存在を示すべきなのだ。
残念ながら、そう言う風にはなっておらず、ヴィエガス会長にもそれは分かっているのだから。》
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— FIM (@FIM_live) December 4, 2022
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter)
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普通に強制的に1メーカー4台までってのを推し進めればいいんじゃね?
おそらくホンダやヤマハが8台どころか6台とかになっても禁止になっているはず。
今回の件に限らずお膝元に緩すぎるのもスズキ撤退の一因になっている気もする。