MotoGP

バニャイア『2025年機だと、今週末の弟マルケスのような走りはできない…』

『バニャイア:2025年機だと、今週末の弟マルケスのような走りはできない…』

★6月27〜29日、オランダGPが行われ、モトGPクラスのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が予選2位、スプリント5位、決勝3位だった。現在、総合3位(−126ポイント)。

★決勝後、バニャイア選手がイタリア『SKY』で次のように話した。

【3位では、やはり、満足できないようで…】
「僕は常にもっと上を目指す方なんで…今日の3位と比べると、アラゴン3位の方が受け入れやすいですね。
本来なら、今日ももっと速かったはずなんですが、思うようにプッシュできず…本当に残念です。
本格的にレース体勢に入れたと思った時は、もう遅過ぎで…前の選手に接近することが全然できないんですよ。接近するにはリスクが大きすぎて…そうなると、何も得られない結果になってしまうでしょ。」

【具体的には、どんな風に苦戦しているの?】
「かなり複雑な状況なんです。2025年機が複雑なマシンだと言うことは周知の事実だし…アッセンもムジェッロも低速レースで…まぁ、それは良しとしましょう。
問題はコーナー進入の際、あるやり方で曲がろうとすると、序盤の数ラップはハードブレーキングの進入時にマシンに限界が生じてしまい…まずは、それが最初の壁なんです。
その後ははけっこう速い走りができるんですが、とにかく、序盤7ラップぐらいは(安定した走りを)繰り返すことができないんです。序盤3ラップは戦闘力がけっこう高いのに、すぐに落ちてしまい…でも、その後、また速く走れるようになるんですよ。
ムジェッロでもここでも、好ペースは出せてたんです…いや、今回なんかは優勝争いの可能性もあるほどだったのに、力を発揮できないんですよ。いつでもどこでも全力で頑張っているのに…。
今年に入ってから今日に至るまで、ずっと解明できずにいるんです…とにかく、腑に落ちないし、受け入れがたい状況なんです。
レースウィーク中ずっと最高の作業をし、レース本番でも最速だってところを証明しているのに…ずっと同じ順位のまま、前の選手に0.5〜0.6秒引き離されてるんです。
残念ですよ…去年の自分のポテンシャルは分かってるのに、今年のマシンだとそれが出ないんだから。」

【この2年間、貴方はここでファーステスト首位を記録しているが、去年は1分31秒8で、今年は1分32秒2だった…】
「路面コンディションは同じです。グリップもタイヤもも同じだったけど…今年のマシンで僕は、今週末のアレックス・マルケスのような走りはできないんですよ。
マルクだって苦戦気味だったでしょ…後ろから見ていて、そう思いました。それでも優勝できたのは、マルクの方が操縦が上手かったからでしょうね。
うちはブレーキをかけたらタイトに進入し、長めの走行ラインで何度も止めながら走らなければならないんです。
去年のリズムを取り戻せるよう、現在、分析してるところなんですが…スプリントも決勝も去年よりも遅くなってしまったのは、今回が初めてじゃないんですよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)

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POSTED COMMENT

  1. スライドキング より:

    セカンドライダーとしてはこんなもんで十分じゃない?
    昨年のバスティアニーニと比べてもさ。
    同じマシンでより上手く扱えるからマルクが勝ちまくっていて、エースなのよ。だから君はセカンドなのよ。
    エースのマルクのチャンピオンシップ争いの相手に対してサポート出来る位置でレースも出来てるし、マルクが転けたら優勝すれば良いじゃん。
    来年も契約あるから頑張って務めなさいな。身に余る野心を持ってもしょうがないよ。

  2. マラカスタンタン より:

    素直にマルクの方が速いと認めてる事は
    いいんでないでしょうか。

    問題は来年も、このマシンなんだから
    バニャイアは、どうするんだろうね。

    マルケスに走り方、教えて貰ったら?

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