
『クアルタラロー:ミスなしで限界ギリギリの走りができるなんて…久しぶり!!』
★4月12日(土)、カタールGPのモトGPクラスでファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が、予選3位、スプリント5位だった。
★第1ラップは3位を固持したが、第2ラップでフランコ・モルビデッリに抜かれ、最終ラップの最終コーナーでフェルミン・アルデゲルに抜かれた。
★スプリント後、クアルタラロー選手が次のように話した。
【今回のスプリントについては?】
「今日は良かったですねぇ。全力で頑張ったけど、あいにく、最終ラップではフロントが3回も流れそうになって…。最終コーナーなんて最悪でしたよ…フェルミンに容易に抜かれてしまって。
とにかく、今日の出来には満足して良いんじゃないんですか…明日は、好ペースが再度出せることを確認しないとね。」
【モルビデッリ選手を抜き返そうとしてたようだが…】
「遠すぎました…ハードブレーキングをどれだけ遅めにしても、彼の加速について行くことができなかったんで。」
【アルデゲル選手に抜かれた時は…?】
「後ろから圧を感じたんで、プッシュしまくってたんですが…でも、実はフランキー(モルビデッリ)がちょっと苦戦してるようだったんですよ。
うちのエンジンはドゥカテイよりパワーがないのに、彼の後追いをすることができてたんで。とは言え、全然離れてましたけどね。
うちはパワーとエアロダイナミクスとグリップが足りないんですよ…だから、オーバーテイクは厄介なんです。」
【しかし、予選では3位となり…】
「上手く走れるだろうとは思ってたけど、あそこまで上手くいくとは思ってませんでした。ミスなしで限界ギリギリの走りができるなんて…久しぶりですよ。
ヤマハ機はカタール向きなんで、今回はフル活用していかないと。1周タイムがこんなに速いなんて、滅多にないことなんだから。去年より1.2秒も速いなんて…もう最高ですよ。
スプリントに向けて、どこでプッシュして、どこで温存するかを色々と考えておいたです…うちは他のメーカー機よりタイヤを消耗してしまうんでね。」
【日曜決勝に向けては?】
「今日みたいには行かないでしょうね…タイヤがタレるまでは大丈夫だけど、タレてしまったらどうなるか…。
とりあえず今日の結果に満足して…もしかしたら、サプライズがあるかもしれないし。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
スプリントレースは本人も観ていても楽しそうに感じるレースでした。
>パワーとエアロダイナミクスとグリップが足りない
これんな戦闘力不足のマシンであんな結果を出してるクアルタラロを応援せざるを得ないです。愚痴や文句も多いけど(苦笑)
ベストバランスにはまだ遠いがさすがのタレント。
得意な区間を上手く活用して、本戦も食らいついて欲しいですね。