モトGP新オーナーが、マルケスのドゥカティ継続を希望

『モトGP新オーナーが、マルケスのドゥカティ継続を希望』

★5月10〜12日、フランスGP（ル・マン）が行われた。

★決勝の上位リザルトは以下のとおり。

優勝ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック、2024年版マシン）
2位マルク・マルケス（ドゥカティグレジーニ、2023年版マシン）
3位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2024年版マシン）
4位エネア・バスティアニーニ（ドゥカティファクトリー、2024年版マシン）

★決勝のファーステストラップは以下のとおり。

首位エネア・バスティアニーニ（1’31.107）
2位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（1’31.403）
3位アレイシ・エスパルガロ（1’31.447）
4位マルク・マルケス（1’31.463）
5位フランチェスコ・バニャイア（1’31.531）
6位ホルヘ・マルティン（1’31.557）

★現在の総合順位は以下のとおり。

首位ホルヘ・マルティン（129ポイント）
2位フランチェスコ・バニャイア（-38ポイント）
3位マルク・マルケス（-40ポイント）
4位エネア・バスティアニーニ（-40ポイント）

★上記4選手のうち、2025年の去就が決まっているのはバニャイア選手だけである（ドゥカティファクトリーと2年契約更改済み）。
そして、そのチームメイトの座は、現在、バスティアニーニ/マルティン/マルケスの3選手で争っている。

★決勝後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏（ゼネラルディレクター）が、イタリア衛星放送『SKY』のインタビューで次のように話した。
（※なお、同インタビューは中継によるもので、バスティアニーニ選手も聞いていた。）

【2025年に向け、バニャイア選手のチームメイトは誰になりそう？】
「選択は難しいでしょう…皆、調子が良いですからね。
チャンピオンライダーたる者、プレッシャーに耐えてみせなければ…まぁ、その点について、うちの選手らに問題はないでしょうけどね。
皆、タイトルが取れるレベルの選手なんですから…実際、これまで取ってきてますしね。皆、実力は十分に証明済みですから。」

【ファクトリーに選ばれなかった選手は、他のシートを探さなければならないが…】
「選手らへの礼を尽くすためにも、早々に決めるつもりです。
全員、懸命に取り組んでいるのだから、将来に向け、他のチャンスを逃させるわけにはいかないでしょ。
とにかく、難しい選択ですよ。」

★なお、プラマックチームはドゥカティとのプライベーター契約をもう2年更改できるオプションを持っているが、いまだ確定させておらず、現在、ヤマハと交渉中である。
そして、信頼できる情報筋によれば、ヤマハとの契約が既に締結されているとのこと。

★マルティン選手については、ドゥカティファクトリー昇格が叶わなかった場合、KTMがオファーを出す姿勢でいる模様。
マルティン選手はもともとKTMからモトGP昇格するはずだったうえ、現在、KTMファクトリーのチームマネージャーことフランチェスコ・グイドッティ氏とは既にプラマックで組んだことがある。

★また、モトGPの新オーナーである『リバティ・メディア』は、注目度の高いマルケス選手が、現在の最強マシンであるドゥカティ機で参戦し続けることを希望している。

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）