ザルコ初優勝『喜びが溢れ出すと言うよりは、しみじみしてしまった…』2023 オーストラリアGP

『ザルコ：喜びが溢れ出すと言うよりは、しみじみしてしまった…』

★10月21日（土）、オーストラリアGPのモトGPクラスでヨハン・ザルコ（ドゥカティプラマック、33才）が、決勝で優勝した。なお、予選は5位だった。

★ザルコ選手は2015/2016年に2年連続でモト2総合優勝し、2017年からモトGP参戦しているが同クラスでのレース優勝は今回が初めてである。なお、ベストリザルトは2021年の総合5位。

★モト2時代は、優勝する度に『祝バク宙』を披露していた。
モトGPクラスでは19回表彰台に上がってきたが、「優勝しない限り、バク宙はしない」と公言していたため、本日は6年11ヶ月13日ぶりの披露となった。

Some said it was an old legend lost to the past 🤔

But finally, seven years later the @JohannZarco1 backflip returned! 🙌#AustralianGP 🇦🇺 pic.twitter.com/EOPyzLQJhd

— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 21, 2023

★なお、今年のモトGPクラス参戦選手で優勝未経験者はシーズン開始時に9名いたが、マルコ・ベッツェッキ（アルゼンチンGP）とザルコ選手が抜けたため、現在は以下の7名となっている。
マリーニ、弟エスパルガロ、A.フェルナンデス、R.フェルナンデス、ディ・ジャンナントニオ、ナカガミ、弟マルケス。

★ザルコ選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで、次のように話した。

【モトGP初優勝の感想は？】
「ゴールした瞬間、喜びが溢れ出すと言った感じではなく、なんだかしみじみしてしまって…『出来たんだ〜』と言う感じでした。」
（※ちなみに、2022年アルゼンチン戦でアレイシ・エスパルガロが初優勝を遂げた際は、『優勝できたんで気持ちが収まりました…こんな気持は初めてです』と言った。）

【今回、優勝候補と目されてはいなかったが…】
「本当に嬉しいですよ…やっと優勝できたんですからね。
信じられないようなレースだったし、ここで勝てたって言うのがまた格別でね。
久しぶりの感触ですよ…もうちょっとって所まではいくものの、常に何か足りなくって…今日は上手くいきました。どんなに時間がかかっても、優勝できないよりは良いでしょ。
今回は土曜日に長距離レースの方をやることとなり…多分、日曜日だったら難しかったかもしれませんよね。」

【最後の『祝バク宙』は26才の時で、今回は33才…】
「『大丈夫、やれる』って思ったんで…6年ぶりだったからイマイチだったけど、でも、きちんと着地できたでしょ。」

【今回のレースについては？】
「全力を尽くし、チャンスを最大限に活用して…僕にとってのビッグレースになりました。
優勝のことは考えてなかったけど、フィリップアイランドのコースは特別ですからね。」

★なお、今年8月にドゥカティプラマックからホンダLCRへの移籍が公表された際、ザルコ選手は次のように話していた。

「まるで明日すぐに移籍するみたいな感じで話題にされてしまって…まだシーズン半ばなんだから、勝利への道を模索していなかいと。」

（参照サイト：『Moto.it』）

バニャイア2位で満足してるのは…強がっているのか？って話は、note『2023 日本GPまとめ』でどうぞ！