MotoGP

中上貴晶『本来なら僕はトップ5〜6を戦える』

『ナカガミ:本来なら僕はトップ5〜6を戦える』

★10月25〜27日、タイGPが行われる。

★9月19日(木)、タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)が、伊記者レネー・ピエロッティの15分インタビューで次のように話した。

【貴方は事故も少なく、正直なところ、実際のリザルトより遥かに強い選手だと思うのだが…貴方自身は、どう思う?】
「僕もそう思います。なんて言うか…やはり、このスポーツにはマシンのパフォーマンスと、選手のパフォーマンスと言うものがあるじゃないですか。
例えば、戦闘力の超絶高い選手が、それほど強くないマシンに乗った場合…真の速さやリザルトは、分かりにくくなってしまいますよね。
僕のポテンシャルは、実際に出しているリザルトより高いものだと…僕は、そう理解しています。とは言え、残念ながら、こう言うのもレースの一部だから。
ここ2年ほど、ホンダはちょっと厳しい状況の中で戦ってますからね…2018〜2021年までのホンダは最良メーカーだったし、選手が良い操縦をしていれば、わりにたやすく好リザルトを出せたんです。
ところが、2022年から道に迷い、ホンダが苦戦するようになって…2023年や2024年は、どんどん難しい状況になっていきました。
本来ならば、僕はもっと上位にいたはずだし…まぁ、トップライダー陣ではないとは言え、万年15位の選手ではないと言っていいでしょう。」

【では、貴方の真のレベルはどのぐらい…?】
「戦闘力の高いマシンに乗ったなら、少なくともトップ5〜6は戦えると思います。」

【今年、ホンダ機は改善されてきているの?】
「1月から現在まで、改善されてきてますよ…と断言したいところなんですが、実際は小さな改善は見られるものの、カタール開幕戦から現在に至るまで、ほぼ同じ状況なんです。
20位から10位に上がれるほどではないですね。15位で1ポイント獲得するのさえ、毎回難しいんだから。
実際のところ、マシンは改善されてきてるんですが、ただ、ギャップが大きすぎますからね…今はちょっと接近してきてるけど、でも、ちょっとだけでしょ。
だから、はたから見て、『改善されている』とは言い難いでしょうね…とにかく、リザルトが変わらないのだから。」

【去年、マルク・マルケスがホンダ機の弱点をカバーして走っていたの?】
「マルクを引き合いに出すのはフェアではないでしょう…とにかく、ベストライダーの1人なんですから。
驚異的な才能で…確かに転倒は多いけど、転倒の回数を思えば、ケガは少ないじゃないですか。まぁ、大ケガはしましたけどね…でも、速い走りができてるし、才能もメンタリティも破格ですから。
だから、マルケスを引き合いに出しても比べようがないんですよ…どれだけ強いかは良く分かってますから。誰と比べたって、0.5〜0.6秒速いんですからね。
普通の選手とは比べようがないんですよ。」

[ 後半に続く ]

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

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