
『マルケス:戦略は完璧だったのに…アルデゲルは酷いことを言われてたから良かった』
★5月9〜11日、フランスGPが行われ、モトGPクラスのアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が予選3位、スプリント2位、決勝はリタイアした。現在、総合2位(−22ポイント)。
★決勝は第21ラップで3位走行中にハイサイド転倒し、再スタート後は6位に就いたが、第24ラップで再度転倒した。今年初の0ポイントレースとなった。
★決勝後、アレックス選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【決勝でのタイヤ戦略については…?】
「僕は完璧だったと思ってます…別の戦略を取った選手が勝ったとは言え、現在の総合順位からすれば、うちは完璧な戦略でした。
ザルコは大きなリスクだったわけで…また雨が降ってなかったら、ポイントさえ取れてなかったでしょ。
タイトル争いをしている時は、きちんとリスク管理をしていかないと。ザルコは僕らの中で一番上手く乗り切ったけど、うちは全てをタイミング良くこなしていたし、ルールもきちんと分かっていたんで。
今後のために、もっと学んでいかないとね。」
【転倒については?】
「けっこうキツいです…あと少しでゴールだったのだから。初転倒でねぇ。
リズムは良かったけどフィーリングがイマイチで、減速しようと思ってました…フロントブレーキを早めに緩めたら、リアが流れてしまって。
やっちゃいけないことの1つなんですけどねぇ。もう1つは僕のミスです…マシンが完全に曲がってしまってたんで、慣らしていくことができず…6位を逃してしまいました。
7〜8位ゴールでも、ポイント的には最後に役に立ってくれますからね。」
【チームメイトのフェルミン・アルデゲルが初表彰台を獲得していたが…】
「良いレースをしてましたからねぇ…ウェットでも速かったし。
良かったと思いますよ。これまで酷いことを言われてたんだから…たった2戦走っただけで、皆から『もう辞めた方が良い』なんて言われて。
ルーキーだって言うのに…ルーキーのことは、もっと温かい目で見守ってくれないと。20才の選手がモトGPに昇格し、今、それがどんなものか理解してきて…今週末は超速で、ベストリザルトを叩き出したんだから。」
【兄マルク選手との関係はどう?】
「5分ほど前に会いました…『落ち着いて走ってたんじゃない』って言ってくれました。
僕のことを一番気にかけてくれてるのは兄だし、今、こうして兄弟でタイトル争いができてるなんて…僕は嬉しいです。
兄はこう言うコンディションが得意だし、僕は兄から学ぼうと思ってます。今のところ、失うものより得るものの方が多いですね。
このまま成長していければ良いんですが。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(2025/05/19 20:55:00時点 Amazon調べ-詳細)