『エスパルガロ:世界は争いや汚職に満ちているのに、若造の悪気ない一言が批判される』
★12月5日頃、ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック、25才)がスペインのインタビュー番組『El Horminguero』に出演した際、以下のような差別発言があったとして問題視されている。
★アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー、34才)はマルティン同様、アンドーラに居住しており、両選手は10年近く前からサーキットの内外で親しくしている。
★アレイシ選手がマルティン選手を擁護するため、マーク・マンソン著『その「決断」がすべてを解決する』の一部を参照しつつネットに次のように投稿した。
(※全世界37カ国で出版されたベストセラー自己啓発書で、幸せな人生を送る秘訣は大切なものだけを選択し、シンプルに生きることだと説いている。)
《あらゆる階層の人間が同時に、『自分達は不当な犠牲を強いられている』と感じているなんて…人類史上初めてのことだろう。
皆が皆、自分自身の胸に道徳的な怒りを抱えて生きている。
この世界は、最高レベルで統治している者達による争いと貧困、汚職に満ちている。
しかし、怒りを買い、騒ぎ立てられているのは、バラエティー番組で『若造』が悪気なく言った一言の方なのだ。》
Nuestro mundo esta lleno de guerras, pobreza, corrupción de los que gobiernan a más no poder, pero con lo que más ruido hacemos y nos indignamos es porque un "niño" suelte una frase hecha sin maldad alguna en un programa distendido y hasta cómico de la tv. 🙌👌 pic.twitter.com/DocC6PrUBw
— Aleix Espargaró (@AleixEspargaro) December 8, 2023
★また、同件を特に問題視しているのがマット・オクスリー氏やサイモン・パターソン氏など英国人ジャーナリストであることについて、某ファンとアレイシ選手の間で以下のような対話もなされた。
某ファン
《一番騒ぎ立ててるジャーナリストは@matoxleyと@denkmitだけど、君に直接リプライしないのはアプリリアの無料ホスピタリティを出禁にされてしまうからでしょ!
こう言うモラル運動家らをボイコットする時が来たぞ。ちょっと口が滑れば、血を求めてやって来るぞ。》
アレイシ・エスパルガロ
《ボイコットするようなことじゃないけど…まぁ、彼らはスペイン語が母国語じゃないから、大きなミスを犯してしまったんじゃないかな。
つまり、状況を100%理解することができないのでしょ。》
Its not about to make a boycott, but imo they make a big mistake as they are not native spanish so they cant understand the full situation! https://t.co/j3bm7Cxgfb
— Aleix Espargaró (@AleixEspargaro) December 8, 2023
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
アプリリアは技術パッケージはトップレベルなのに、上手く使いこなせない……って話は、note『2023 マレーシアGPまとめ』でどうぞ!
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暴言を吐く・手を出す。
この2人には相共通するモノがある。
なるほどお兄ちゃん
大人は怖いね
人類は幼い。
日本とはかなり温度差がありそうね
ジェンダー問題自体が日本はかなり遅れてるからなぁ
DUCATIが1番恐れてるのはプラマック含めたスポンサー対応やろうね
オクスレイ氏もピーターソン氏も余計なことしたね たまにというかよくふざけたツイート見かけるから 飲んでたのか?
キリスト教圏の思考が世界的に広がっているから日本人的には追いついていないけど
母国偏愛と〇〇ハラスメント性別差別は日本の文化思想だから
マルティンにとって最悪な支援発言者ですね。
この手の炎上を鎮めるのは、発言の重大さを認識し、反省し、しかし差別の意図なく偶発的に出てしまったことへの理解を求めるのがいいと思いますけどね。
それを問題をすり替え、矮小化し、問題視するものを攻撃するなんて収まる物も収まらなくなるでしょう。
窮屈な世界になりましたよね…
本人の意図とは違う事で訳も分からず責められる…
暴力的な格闘技とかだったらOKだけど、他はダメだとか基準がわからん。
血気盛んな若手がチャンピオン目指してギラついてるんだから、頑張れって応援してあげても良いのにね。
スペイン語を話す者です。
私見ですが、「彼らはスペイン語が母国語じゃないから、大きなミスを犯してしまったんじゃないかな。」の部分の解説を。
ホルヘが使った表現は、”Marica el último”
直訳すると「最後(最下位)のオカマ」。
Marica (Maricón)っていうのは、すごく下品だけど、日常会話で普通に使われている表現です。日本語で言うとダセーとかクソとかそんな感じ。もうちょっと強い表現かも知れません。慣用表現なので、そこには元々の「オカマ」っていう意味は含まれていません。
若者は親しい友達同士でフランクに使うし、スペイン語話者の誰もがその意味を理解していて、普通は「同性愛者呼ばわりされた!同性愛者を馬鹿にした!」っていう反応にはならないと思います。せいぜい「テレビで下品な表現をつかうな」くらいのことじゃないかと。
もしスペイン人がこれを問題にしているとしたら、元々この慣用表現が気に入らないポリコレ思想の方々が、テレビでうかつに使ってしまったホルヘをやり玉にあげている。という図式ではないでしょうか。
本当にくだらない。口うるさく口汚い英国ジャーナリスト共は、BSBだけ取材してりゃあいい。英国人ライダーなんてGPクラスでは0人、他クラスでも数えるほどしかいない。
なんか問題発言もそうだけど、遅いライダーを小馬鹿にした発言は見下げるなぁ。だって本人の能力だけじゃ前を走れないことは痛いほど知ってるだろうに。それでも一緒に世界を回ってる仲間として尊重してほしいですね。