バニャイア『双方のミス』vsビニャーレス『どちらのミスでもない』

『バニャイア：双方のミスvsビニャーレス：どちらのミスでもない』

★11月15日（金）、バルセロナGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー）が、午前セッション（FP1）7位、午後セッション（PR）首位だった。

★午前セッションのスタート練習後、低速走行中にアウト側から高速のヴィニャレース選手に抜かれた際、転倒した。
バニャイア選手は起き上がり、ヴィニャーレス選手に向けて、不快ジェスチャーでを送っていた。

★金曜セッション終了後、バニャイア選手がイタリア『SKY』のインタビューで次のように話した。

【本日のセッションについては？】
「序盤、1本目のリアソフトがツイてなくって…パンクしちゃったんですよね。周回を重ねるごとに、どんどんグラついて…パンクしてるとは思わなかったんですよ。
それでミディアムに替えなければならず…残念ですよ。あのタイヤで、もっと走り込みたかったのに。
さいわい、タイムアタックの際に履き替えたのが、ミディアムとは比べ物にならないぐらい良くって…嬉しかったです。
やるべきことをやり、良い仕事ができました…改善されたんでね。」

【路面コンディションについては？】
「5月の時とはグリップが異なり…気温のせいだけじゃなく、グリップ自体の問題みたいで。いつもより滑りやすいんで、注意が必要なんです。
全体的には、今日の作業には満足してます。フロントハードは試せなかったけど…あのタイヤで速くなってた選手が何名かいたんで、明日は集中して作業してみます。」

【午前セッション後のスタート練習で、ヴィニャーレス選手に抜かれた後に転倒していたが…】
「スピンして、スタートに失敗してしまって…第1コーナーにゆっくり差しかかって行ったら、マーヴェリックがアウト側から抜いてきたんで、動きがぶれてマシンが切れ込んでしまったんです。
脇腹を強く打ってしまい…想定外のことだったから、ちょっとムッとしてしまって。まぁ、双方のミスが重なった結果ですね。避けることもできただろうから。
僕もあんな所に居ないで、脇に寄って走ることもできたんだし…ただ、スタート練習であんなことが起きるとは思ってなかったもんですから。」

😱 @PeccoBagnaia locked the front as Maverick was passing!

That's a crash during the practice start session for the title challenger 💥#SolidarityGP 🏁 pic.twitter.com/RBqgwmtErG

— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 15, 2024

★ヴィニャーレス選手のコメント。

【スタート練習時のバニャイア選手との一件については？】
「どちらかのせいと言うことではないと思います…結局、スタート練習の時は下降デバイスを解除し、遅めのブレーキで第1コーナーに入って行くものなんだし。
ペッコがコース中央で低速走行をしてるのは見えてました…なんで、あんな走りをしてたんだか。僕は避けようとアウト側に寄り、2台分のスペースを空けて走ったんです。そんなに接近してはわけじゃないですよ。
でも、（バニャイアが）転倒してたんで、接触でもしたのかと思って…その後、映像で確認したら、ちゃんとスペースは取れてました。
多分、驚いてフロントブレーキに触れてしまい、フロントタイヤがロックされたんでしょうね。かなり珍しい出来事だったけど、ただの事故でしょ。たまにあるんですよね。特に問題はないですよ。」

【バニャイア選手は、アウト側から抜かれるとは思ってなかったと…】
「イン側から抜くのは無理でしょ…。」

★なお、ヴィニャーレス選手は午前セッション8位、午後セッション6位だった。

（参照サイト：『Gpone』）
（参照サイト：『Corse di moto』）