『ニエト:ファクトリー争いはマルケスよりエネアに負けた時の方が痛かった』
★2024年のモトGPのタイトル争いは、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)とホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)が戦い、マルティン選手が勝利した。
★2025年にマルティン選手はアプリリアファクトリーから、また、プラマックチームはヤマハのプライベーターとしてモトGP参戦する。
★タイトル獲得後、マルティン選手が次のように話した。
【バニャイア選手とのタイトル争いで、結局、ドゥカティからのメーカーオーダーは一切なく…】
「ドゥカティには感謝してます…うちが不利になるようなことは、一切なかったんですから。こうなるとは誰も想像してなかったでしょう。
シーズン終盤にはなにか起きるだろうって…誰もが信じてたんですからね。ところが、(ドゥカティ側が)寛容な姿勢を取ってくれて…あれは称賛すべきですよ。」
★最近、プラマックチームのフォンシ・ニエト(45才、ライダーパフォーマンス・ディレクター)が、ライブショーで次のように話した。
【タイトル獲得までの道のりで、もっとも大変だったのは…?】
「2回あって…1回目はポルトガルでの転倒ですね。
2回目はバスティアニーニがファクトリー昇格した時ですよ。マルケスの昇格が決まった時より、そっちの方がダメージが大きかったから。
ホルヘがあんな走りを披露してたの、なぜバスティアニーニの方を取ろうと思ったのか…。」
【マルケス選手の時も、マルティン選手の方が有利だと思われていたが…】
「ただ、相手はマルク・マルケスですからね…理由ははっきりしてるでしょ。8回タイトル獲得のチャンピオンライダーで、しかも、野獣なんだから。
とにかく、今年のホルヘには大満足ですよ…ドゥカティ機に乗ったマルケスや、2回タイトル獲得のバニャイア相手にトラック勝負で勝ったんだから。
ホルヘは2人とも倒してたでしょ…しかも、一騎打ちでね。」
【マルケス選手がドゥカティ陣営に入って、プラス面もあったそうで…】
「たとえ家でTV観戦してるだけでも、常に頼りになりますからね(笑)。
(ドゥカティ陣営で)テレメータのデータを共有できるじゃないですか…まぁ、マルクの乗ってたマシンはホルヘのよりも戦闘力が若干劣ってたけど。
とにかく、(マルケスの)ブレーキングって獣じみてるんですよ…データを見る度にしょちゅう、『1周丸々、どうやってこんな走りができるんだろう…』って不思議でねぇ。
例えば、雨の中、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を作動させて4輪車を運転する感じって分かります?
マルクは何もなしで、それをやってのけるんです。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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言われてみれば、此処2回連続してファクトリー入り争いでグレジーニの後塵を拝した訳で。
しかも、不可解(ニエト氏のイメージ)な選定で。
陣営離脱の一因も、この辺りが有ったのでしょうね。。。
マルティン本人がマルケスと自分の走りが似てるみたいなこと言ってたから
ある程度参考にはなったのかなマルケスデータ
長年マルケスのデータ見てきたクラッチローも散々言ってたけど本当にテレメトリ見ると異常なことしてるんだろうね
来年からはメーカーが変わるから
両者ともに相手の最新データはアクセスできなくなるのがどうなるやら
良くも悪くもマルケスは話題になるから取り上げられることも多かったけど、言われてみればバスティアニーニに負けたことも何故?って思うよね
そう考えると、マルティンが二人に負けたのは走り以外の部分(バスティアニーニはセカンドとしてのバニャイヤとの相性、マルケスは記事にあるような過去のタイトル数と影響力)が大きかったのかなぁ
マルケスが途中でいなくなってしまった2022年シーズンは、あまり記憶に残ってないんですよね。まだミラーがドカワークスだった時代。
クアルタラロに次いで、優勝4回でランク3位のバスティアニーニが、優勝無しでランク9位のマルティンを退けてドカワークス入りしたのは順当に見えます。
しかし2023年シーズン早々、バスティアは怪我を負いランク13位に終わる中、後半からマルティンが覚醒。一気にランク2位へ。
そして激動の2024年シーズンへ。なんだかタイミングが合ってなかったように見えますね。
今思えばプラマックでも劣化のないマシン提供なら残留もありだったかもしれないですが、サラリーは抜群に増えたはずでもあり、先のことは本当にわからないですね。
絶対見れないのでしょうが、マルケスのデータ見てみたいな。
バスティアニーニとファクトリー争いをした年はマルティンは転倒が多く、重傷で長期離脱もあった。だからそれ以降マルティネーターなんて言い出した位だ。
タイミングや相手が悪かったとしか今更言えない。