MotoGP

ホンダLCR『リンスがホンダの対応に不満を言うのは、選手ならば有りがちなこと』ルーチョ・チェッキネッロ

『チェッキネッロ:リンスがホンダの対応に不満を言うのは、選手ならば有りがちなこと』

★アレックス・リンス(ホンダLCR)がアメリカズGPで優勝し、2021年ミザノGP以来久しぶりにホンダに勝利をもたらした。

★ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ氏(チームマネージャー)のコメント。

【冬季シーズンを見る限り、今回、こうしてレース優勝できると思っていた?】
「思ってなかったですねぇ…うちにとってもホンダにとっても、サプライズでした。
ただ、なかなか興味深い兆候はあったんですよ。マシンが改善されてきてる感じと言うか…息が合ってきて、マシン開発が進んできている感じはあったんです。
オースティン入りした際の目標は予選でトップ10入りして、レース本番でトップ7〜8内に入ることだったんです。
だから、スプリントで表彰台とか決勝戦で優勝するなんて、思ってもいなかったですね。」

【貴方は長年、スポンサーをきちんと確保し、チーム運営の能力が高く評価されているが、モトGPチームの運営と言うのは本当に難しいものなのでしょ?余暇はあるの?】
「チーム運営するようになって27年間が経つが、毎年、なにかしら仕事が増えていくんですよ。時代はどんどん厳しくなり、経費はますますかさんできてますからね。
高く評価されるのは嬉しいですね…とにかく、常に頑張っている状態なんで。自分のための時間なんてないですよ。ただ、この仕事が大好きなんで、それほど負担ではないです。
疲れたな〜って思う時もあるけれど、すぐに回復するしね。朝から晩まで、常に仕事をし…常にチーム運営のことや、その他諸々の活動について考えてるんですよ。」

【アレックス・リンスが、『ホンダが全ての改良マテリアルを使わせてくれない』と不満を漏らすことがあるが…】
「改良マテリアルと言えば、車台やその他の特定の部品などを指すわけですが…以前からホンダはうちの状況を気にかけてくれているし、現在はもっとなんですよ。
改良マテリアルと言えば、けっこうな頻度で『改善され、ステップアップしたマテリアル』と思われがちでしょ。ただ、ファクトリーチームで作業すると言うことは、レースウィークエンド中にセッティングのための貴重な時間を割いて、海の物とも山の物ともつかぬ物を試さなければならないと言うことですからね。
ホンダが一から十まで全て送ってよこさないのは、うちとしては歓迎すべきことなんです…うちにある物に関して、細かい分析ができたんですから。それだって、すでに大量にあって…シーズン序盤のわりには、多すぎるぐらいだったんですから。
リンスが不満を言うのは、選手ならばありがちなことで…とにかく、マテリアルは最大限に欲しいんですから。
とにかく、チームマネージャーとしてはホンダに対し、なんら不満はないと言えるでしょうね。いや、それどころか、マシン開発に関わらせてもらえて感謝しているぐらいですよ。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

兄マルケス処罰について、ホンダの異議申し立ては妥当…って話は、note『2023 アルゼンチンGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. ロッシふみ より:

    こういう考えた方がホンダ、そして選手との信頼関係を築くんでしょうね。 ルーチョに関する悪い話を聞いたことがない。 

  2. キャメル より:

    これはルーチョとリンスにアッパレでしょ!

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