マルティン『メンタル的に良い流れに入っている！』2023 日本GP

『マルティン：メンタル的に良い流れに入っている！』

★9月30日（土）、日本GPのモトGPセッションでホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）が、予選首位、スプリント優勝だった。

★総合2位を固持し、首位バニャイア選手と8ポイント差になった。

★マルティン選手のコメント。

【スプリント優勝については？】
「すごく嬉しいです…良い流れに入っているし、実際、結果に出てますよね。コースレコード更新でPPを獲得し、スプリントも優勝したんだから。これ以上はないってぐらい嬉しいです。
スプリントはもうちょっと遅いレースになると思ってたのに、ビンダーが常に貼り付いてくるもんだから、引き離すのに限界ぎりぎりプッシュをしなければならなかったんです。
とにかく、重要なのは明日の決勝の方なんで…うちはキチッと仕上がっているようですけどね。」

【1周タイムもレースペースも最速だが、マシンに何か手を入れたの？】
「実のところ、全然手は入れてないんですよ…手がかりになるようなものが見つかるまで、僕の方から状況に適応していくようにしてるんです。
その後、バニャイアやベッツェッキのデータと比較して…こう言う情報のおかげで、だんだん速くなれるんですよねぇ。
1周走るごとにちょっとずつ信頼感が増していって…それで、燃料満タンとかユーズドタイヤでの作業を多くやるようにしてます。
1周タイムは少ない燃料でやるものだし、新タイヤの時は自然に良くなってくれますからね。」

【頭を使って走るタイプ？それとも、反射的にアクセル操作をするタイプ？】
「両方ですね。どちらかをやると、もう一方につながると言うか…。
あと、今、メンタル面は良い時期じゃないですか…まぁ、走ってる時、多少の問題はあるかもしれないけど、でも、あまり色々と変更を加えたくないんですよ。ドゥカティ機は上手く走ってくれてますからね。
以前、けっこう勝ちまくってた時期も、マシンにはできるだけ手を入れないようにしてたんです。」

【燃料に問題があったの？】
「ちょっとギリギリだったんで、決勝も影響が出るかもしれません。でも、もっと遅めのレースリズムになるだろうから、問題はないと思うんですけどねぇ。
今日は上手くいったんで、明日も大丈夫でしょう。」

【バニャイア選手との関係が変わってきた？】
「ペッコとは良好関係だし、僕の方ではタイトル争いのせいで変わるってことはないですね。
僕は今この瞬間を活用しようと思ってるし、メンタリティを変える気はないです。その辺が鍵になるんじゃないんですか。
明日は好スタートを切って、良いレースをし、巡ってくるもの全てを取り込んでいければと思ってます。
各GP、各セッションで何が起きるかなんて分からないんだから、今この瞬間を最大限に活用しなければね。」

【明日の決勝に向け、なにか心配はある？】
「明日は長距離ですからねぇ…まぁ、皆、同じ条件なんだけど。
ペッコとマルコ（ベッツェッキ）は僕のデータを見て、改善しようとしてくるでしょ。でも、僕だって2人のデータを研究するんで。
あの2人の方が速いコーナーが2ヶ所あるんで、その点についてもう一歩前進できればねぇ。
速い選手のデータを見れるってのが、本当に重要なんですよ。目標は優勝で、無理そうなら表彰台です。
絶対にレースリズムが遅くなるはずなんで…燃料満タンで、1’44”0秒台で走るなんて現実的に無理ですからね。」

【スプリントのスタート直前、グリッドで何があったの？】
「センサーに問題が出て…壊れてしまったみたいな感じで、何の信号も出ないんですよ。
緊迫した瞬間でしたよね…でも、最終的に大丈夫だってことが判明しました。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

マルティン主役に返り咲き、バニャイアも高評価って話は、note『2023 サンマリノGPまとめ』でどうぞ！